エルムの街（エルムのまち）は、青森県五所川原市にある、複合型大型ショッピングセンター。キーテナントはイトーヨーカドー五所川原店。地域住民からは「エルム」と言われている。1992年（平成4年）に隣接する柏村にイオン柏ショッピングセンター(現イオンモールつがる柏)が開業して五所川原市の商業環境が大きく変化し始めたことに危機感を抱いた当時の地元商業界のリーダーの中三中村伸太郎会長が五所川原店の会長室に地元の商業者を集めて町の将来を考える勉強会を開いて従来ライバル意識から交流が少なかった商店主達をまとめ上げ、大局的な見地から消費者が市外へ流出するのを避けようという意識が芽生えた地元の商店主達が、市などが出資して作った第三セクターの五所川原街づくり株式会社を設立して開設した地元主導型のショッピングセンターで、かつ青森県津軽地方で最大規模のショッピングセンターでもある。しかし、キーテナントとして地元の3大百貨店の一つだった「マルキ飛島」の提携先だったイトーヨーカドーを招致したため五所川原市中心市街地の核店舗の一つだった「マルキ飛島」が閉店し、その結果、地元百貨店の「中三」が中心市街地に残った最後の大型店となって集客力が衰えて売上が激減して、創業の地であるにもかかわらず五所川原店を2006年（平成18年）1月22日に閉店するなど中心市街地の商業集積に壊滅的な打撃を自ら与える格好となった。「エルム」とは、五所川原市の市木「ハルニレ」の英語名である。専門店の詳細情報は公式サイト「ELM ショップ一覧」を参照。

出典:wikipedia