LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

月夜見宮

月夜見宮(つきよみのみや)は伊勢神宮豊受大神宮(外宮)の別宮。三重県伊勢市宮後一丁目3番19号に鎮座する神社である。月夜見宮は外宮から北へ約300m、伊勢市駅から西へ約500mにある外宮別宮である。月夜見尊(つきよみのみこと)と、その荒ぶる神霊である月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)の2柱の神を同じ社殿に祀る。皇大神宮(内宮)別宮の月讀宮では月讀尊と荒御魂は別の社殿で祀っているが、月夜見宮では同じ社殿で祀るのが特徴である。1の社殿に2柱の神を祀る別宮は他に外宮別宮の風宮(かぜのみや)と内宮別宮の風日祈宮(かぜひのみのみや)があり、いずれも祭神は級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)である。外宮の別宮の中では唯一の宮域外にある神社である。伊勢市街地にありながら、境内は静けさが保たれている。境内の三方を取り囲む堀は、宮川の支流の名残と考えられている。堀の北側を通る三重県道37号鳥羽松阪線は、毎年10月の神嘗祭に併せて行われる初穂曳(お伊勢大祭)の会場となり、外宮へ初穂を搬入する奉曳車が通過する。外宮摂社の高河原神社(たかがわらじんじゃ)が月夜見宮の社殿右側の後方にある。社殿左側の後方には稲荷が祀られている。また右方には大楠があり、祈りを捧げる人もいる。ほかの境外別宮と同様に、神職が参拝時間内に常駐する宿衛屋(しゅくえいや)があり、お札・お守りの授与や、神楽や御饌の取次ぎを行っている。由緒は定かではないが、古くは高河原(たかがわら)と呼ばれ、農耕の神を祀る神社であったという。第60代醍醐天皇の927年(延長5年)の延喜式では外宮摂社の首位とされた。『止由気宮儀式帳』では「月讀神社」、『延喜式神名帳』では「月夜見神社」、『伊勢大神宮式』では「月夜見社」と記載する。承元4年(1210年)に別宮に昇格した。明治時代に外宮別宮の「つきよみのみや」は「月夜見宮」、内宮別宮の「つきよみのみや」は「月讀宮」と表記するようになった。1876年(明治9年)の伊勢暴動の際には近隣の町が炎上し、月夜見宮への類焼が懸念されたことから、神体を一時的に風宮に移した。第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)7月29日に宇治山田空襲があったが、周辺の住宅がすべて焼失した中で、軍隊による懸命の消火活動と、萱葺屋根に突き刺さった焼夷弾が不発だったため、月夜見宮の社殿だけが焼け跡に建っているという状態であった。しかし宿衛員嘱託は空襲で命を落とし、宮掌が大火傷を負った。皇大神宮に準じた祭事が行なわれ、祈年、月次、神嘗、新嘗の諸祭には皇室からの幣帛(へいはく)がある。月夜見宮の第62回式年遷宮の諸祭と日程は以下の通りである。2014年2015年上記のうち、立柱祭・上棟祭・杵築祭・後鎮祭・遷御・奉幣は、今上天皇による御治定(ごじじょう、日程の御定め)に基づく。なお、2015年2月22日にお白石持行事が催行され、宮後奉献団約1,000人が浦口交差点から月夜見宮までの1.2kmを御白石を積んだ奉曳車を曳きながら進んだ。これにて別宮のお白石持行事はすべて終了した。月夜見宮の社殿は外宮に準じ外削ぎの千木と、5本で奇数の鰹木を持つ萱葺の神明造で南面している。遷宮のための古殿地は東西に隣接している。外宮に準じ、20年に一度遷宮が行われる。その昔、月夜見宮の所在地の宮後町の民が役木を曳いて八日市場町にさしかかったときに宮後町で火事が起き、曳き手が消火のため帰ってしまったので、八日市場町の民が代わって役木を曳き、それ以来御木曳初式(おきひきぞめしき)では八日市場町の民が月夜見宮に役木を奉曳することになったとの伝承がある。外宮の北御門(きたみかど)から月夜見宮までの、幅員4m程度の1直線の道は「神が通る道」とされ、「神路通り(かみじどおり)」と呼ばれる。総延長は約300mである。夜更けに月夜見尊が境内の石垣の1つを白馬に変え、豊受大神のもとへ通う道とされる。そのため地域では、神路通りの中央を歩くことを避けてきた。また中央部の舗装の色は、側部とは異なっている。通り沿いには切妻造の民家が連なる。神路通りは第二次世界大戦以前は大通りに分類されたが、自動車が通行するにはやや狭く、両脇の伊勢市立厚生小学校校舎と同校体育館の間を多数の児童が横断するため、厚生小学校付近は平日昼間は自動車通行禁止とされている。2006年4月13日に行なわれた第62回式年遷宮御木曳初式では、外宮と外宮の境内別宮へ用材を奉納する他の6奉曳団は外宮北御門前の交差点を右折したが、月夜見宮へ向かう八日市場奉曳団は反対方向へ左折し、神路通りを経て月夜見宮へ用材を奉納した。1960年(昭和35年)に伊勢市在住の崇敬者を中心に月夜見講が発足され、のちに月夜見宮奉賛会と改称した。月夜見宮奉賛会は毎年4月と9月の19日に神恩感謝の祭を行うなどの活動をしている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。