うらかわ優駿ビレッジAERU(うらかわゆうしゅんビレッジアエル)は、北海道浦河郡浦河町にある総合保養施設で、「うらかわ優駿の里公園」内に立地する。第三セクター(浦河町など出資)のうらかわ優駿の里振興株式会社が運営にあたっている。浦河町と日本中央競馬会が「馬と自然とふれあえる里」(優駿の里構想)をテーマとして、1998年4月25日に営業を開始。入浴施設・レストラン・ホテルフロントのあるウエルカムセンター、ホテルが入る優駿ロッジ2棟と、ゲート厩舎を核に、周囲に120万平方メートルを超す広大な放牧場、ゴルフ場などで構成され、乗馬などの体験プログラムを充実させている。優駿とは、すぐれた競走馬を指している。競馬ファンならずとも馬好きに一目置かれているが、近辺に道東や道南に引けをとらないような観光名所がなく、新千歳空港や札幌から車で3時間前後かかることから道外の観光客の誘致になかなか乗り出せず、収入が低迷しており経営再建途上である。市街地から離れているため、事前連絡すれば浦河(バス)ターミナル・日高幌別駅などから送迎してくれる(宿泊・乗馬利用者に限る)。また、道南バス「高速ペガサス号」が日に一往復、ウエルカムセンター前の「優駿の里」バス停発着となっている。ウエルカムセンターの左右に袖状に広がる2階建ての優駿ロッジ(ノース/サウスウイング)にツインルーム・和洋室とバリアフリールームが、ゲート厩舎に15名以上の団体客用の2段ベッド使用の8人部屋がある。ツインルームは最小で20平方メートル以上の広さ、バス・トイレはセパレート(別室)となっており、2階客室は天井が屋根状で3メートルほどの高さと、さながらリゾートホテルの造りをしている。乗馬など用に供する馬を多数飼育するほか、かつて優秀な成績を収めたサラブレッドの余生を送る場にもなっている。元競走馬、元種牡馬ウエルカムセンター3階にある大浴場。窓から見える優駿の里と日高山脈を望むことができる。日帰り入浴主体で運営されている。入浴料は大人500円(子供300円)。朝6時から夜10時までと長い開設時間が特徴。 宿泊者は滞在中無料で入浴できる。1998年の開業当初は町営銭湯「あえるの湯」として営業していたが、浦河町が町興しにと1億円以上の公金を投じて1999年にボーリング掘削に成功し、2000年1月14日から(汲み上げた温泉を加温したものを利用していると称して)「浦河温泉あえるの湯」として営業を行った。しかし、のちに源泉が近くの沢の水ではないかとの疑惑が道内のマスコミで持たれ、2006年7月、業者が契約通りの井戸を掘らずに近隣の河川付近からの地下水を引いていたことが詳細に発覚した。表面上「温泉」が湧出してから利用客が年々増加したことから、道内のマスコミや利用客をはじめ、2004年の白骨温泉を発端とした温泉偽装問題が全国へ波及する中でもあり、温泉愛好者なども運営側(浦河町)の杜撰さを大きく批判した。この年の日高地方における天皇行幸の宿泊先として内定を受けていたが、浦河町が受け入れを辞退し、宮内庁は急遽、様似町の「アポイ山荘」(AERUと同じ1998年にリニューアルオープンした)へ変更するなどの波紋が広がった。同年8月に「温泉」の基準外と認定され、以後水道水の沸かし湯で開業当初の「あえるの湯」となったが、レジオネラ菌対策も兼ねてか従来より入念な機器メンテナンス・清掃が施されるようになっている。2007年2月に掘削を受注・担当した企業らに浦河町は損害賠償訴訟を提起し、現在係争中である。AERUを内包した「優駿の里公園」は敷地面積が非常に広大で宿泊施設とともに牧場もあることから、北海道をテーマにした映像作品のロケ地としても使われている。乗馬体験のほかにも施設周辺で各種アクティヴィティが楽しめるが、施設内では以下を整備している。
出典:wikipedia
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