ウエスカ（スペイン語：、アラゴン語：）は、スペイン・アラゴン州ウエスカ県のムニシピオ（基礎自治体）。ウエスカ県の県都である。ローマ時代以前のイベリア語での名前はボルスカンで、人の首都であった。ローマの植民地となってからはオスカ（Oska、Urbs Victrix Osca）と呼ばれた。ローマに反旗をひるがえしたクィントゥス・セルトリウスは、オスカを根拠地とした。完全にローマ化され、30年にはアウグストゥスによって自由都市（）とされた。アラブ人に支配されてからはワスカーと呼ばれ、ピレネー山脈のキリスト教諸国に対する要塞都市となった。1094年、アラゴン王国のサンチョ1世はワスカーを攻囲するためモンテアラゴン城を築いたが、市壁を偵察中に流れ矢に当たって死んだ。1096年、ペドロ1世がこの市を征服した。スペイン内戦中、「ウエスカ前線」では人民戦線政府と反乱軍との間で過酷な戦闘が繰り広げられた。自治体首長はアラゴン国民党（）のアナ・イサベル・アロス・ロペス（Ana Isabel Alós López）で、自治体評議員は、アラゴン国民党：11、アラゴン社会党（、PSOE-Aragón）：9、PAR：2、CHA：2、アラゴン統一左翼（）：1となっている（2011年5月22日の自治体選挙結果、得票順）。ウエスカはウエスカ司法管轄区に属し、同管轄区の中心自治体である。

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