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シャープペンシル

シャープペンシルは、細い黒鉛の芯を繰り出して用いる機械式筆記具である。略称で「シャープ」、「シャーペン」とも呼ばれ、「シャープペン」の表記も一般に見られる。「シャープペンシル」という名前は、日本の商標「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」に由来するが、アメリカではそれ以前から「(エバーシャープ・ペンシル)」という呼び名があった(これも元は商標である)。「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」は電機メーカーシャープの社名の語源にもなっている(詳細は後述)。なお、アメリカ合衆国では 、イギリスでは と言い、また「黒鉛の芯を使う筆記具の総称」とし一括りに と言うこともある。鉛筆と良く似た黒鉛主体の芯を用いるが、本体と芯が分離され、更に細い芯が利用され、内部に芯の補充や備蓄が可能であり、鉛筆の代替品として広く用いられる。その構造上、シャープペンシルは単体で芯の繰り出しができ、鉛筆のように芯の先端が極端に丸く(太く)鈍ったり、鉛筆削りを使う必要がない。一方で芯ホルダーと呼ばれるものなど、鉛筆に近い(あるいは更に太い)芯径を持つものもあり、これらでは芯研器も利用される。確認される最古のシャープペンシルは、1791年に沈没したHMSパンドラから見つかった。実際の発明はこれより前に遡ると考えられる。1822年、イギリスのがシャープペンシルを発明し、初めて特許を出願した。1837年または1838年に 名でアメリカ合衆国で商標申請が出されている。日本にも伝来し、「繰出鉛筆」と呼ばれた。ユダヤ系クロアチア人のは、1906年にオートマチックペンシルと名づけたシャープペンシルを発明し、1907年には世界初の固体インクの万年筆を発明したことにより、シャープペンシルの父の一人と考えられている。1877年 前後 ドイツのクルップ社のシャープペンシルが日本に初めて輸入された。1879年 頃 ドイツやアメリカの製品を参考に、東京の浅草、向島方面で貴金属類の細工を生業とする飾り職人による手工業的な制作方法で、一本、二本と模造製作されるようになっていった。当時のシャープペンシルは、その使用資材がいずれも銅、鉄などの金属類で(あるいはセルロイドなどの樹脂類)、軸に山水、花鳥等の彫刻を施した工芸品的な物が多かった。1886年、6月22日に東京府深川区の坂本源平が繰出鉛筆の特許を出願し、同年12月25日に特許を取得した。(特許第299号)1886年、8月7日に東京府神田区の横田由五郎が金属製の繰出シ鉛筆の特許を出願し、1888年3月2日に特許を取得した。(特許第433号)1902・3年頃 日本におけるシャープペンシルの製作方法が、純然たる手工業的な方法から、プレス加工等による機械的な方法によって生産されるようになった。その後10年位を経て、東京の向島、浅草、葛飾付近を中心としてシャープペンシルの製作を専門とする小工場が多く立ち上がっていった。1915年、早川金属工業(現在のシャープ)の創業者である早川徳次は、本業の傍ら金属製繰出鉛筆を発明、「早川式繰出鉛筆」として特許を取得した。これ以前の繰出鉛筆はセルロイド製であり、非常に壊れやすく実用的ではなかったが、この発明により実用に耐えるものになった。初期のものは芯が太かったが、翌年1916年に芯をさらに細いものに改良し、「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」と改名した。この当時はノック式はまだ発明されておらず、スクリュー式(本体の末端にあるパーツを回転させることで芯を送り出す)だった。なお、この製品は天理市のシャープ総合開発センター歴史ホールに保管されていて、プラチナ萬年筆によって限定復刻された。シャープの社名は金属製繰出鉛筆の発明が由来であり、その製品名から社名が付けられた。なお、シャープは1923年の関東大震災で工場を焼失し、家電メーカーとして再生したため現在は筆記用具を製造販売していない。特許も震災による借金返済のために売却された。シャープペンシルという呼称は、福井商店の福井庄次郎が輸入時に名付けたもので、早川徳次とは知り合いであったことから、自分の会社の商品にも付けたことに由来する。「早川式繰出鉛筆」の出願は1915年ではなく1920年10月22日である。また、特許ではなく登録実用新案であり、登録日は1920年11月22日となっている。(登録実用新案第54357号 第113類)金属製の繰出鉛筆は既に存在していたが、早川式繰出鉛筆は頭部を回転させることで芯を出すことだけでなく収納することもできた。また、芯が減ってきた場合に芯筒から残った鉛芯を押しだすことができた。従来の繰出鉛筆において鉛芯を書き減らしたとき残部を芯筒より押しだすことができない。本案は、全然此等とその趣きが異なり、減耗して使用できなくなった鉛芯を押しだす為に考案されたものである。元来の繰出鉛筆においては、鉛芯を芯筒から取りだすには筒を取り外し針等を使用して引きださなければならなかったため、甚だ操作上の手数を要し芯筒を損傷する欠点を伴うものであったが、本案は全然上記の欠点を除去しており、かつ芯の出入りは頭部の回転によりのみ行うために取り扱い上甚だ便利で、構造上特別に複雑を加えることがないものである。という旨の文が登録実用新案明細書に記載されている。1960年、大日本文具(現在のぺんてる)がハイポリマー芯を開発。これにより、現在使われている0.5mm芯が完成。これを中核とした芯のバリエーションも増える。これ以降折れやすいというシャープペンの芯のイメージは徐々に払拭され実用的な筆記具として市井に受け入れられていくことになる。この頃各社がノック式の機構を開発したことから一気に広まり、1980年にゼブラが1本100円の製品を発売するなど低価格化も進んだ。この一方、万年筆を製造しているメーカーの多くは万年筆とセットで同じデザインでボールペン、シャープペンシルを販売しており、低価格と高級品との二極化も進んでいる事実もある。機構やインクの改良により滑らかさが極限まで突き詰められた水性・油性ボールペンと異なり、ある程度の筆圧を掛ける必要のあるシャープペンの場合、重量のある高級品を好むユーザーも多い。一般的なシャープペンシルには最上部に替え芯補充口の蓋を兼ねた押す部分(ノックボタン)があり、これを押すことにより、下側先端より芯が1mm弱程度繰り出される。この蓋を取ると、消しゴム、さらに芯を入れるパイプがあることが分かる。この消しゴムは芯を入れるパイプの栓の役目も兼ねている。ただし現在では、持った時に人差し指に当たる部分にボタンがついている、サイドノック式と呼ばれる物や、振ることで芯が出せるタイプ(詳細は後述)、二つの軸の結合部を浅く曲げることによって芯を繰り出すことができる中折れ式などもある。下側には芯を固定するためのチャックと、チャックの開閉タイミングをコントロールするためのチャックリングがある。口金内部にはチャック開放時に芯を止めるためのパッキン(芯戻り止め)が付いている。現在主流となっているノック式の発明以前は、芯を固定する内側のパイプに螺旋状の溝を彫り、ねじの回転により芯を繰り出す回転式の機構を用いていたため、芯の太さを0.9mmよりも細くすることが困難だった。モンブランのマイスターシュテュックのように回転式の繰り出し機構を採用し続けているメーカーもある。この機構の場合、部品の一部を交換すれば同じペンで太さの異なる芯を使用することが可能である。ノックボタンで芯を固定するチャックが開放され、手動で芯の露出長さを調整するもの。多くは太芯用(2.0mmなど)であり、よく製図に用いられる。芯の先端は芯研器で形を整えて使用する。芯の硬さは鉛筆と同様に、ヨーロッパや日本ではHやBなど、北米では数字で表される。ヨーロッパ式は日本では日本工業規格 (JIS) で定められており、6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9Hに準拠するものでがあるが、メーカーによってはHBのラインナップを拡充し、Bに近いソフトHB、Fに近いハードHBといった硬さの商品を発売している。鉛筆の芯は10Bから9Hまであるので、鉛筆より若干バリエーションが少ない。直径はそのシャープペンシル本体に合ったものを使用しなければならない。芯の直径はJISでは0.3mm(0.35mm)、0.5mm、0.7mm、0.9mm(1.0mm)、2.0mmが定義されており、これらは製図にも適する公比√2の等比数列に近く構成されている。その他には0.2mm、0.4mm、1.3mm、1.4mm等がある。日本では0.5mmのものが最も多く使われており、芯の種類が最も多い。ぺんてるによる0.5mm芯発明以前には1.18mm芯が一般的だったが、現在国内では生産しているメーカーは無い。一般に字画の多い漢字などを使う日本・台湾・中国・韓国では0.5mm以下の細い芯が好まれ、アルファベット、アラビア文字圏では0.7mmが主力となっている。材料を成型して焼く焼成芯と、材料を油成分などで固める非焼成芯がある。粘土芯は焼成芯の一種で、鉛筆の芯と同じ組成である。顔料の黒鉛に結合剤の粘土、水を混合してよく練り約1000℃程で焼いた後油に浸して作る。硬度は、粘土と黒鉛の割合で調整する。柔らかくて折れやすいため直径1mm長さ30mm程度のものまでしか実用化されず、現在ではより細くて折れにくいポリマー芯が主に使われている。ポリマー芯(ハイポリマー芯)は焼成芯の一種で、結合剤として粘土の替わりにプラスチックのような高分子有機化合物(ポリマー)を使用し、黒鉛とよく練り合わせて約1000℃程で焼き、油に浸して作る。1960年に大日本文具(現ぺんてる)によって実用化された。焼成中に有機物の結合剤が分解して炭化するため、焼き上がった芯全体が炭素の塊となる。なめらかで強度が高く色が濃いという理想的な特徴を持つ。この強度の向上により細い芯を作ることが出来るようになり、現在0.2mmのものまで実用化されている。色鉛筆のように、色の着いた芯もある。顔料をワックスなどの油成分で固めた非焼成芯と、鉱物を焼き固めて作った白い芯にインクを染み込ませて作る焼成芯の2種類がある。製図用シャープペンシルは、線を主に引く製図の技能作業に特化している。製図は細かな作図作業が多いため、軸が強い物や壊れにくい物が多く、品質も良い。JISでも、ISOでも、一般用とは別に製図用が規格として定められている。ガイドパイプ(ペンの先端部の金属、スリーブとも)が長いのが特長で、JISでは最小3mmとし外径公差も定められている。これにより並行定規などに当てやすいため、快適に正確な線を書くことができる。また線引き向けに先端を把持しなくとも安定するように先端重心に設計される。主に太い線は0.7mm、細い線は0.3mm、寸法線などの文字を書く時は0.5mmが使われる。この他、芯ホルダーなど鉛筆の芯に近い2.0mmの芯を使う物もある。初めて開発したのはドイツのロットリング社で、その後各メーカーが製造に乗り出す。近年では実際の製図はCADを用いて行うことが多いため、実際に製図で使用されることは少なく、学生(特に理系の)や文房具好きな人が書きやすいシャープペンシルとして使用することが多い。そのため、メーカーも過去に販売していた1000円以上するものを減らし、300円から1000円の比較的購入しやすい価格帯の商品を増やしている。振るだけで芯が出てくる機能のついたシャープペンシル。PILOTのドクターグリップや、2020(フレフレ)シリーズ、ゼブラのフリシャオートマチック、三菱鉛筆のユニ アルファゲル シャカシャカなどがある。内部に重量のある金属パイプが仕込まれており、ペンを振ることによってこれを上下させ金属パイプの反動で繰り出し機構を作動させる。金属パイプの分、そうでない種類より重く握りが太目のものが多い。芯を出すのに持ち替える必要がないため、安定したリズムでの筆記が可能。一般のものと比較して価格に大差がないため日本国内では広く普及している。内部の錘は、金属の板を巻いた形状の物や、針金をコイルスプリング状に巻いたものなどが多い。元々は比較的高価であったが、最近は普及したことにより100円ショップなどでも売られている。軸の中程を浅く折り曲げる動作でノックが働き、芯が繰り出される。先軸と後軸に分割された構造を持ち、先軸側は芯タンクなどになっており、後軸側はノック棒が当たるすり鉢形状の部品が組み込まれており、接続部付近は関節状に可動性を持たせてある。折り曲げる動作をすると、ノック棒がすり鉢形状の厚い周縁部に押されて動作する。ボディノックのアイデアは昭和40年代からあり、製品にはロットリングの900やコクヨのミストラル、トンボ鉛筆のオルノなどがある。OHTOの (オート・シャープ)シリーズなどが該当。書きながら芯が出るためノンストップで筆記ができ、使うときにもノックする必要がないため一部の人に人気がある。ドイツのファーバーカステルが発売したアルファマチックによって実現した構造で、その後、パイロットのオートマチックペンシルなどさまざまなモデルが発売されていた。ペン先の出し入れを深いノック動作で行い、芯繰り出しを浅いノック動作で行う方式。保管・携帯時のペン先・衣服などの破損や怪我を防ぐ。ペン先のガイドパイプをスライドして口金内部に格納できる方式。ペン先を押し戻しながらノックするなどして格納でき、保管・携帯時のペン先・衣服などの破損や怪我を防ぐほか、筆記面にガイドパイプが触れればスライドするため、芯をほとんど露出させずに筆記でき、芯折れを防ぐ。環境に配慮し、残芯を少なくしたシャープペンシル。昭和50年代に発売されたPILOTのトップチャックはこの機構であったが、日の目を見ることは少なかったようである。その後継モデルであるクラッチポイントも同様であった。1990年代後半にプラチナのゼロシンがヒットし、その後各社から同じ機構を持つ製品が発売された。当初は1ミリまで使いきれる製品が多かったが、現在はコストダウンなどにより3.5mm程度までに抑えた製品が多い。しかし、最近は0.5mmのものも出てきている。残芯3.5mm・0.5mmの製品は強い筆圧がかかると芯の固定機構がバネ様にスライドして圧力を和らげ、芯折れを防ぐ。メーカーによってはセーフティスライド機構などとも呼ばれる。パイプスライド式と併用し、クッション動作を芯の露出に利用するものもある(プラチナ万年筆のポイントプッシュ機能など)。三菱鉛筆の「クルトガ」が該当。仕組みとしては、芯が紙に当たる度にシャープメカについたギアが回転し、芯を均等に減らす仕組み。ペン先が回転することにより、「字が太らない」シャープペンシルを開発したのだった。偏減りなどをなくすことが目的で、開発した三菱鉛筆は「中高生をターゲットとした」と語っている。多機能ペン、マルチペンとも呼ばれる。国内に於ける先駆けは1977年に発売された「シャーボ」であり、「右へ回すとシャープペンシル、左へ回すとボールペン。1本で2本分」のキャッチコピーで話題となった。その後有用性が認められ、各社から次々と多機能ペンが登場するきっかけとなった。仕組みとしてはツイスト式、レバー式、振り子式があり、低価格帯製品では製造コストが低く操作も簡単なレバー式、高級モデルでは振り子式やツイスト式が主流となっている。ウッディを採用するシャープペンシルを販売しているメーカがある。木はプラスチックに比べ加工に多少手間がかかるため、一部を除き中級から高級ラインにしか採用されない。三菱鉛筆のピュアモルトシリーズ、カランダッシュのメットウッド、パイロットコーポレーションのカスタムカエデなど。人間工学に基づき開発されたシャープペンシル。太軸にして持ちやすくしたり、重心バランスを最適化したりグリップを柔らかくしたりして疲れにくいように設計されている。PILOTの「ドクターグリップ」やユニ「ユニ アルファゲル」、ゼブラ「ニュースパイラルシリーズ」やぺんてる「エルゴノミックス」などがある。関節症等を患っている人を始め汎用的な筆記用具として中高生に好まれる傾向がある。シャープペンシルは学校でも使用されるようになった。2015年のゼブラによる調査では、約半数の小学生がシャープペンシルを日常使用するが、学校での使用は8.6%に留まる。学校での使用禁止もしばしばあり、その理由としては、筆記具の扱いに慣れていない児童が芯を折ってしまうほか、折れた芯が飛ぶと危険、とする意見もある。またかつての理由としてはその高価さも挙げられる。また鉛筆の方が筆記具の扱いの習得に良いとする意見もある。上越教育大学書写書道研究室准教授の押木秀樹によれば、鉛筆やチョークといった筆記具では、適切な接地面を得るには先端形状の変化に応じて軸の回転動作をする必要があるが、その習得にはシャープペンシルより芯の太い鉛筆のほうが意識しやすく適するとされる。

出典:wikipedia

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