スペースワールド駅(スペースワールドえき)は、福岡県北九州市八幡東区東田二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。鹿児島本線枝光 - 八幡間の経路変更の一環として設置された。枝光駅と八幡駅は八幡製鐵所の敷地に沿って半円状に迂回する経路を通っていたが、東田地区が遊休地化したことに伴い、東田地区再開発計画が策定され、その際に最短経路に変更された。これにより枝光 - 八幡間の駅間距離は3.2km→2.2kmに短縮されている。1902年九州鉄道が、1891年に開通した小倉駅 - 黒崎駅間を、八幡東区茶屋町を通る「大蔵線」を廃止し、戸畑駅を経由する海沿いのルートに変更した際、八幡製鐵所工場敷地を迂回するような形となった。1970年代以降、粗鋼生産の主力を君津製鐵所等へ移管したことや、戸畑地区への集約、第三技術研究所の富津市への移転等により、東田地区は遊休地となった。その遊休地の一部を利用して1990年にスペースワールドが開園した。当初スペースワールドへは枝光駅が最寄り駅とされ、枝光駅よりスペースワールドに向かう歩道橋が設置された。その後、東田地区再開発計画の一環として線路をスペースワールドの西側に移設し急カーブを解消して距離を短縮する計画が進められ1999年(平成11年)7月2日に高架の新線に切替えられ同時にスペースワールドの最寄駅として当駅が開業した。駅名は公募による最多得票によって決定され、「スペースワールド」を名乗っているが、単にスペースワールド入園客の利便性を図る意味で設置されたわけではなく一連の計画による再開発地域の拠点とすることを目的として設置された駅である。スペースワールドのメインゲート付近に位置し、スペースワールドへは、駅から徒歩5分ほどである。なお、駅名の候補として官営八幡製鐵所東田第一高炉の火入れの年にちなんで「1901駅」とする案もあり、実現すれば日本で唯一のアラビア数字のみの駅名となるところであったが、実現にはいたらなかった。2001年(平成13年)には駅前地区で北九州博覧祭2001が開催され期間中は特急「ソニック」、「有明」の一部列車も停車した。現在でも、多客期は特急が臨時に停車する。12両編成対応の島式ホーム2面4線を有する2階建ての高架駅。防風対策としてガラスのスクリーンを設けている。付近に残る高田第一高炉をイメージして駅舎の床・壁は煉瓦で構成され、側壁はスチール製となっている。カーブの途中に駅が存在するために上り小倉方面の列車はやや傾斜状態で停車するが、下り博多方面・直方方面は乗降時の安全確保のため停車列車はすべて1番のりばに停車する。JR九州鉄道営業による業務委託駅で、みどりの窓口が設置されている。2014年度の1日平均乗車人員は3,050人である。当駅は新日鐵住金(旧・新日本製鐵)八幡製鐵所の遊休地を利用した再開発地域に立地している。そのため駅周辺地区は幅の広い道路と区画の整った土地のあり電線が埋設された現代的な街並みで、大規模施設が立地している。駅の北を通る高架道路は北九州高速5号線である。駅の南西に建つ東田第一高炉は日本初の近代製鉄用高炉である。遊園地が近いだけに、ジェットコースターの音がホームまで聞こえてくる駅である。
出典:wikipedia
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