恵比寿鉱山(えびすこうざん)は、岐阜県中津川市(旧:恵那郡蛭川村)にあったタングステン・ビスマス鉱山である。エビス鉱山とも表記する。鉱山名の起源は、所有者であったエビス電球株式会社に因むという。隣接する遠ヶ根鉱山と共に恵那地方の代表的な鉱山である。黒雲母花崗岩及び石英斑岩に存在する気成鉱床及び熱水鉱床である。主要鉱物は、灰重石、鉄重石(鉄マンガン重石)、トパーズ、輝蒼鉛鉱、自然蒼鉛、泡蒼鉛、方解石、錫石、輝水鉛鉱、水鉛華、蛍石、硫砒鉄鉱、黄銅鉱、黄鉄鉱、モナズ石を産出する。主要な鉱床は、みなと(湊)、本山、秋山の3か所である。このうち、みなと(湊)、本山が戦前戦後を通じて本格的に採掘されて、秋山はほとんど未開発の状態である。鉱山閉山後、跡地では建材のブロック製造所や超合金製造工場が操業したものの、長く続かなかった。2001年(平成11年)に、最終所有者であった恵比寿鉱山株式会社から鉱山跡地5.8haが村に寄贈された。地元のアマチュア鉱物学者長島乙吉が操業中によく訪れ、産出鉱物の調査・研究を行なった。その後、鉱山の旧施設を利用して地元有志による「鉱物教室」が開講したものの、指導員の高齢化等により2003年(平成15年)に終了した。現在でも鉱山跡地には蒼鉛鉱物、モナズ石、トパーズなどを求めて訪れる鉱物ファンが少なくない。
出典:wikipedia
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