『東京タブロイド』(とうきょう - )は、水城正太郎による日本のライトノベル。富士見書房の文庫レーベル「富士見ミステリー文庫」より2001年から書き下ろしの形でシリーズがスタート。2003年まで本編『東京タブロイド』全9巻、2004年まで外伝『東京タブロイドコレクション』全3巻が刊行された。通称は「東タブ(とうたぶ)」。挿絵イラストはしのざきあきらが担当。外伝作品である『東京タブロイドコレクション』は、他の富士見書房発表作品と同様、同社発行の小説雑誌月刊ドラゴンマガジンに連載された作品を所収した短編集。本編である『東京タブロイド』長編の合間に起こった出来事を描いている。また、ケイエスエスよりCDドラマ化もされた。昭和29年。北海道に住んでいた少年、天端遊馬は新聞記者であった今は亡き叔父に憧れて上京した。東京に在する新聞社「東京社会新聞社」より採用の知らせを受け、自らもまた新聞記者として就職するためである。社会派記者としての将来を胸に抱き上京・入社した遊馬であったが、会社の実情を知り驚愕する。実はこの会社、社名通りの社会派新聞などではなく眉唾モノのオカルト情報ばかりをあたかも真実の如く取り上げるタブロイド新聞「東京タブロイド」を発行する新聞社だったのだ。しかも、この新聞社のメンバーは遊馬以外、全員が女性だった。自称・白魔術師の聖麻衣子。魔女のキザイア・ジュフリア。天才女子中学生・飛鳥昭奈。広島出身でヤクザナイズされたお姉さん広能晶。そして、怠惰だが人脈は広い編集長の七瀬蘭。こうした濃いメンバーに囲まれて、困惑する遊馬。純情堅物でオカルト嫌いの遊馬はメンバーに馴染めぬ事もあり、入社を拒否するが、上京の際に巻き込まれた騒動に引きずられてしまい、結局そのまま東京社会新聞社に居つく事になってしまう。かくて昭和29年から昭和30年にかけて、オカルトに紛れた戦後の闇とそこに暗躍する者たちを相手にした遊馬の戦いと冒険が始まる。魔術結社ロッジに所属するメンバー。様々な意図により遊馬たち東京社会新聞社と敵対する。その実態は謎だらけであるが「本来の世界」を取り戻すために「本来の人間」による思想的かつ現実的な緩やかな変革を望んでいる組織。そのために大手マスコミの中枢に自らのメンバーを送り込んでいる。長編は全編、文庫書き下ろし作品2003年12月19日にケイエスエスより発売。内容は『東京タブロイド コレクション2 白夜に猟奇の花束を?』 所収第1話「バレンタインと乙女の祈り」を下敷きとしたサウンドドラマおよび主題イメージソング。富士見書房が角川書店富士見事業部であった頃の企画であったため、コピーライトが角川書店のそれになっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。