『昴』(すばる)は、曽田正人による日本の漫画。バレエを題材として扱っている。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて2000年2・3合併号から2002年49号まで連載された。単行本は全11巻(小学館ビッグスピリッツコミックス)。累計200万部の売上。5年近くの中断を経て、2007年36・37合併号から『MOON -昴 ソリチュード スタンディング-』として再開され、2011年47号まで連載された。単行本は全9巻(同)。2009年に『昴-スバル-』の題名で映画化され、渋谷東急他にて公開された。監督はリー・チーガイ、プロデューサーはビル・コン、主演は黒木メイサ。バレエのためにその他の全てを切り捨てながら、太く短く生きることを宿命付けられた一人の少女・宮本すばるの栄光に満ちた、しかし天賦の才ゆえの孤独で哀しい生涯を綴った物語。それと同時に、彼女に関わることで少なからず自らの運命の歯車を狂わされていく人々の苦悩と葛藤を描いた物語でもある。小学館ビッグコミックス公式サイトの単行本第1集発刊記念インタビューにて、当作品の構想の経緯などが語られている。その記事によると、作者の曽田が元パリ・オペラ座バレエ団のエトワールで世界的プリンシパル・ダンサー、シルヴィ・ギエムのインタビューを目にしたことが大きなきっかけとなったとしている。バレエに関する知識が乏しかった作者はバレエスクールに入校してダンサーの世界を体験し、2001年には東京バレエ団のパリ・シャトレ座公演「ザ・カブキ」にエキストラとして出演した。『昴-スバル-』は、日本、中国、シンガポール、韓国の4ヶ国合作による映画化作品である。2008年2月に撮影が完了し、2009年3月20日に渋谷東急他東急系にて公開された。2004年に原作を読んだビル・コンが創作意欲を掻き立てられ、映画化されることとなった。しかし、何度オーディションをしても主演の宮本すばる役が決まらず、一時は製作が危ぶまれるほどだったという。その後、黒木メイサを紹介され、オーディションの結果彼女に決定した。黒木はバレエ未経験だったが、猛特訓の末にトウシューズで立てるまでの成長振りを見せたという。小学生の宮本昴と和馬は父と3人暮らし。和馬は亡くなった母親のように脳腫瘍で記憶障害によって記憶が失われてくる。和馬を勇気づけるため、病室で即興の「猫ダンス」を毎日のように踊る。和馬が亡くなり、父に見捨てられ、絶望した昴は五十鈴(桃井かおり)がオーナーを務める場末の小劇場・バレ・ガルニエを訪れ、ダンスの世界へ足を踏み入れる。成長した昴(黒木メイサ)は酔客の前で大胆なボレロを踊り、客たちを黙らせる。アメリカン・バレエ・シアターのリズ・パーク(Ara)が遠くから見つめていた。幼なじみで呉羽真子(愛華みれ)の娘の真奈(佐野光来)も、友情とライバル心の混じった複雑な思いを彼女に向けていた。昴が街で出会ったフリーターのコーヘイ(平岡祐太)は昴を応援する。昴はバレ・ガルニエのサダ(前田建)やマリコ(映美くらら)、熊沢、そして著名ダンサーで真奈の父・天野(筧利夫)らとの出会いがあり、上海でのバレエ・コンクールに出場する。五十鈴死亡の報にショックで雨の中放浪して倒れる。高熱をおして踊り、優勝。ブロンクスの三流バレエ団で実践的に踊ることを選ぶ。バレ・ガルニエは壊されることが決まる。『トリビュート・トゥ・昴-スバル-〜ストリート・ダンス編〜』『トリビュート・トゥ・昴-スバル-〜バレエ・ダンス編〜』として、映画で使用された楽曲が収録されたCDが発売されている。2009年9月9日発売。発売元はワーナー・ホーム・ビデオ。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。