『でっかい青春』( でっかいせいしゅん )は、東宝制作、テアトル・プロ共同制作によって日本テレビ系で1967年10月から1968年10月にかけて放送された学園ドラマである。『これが青春だ』に続く東宝青春シリーズの第3弾。ただ、当初は主演の竜雷太の役柄は高校の教員ではなく市役所の体育振興係の職員という設定だった。『これが青春だ』に引き続き竜雷太が主人公を務めた。本作では巌雷太役で、海東市に新設された体育振興係職員としてやってきたスポーツ万能の青年。町の不良たちを集めてラグビーののら犬チームを作り若者たちを鍛え、海東市の体育振興に尽くしていく。放送直前の10月6日に記者会見発表があり、配布された記者会見発表資料によれば、「町中にスポーツを奨励し、そのなかで現代の世の中に欠けている連帯感や根性などを若い人たちに教え込もうと努力していくもので」、テーマは「勇敢な社会人を作れ」「肥ったブタになるな」だった。しかし、次第に海東高校の女教師・高見の相談役として高校の生徒たちと交流していくようになり、後半には海東高校の代用教員になり体育の教師として活躍する。『青春とはなんだ』以来のプロデューサー岡田晋吉の証言(『青春ドラマ夢伝説』日本テレビ、2003年)によれば、学園物を2作続けたためにネタ切れとマンネリを恐れて新規軸としての市役所職員としての設定だったが、中高生を中心とした視聴者には受けず、会社側からも学園物に変更するようにと厳命があり、後半の第21話から海東高校教員となり体育部長にすることにしたという。結局、視聴率も回復し手堅いヒット作となった。メインのスポーツが青春学園シリーズ第2作『これが青春だ』のサッカーから第1作『青春とはなんだ』の時のラグビーに戻り、次作の『進め!青春』で再びサッカーに戻るなどシリーズでのラグビー、サッカーが交互に扱われるというパターンが定着した。ただし、再開したシリーズでは、『飛び出せ!青春』はサッカーで『われら青春!』がラグビーという順番になった。後半から高校を主舞台にするようになったことにより生徒役が増えたため梅田智子、菊容子、中沢治夫(のちの剛たつひと)、大谷直(ただし前半はラグビー部員などの別役で出演)らが参加し、活躍することになる。彼らはその後の『進め!青春』、『炎の青春』などでも引き続き生徒に扮した。特に中沢治夫は『飛び出せ!青春』にも剛達人という芸名に変えて生徒役として活躍した。本人によれば、中沢治夫で出演するつもりでいたところ、プロデューサーによって剛達人と芸名を付けられていたという。
出典:wikipedia
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