北方工業公司(・通称、中国兵器工業集団(ノリンコ、あるいはノーリンコ)())は中国最大の兵器製造企業である。1980年、当時中国各地にあった人民解放軍の兵器工廠を統合、民営化した。そのためはっきりとした前身は定かではないが、一説には人民解放軍の工場の中で最も規模が大きかったとされる奉天ではないかとされている。現在、本社屋は北京にあるが、実際の本拠地は遼寧省の瀋陽に存在する。営業機密主義を抱えているため、会社の実態は闇に包まれている。経済産業省の外国ユーザーリストに指定されている。各国で開催される銃火器・地上兵器の見本市で各社ブースへの非常に精力的な情報収集活動を行うことが知られており、近年は軍事産業以外の分野にも進出し、日本企業と合弁で環境関連産業に関わっている例もある。主に製造したのは、AK-47、トカレフTT33等の旧ソ連で使用されていた銃火器や戦車である。新たに設計した銃器はヨーロッパ等の銃器見本市に積極的に出展している。ちなみにAK製品の製造について、旧ソ連が発行したライセンスは既に失効しているにもかかわらず、無断でAK製品(56式自動歩槍シリーズ)を製造し続けており(中ソ対立の影響)、それが南米の左翼ゲリラやアフリカの民兵組織に渡り紛争を引き起こしていると暫し非難される。そのため、AKシリーズの設計主のカラシニコフ氏や設計元のイズマッシュ社(旧イジェフスク造兵廠)などが不快感を表す発言をしている。しかし81式自動歩槍のセールスが好調なため、AKの売り上げは減っている。また、アメリカの自動小銃であるM16やM4カービンのコピー品であるCQ 311シリーズも生産している。テロリストの象徴といえばAK-47であるが、近年ではハマースを初めとするイスラム過激派テロリストの自爆予告映像や軍事訓練映像、組織のロゴなどでM16が映っているケースも増えてきた。これは、ノリンコの生産するM16のコピー品「CQ」か、CQを更にコピーしたイラン、もしくはスーダンのアサルトライフルではないかと考えられる。北方工業公司の販売部は以前、アメリカ経由での中南米に、民間型AKであるノリンコMAK90スポーターを何度も密輸し、コロンビアの左派ゲリラであるFARC等に流していた。当時、追跡していた合同捜査チームが銃を押収したところ、製造番号の刻印はなく、北朝鮮製をあらわす刻印が施されていた。これらについては、販売部門の副社長が指揮を執っていた。
出典:wikipedia
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