『ゴーストバスターズ2』("Ghost Busters II")は、1989年公開アメリカ映画。1984年公開の『ゴーストバスターズ』の続編。SFコメディ映画。興行的には成功したが、前作ほどの好評は博していない。公開当初、動員数で北米1位を獲得したが、1週間後ティム・バートン監督の『バットマン』に塗り替えられた。前作から5年。破壊神からニューヨークを救った彼らだったが、破壊した建物などの賠償金を市と州より請求された上、数々の違法行為の責任を押し付けられ「ゴーストバスターズ」社は破産してしまい、依頼もぱったりと来なくなった。市民も彼らと超常現象を忘れ去り、4人組もそれぞれ別の道を歩んでいた。ピーター・ヴェンクマンはテレビ番組の司会者(担当番組の視聴率は最悪)、エゴン・スペングラーは研究所で心理学を研究、レイモンド・スタンツはオカルト書専門の本屋を営むかたわらウィンストン・ゼドモアと共にゴーストバスターズの仮装をして、パーティーに芸人として出ていた。そんな中、デイナ・バレットの息子が乗った乳母車が交差点の中心で止まったことを皮切りに、数々の原因不明事件が勃発。不審に感じたデイナがレイモンドに調査を依頼。彼らの独自調査で、50年前に廃線となったニューヨーク地下トンネルにスライムの川を見つける。しかし、調査の方法が道路工事を装った違法な手段だった上、調査の影響でニューヨーク中を停電させてしまい、市長補佐のジャックにより、彼らは法廷で裁かれることとなる。数々の揺るぎない証拠を提示され、敗色感濃厚の裁判中、ニューヨーク地下で採取したスライムが暴走をはじめ、かつて裁判長が死刑判決を下した凶悪犯罪者スコレーリ兄弟がゴーストとして蘇る。スコレーリ兄弟のゴーストを退治してくれと裁判長に迫られた4人は、その代償として判決を覆してもらい無罪となり、再び「ゴーストバスターズ」を設立して数々のゴースト事件を解決していくようになる。一方、デイナの勤める美術館では、16世紀に魔術師で狂人と恐れられたヴィーゴ大公が、自身の肖像画から甦ろうと機会をうかがっていた。そしてデイナに下心を持つ、美術館で絵を管理するヤノシュは、ヴィーゴの魔力で操られるようになり、デイナの幼い息子を連れてくるように命じられていた。4人は地下トンネルで採取したスライムが人間の感情に強く反応することを突き止めるが、そんな中、デイナの息子がスライムに襲われる事件が起き、デイナの勤める美術館の調査に乗り出すと、ヴィーゴ大公の絵画から強い霊気が出ている事をつきとめる。再び廃線となった地下トンネルのスライムを調べに乗り出すと、スライムはニューヨークの人々の怒りや憎しみから生じたものである事をつきとめ、それをヴィーゴ大公が吸い上げてエネルギーにしている事を知る。このままではニューヨークが危ないと市長に直談判する4人だが、市長から相手にされず、かえってジャックによって病院に軟禁されてしまう。そのころ、デイナの息子はヤノシュによって連れ去られてしまい、デイナは美術館に救出に向かう。しかし、ヴィーゴ大公の魔力にはばまれ手が出せず、大公は今や息子の肉体に乗り移り甦ろうとしていた。そんな中、美術館をはじめニューヨークのいたるところにスライムが出現し、様々なゴーストがいっせいに出現し始めニューヨーク中が大混乱となる。市長はゴーストバスターズに助けを求め、4人は装備を持って美術館にまず向かうが、美術館はスライムで覆われ手が出せない。そこで悪の力を上回る善の力を引き出すため、自由の女神にスライムをふきかけ陽気な音楽を流すと、善の感情に反応したスライムが自由の女神を動かしはじめる。それを見たニューヨーク市民はハッピーな気分で盛り上がり、その善のエネルギーと、自由の女神とともに美術館に乗り込んだ4人の活躍によってヴィーゴ大公を退治し、危ういところでデイナと息子を救い出し町のみんなから歓声を浴びるのだった。※ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売の「ゴーストバスターズ製作30周年記念Blu-ray BOX」には前作の『ゴーストバスターズ』とともに、4Kマスターを使用した本編ディスクとは別にHD放映版の映像を使用してフジテレビ版(102分)とテレビ朝日版(92分)の吹替版を収録した特典Blu-rayが付属している。日本とヨーロッパではHAL研究所によってファミリーコンピュータ用ゲーム「NEWゴーストバスターズ2」が開発・発売された。自機とCPUの二人一組でゴーストを捕らえる見下ろし型アクションゲームで、問題点だらけの前作よりはるかに遊べる内容である。2008年9月4日、アメリカのエンターテイメント業界紙「バラエティ」は、コロンビア・ピクチャーズが映画『ゴーストバスターズ』を20年ぶりに復活させ、シリーズ第3作をオリジナルキャストで制作すると報じた。2009年3月、映画『40歳の童貞男』で監督兼脚本を務めたジャド・アパトーがプロデューサーを務めることが正式発表された。2010年1月には、アイヴァン・ライトマンが前2作に引き続き監督を務めることを正式発表し、2012年に公開予定であることを報告した。2011年1月、テレビドラマ『The Office』のアメリカ版を手がけた脚本家のジーン・スタプニツキーとリー・アイゼンバーグが初稿を務め、改稿を重ねていた脚本の完成が明らかとなるも、前作で主演を務めたビル・マーレイがこの脚本に難色を示して出演を辞退、制作が一時凍結する事態となった。2012年7月には、脚本家に映画『メン・イン・ブラック3』の脚本を手がけたイータン・コーエンを迎えて制作を再開させていることが報じられたが、ダン・エイクロイドによりビル・マーレイの不参加が公表されている。しかしながら、その約5ヵ月後の12月、ハロルド・ライミスによってビル・マーレイが不参加を撤回して出演を決めたことが公表され、デイナ・バレット役のシガニー・ウィーバーや既に俳優を引退しているリック・モラニスもルイス・タリー役のため撮影に戻ってくることが決定しており、オリジナルキャスト全員の再出演がようやく決まった。脚本の度重なる修正やキャスト陣との兼ね合い、キャスト選定の難航、制作の一時中断などから撮影開始は遅れ、2009年冬→2011年5月→2012年春→2013年夏と後送りされており、全米での公開予定も2012年から2013年、さらに2014年へと変更され、撮影開始と公開予定については迷走を続けた。ストーリーは、5人の新メンバーによる若いゴーストバスターズ(うち数人は女性を予定)が中心となる物語で、オリジナルメンバーのビル・マーレイ演じるピーター・ヴェンクマン博士は作中冒頭で亡くなりゴーストとして登場、ダン・エイクロイド演じるレイモンド・スタンツ博士は片目が見えずに運転ができなくなっている、ハロルド・ライミス演じるエゴン・スペングラー博士も馬にも乗れないほど体が大きくなりすぎてしまっているという扱いであり、このため新たな若者にキャラクターを継承させるつもりだったことが明かされている。しかし、出演予定だったハロルド・ライミスの死去等により続編としての制作は断念され、製作体制は『ゴーストバスターズ』に移行した。2009年6月16日に発売された『』は1作目と2作目の設定を踏襲しており、オリジナルキャストが登場する他、過去作のゴーストも登場してその後のゴーストバスターズの活躍を描いている。実質ゴーストバスターズ3と言える内容である。
出典:wikipedia
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