ジェイアールバス関東長野原支店(ジェイアールバスかんとうながのはらしてん)は、群馬県吾妻郡長野原町にあるジェイアールバス関東の営業所である。1935年に「鉄道線の先行」という使命を持つ省営バス吾妻線として、渋川 - 真田間・上州大津 - 上州草津間を開業したのが始まりである。その後、国鉄長野原線(現:吾妻線)の開業と共に、その使命は「鉄道線の培養」という使命に変わっていった。沿線に日本有数の温泉場である草津温泉があり、観光客の利用が多い志賀草津高原線を担当していることもあり、国鉄バスでは数少ない黒字営業所であった。鉄道と完全並行の渋川線は全廃となり、他の路線についても短縮や他社への移管などが行われた現在でも、草津温泉への観光客輸送における鉄道とバスの連携体制は際立っており(詳細は当該項目を参照)、「鉄道線の培養」という使命は些かも失われていないといえる。系統詳細は当該項目を参照。2010年8月末現在、長野原支店の一般路線車は全車がハイデッカー車である。高速バス格下げ車両が多く、一部元貸切車も在籍している。東名ハイウェイバスで使用していた強馬力仕様の三菱ふそう・エアロバス (U-MS821P) をはじめとして、ハイデッカー高速車ばかりが一般路線に運用されている光景は、他の観光地のバス路線でもなかなか見られない。この独特の車輌配置については、当支店の路線が山岳路線であることや、観光主体という面もあり、乗客へのサービス向上を図る目的であること、また、立ち席が認可されていないことによるものである。路線に転用された車輌でWC付の車両については、経年車はWC閉鎖、車齢の若い車はWCをリサイクル利用することから撤去して座席を増設してある。また、2000年に一般路線車として新車で導入された車両も、ハイデッカーのエアロバス (KL-MS85KS) である。中型車は2台が在籍し、自治体からの受託によるスクールバス運用や、廃止された鹿沢線や花敷線の末期にも使用されていたが、2009年5月をもって廃車・転出により配置が無くなった。高速車は、「上州名湯めぐり号」用にいすゞ・ガーラが在籍しており、Gシートを装備した車両については、東京支店への管理委託扱いとなっていた車両も含めた全車両が当支店の所属となっている。2000年から2003年にかけては三菱エアロバス (KL-MS86MP) が高速車として数台配置されたが、一部の車両は4年ほどで一般路線車に格下げとなっている。また、Gシート車両への置き換え過程で比較的若い車両が東京支店や土浦支店、水戸支店などに移籍している。この他に、三菱ふそう・ローザ改造のボンネットバス2台を含む小型車3台が草津町循環バス用に、マイクロバス2台がスクールバス用に在籍しているほか、大型貸切車は6台が在籍している。なお、他の支店からの転入や格下げ車が多いものの、平均車齢はさほど高くない。
出典:wikipedia
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