『日本音楽コンクール』(にっぽんおんがくコンクール)は、毎日新聞社と日本放送協会(NHK)が主催する日本のクラシック音楽のコンクールである。日本国内における権威と伝統のある音楽コンクールのひとつに数えられ、若手音楽家の登竜門として知られる。本コンクールは、日本における最も伝統ある音楽コンクールである。審査員は日本国内の著名な音楽家・演奏家が名を連ねる。ピアノ部門は27歳以下、声楽部門は35歳以下、その他の部門は29歳以下である(作曲部門のみ年齢制限がない)。コンクールの本選会の模様は、後日、作曲部門を除きNHK教育でテレビ放映され、また別日にNHK-FMにおいても放送される。また毎日新聞の紙面上において後日、詳細な審査結果が公表される。本選会の賞金は、第1位が60万円、第2位が30万円、第3位が15万円である。本選会の優勝者(最高位)には、作曲部門以外は毎年3月に開催される「受賞者発表演奏会」への出演資格が与えられる。1932年、時事新報社(現在の産経新聞)の主催により「音楽コンクール」が発足し、その後一時を除き毎年開催されている。当時の本選会会場は日比谷公会堂であった。第6回(1937年)より主催者が毎日新聞社となり、また第13回(1944年)では戦争の激化の影響(敵性語排除)もあり、一時大会名が「音楽顕奨」に変更される。1945年に予定されていた第14回は戦後の社会情勢の混乱もあり、翌年(1946年)に延期され、また、大会名も「音楽コンクール」に戻された。なお、1946年は春と秋の2回開催された。第18回(1949年)より、コンクールの大規模化への対応および、知名度の上がりつつあるコンクールの質を更に高めることを目的としてNHKが主催者に加わると同時に予選と本選の全国中継が始まった。第51回(1982年)より、コンクールの名称を現在の「日本音楽コンクール」に改称。第62回(1993年)より本選会の会場が東京芸術劇場に変更される。第67回(1998年)より、本選会の会場が現在の東京オペラシティのコンサートホール・タケミツメモリアルに変更される。第72回(2003年)より本選会に「聴衆賞」(聴衆が最も良いと判断する1名を選択し投票)が新設される。本コンクールは、予選会と本選会からなる。演奏部門は2回(ピアノ・ヴァイオリン部門のみ3回)にわたる公開の予選を行い、各部門ごとに本選出場者を決定する。一方、作曲部門の予選は楽譜によって非公開の審査が行われ、本選会への出場者が決定し、本選会において実演奏が行われ、優勝者を選定する。本コンクールの審査部門には、毎年審査対象となる部門(4部門)と3年に1度審査対象となる部門(6部門)がある。尚、演奏部門については、本選会課題曲は年度により「複数から選択」もしくは「1曲指定」の違いがあるため注意されたい。また、かつて第51回大会でサクソフォン部門が開催された。本コンクール本選会には第1位から第3位までの順位とは別に、下記の賞が設定されている(第77回現在)。
出典:wikipedia
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