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テレビアニメ

テレビアニメは、テレビ放送用に制作されるアニメ作品(テレビ番組)を指す。「テレビアニメーション」の略語で、文書では「TVアニメ」とも表記される。本項では、日本の地上波テレビ局、BS・CS局のテレビ放送用に製作される商業アニメ作品について解説する。標準的な事例としては、1回分を30分(CMなども含めたテレビ放送時間)とする連続作品として制作されるほか、5分から15分の短編アニメ作品や、ゴールデンタイム枠の放送拡大作品の特別番組、単発の長編特別番組なども存在する。長年にわたって、多くの作品は児童・ファミリー向けで、「アニメは子供のもの」という認識は、世界初の連続商業テレビアニメ『鉄腕アトム』(当時はテレビマンガと呼称された)放送時から基本的に変化はないが、アニメに拒否感を示す者の割合は減少傾向にある。これはアニメを視聴して成長した層が増加したことによるが、「アニメはおたくのもの」という認識も広まりつつある。野村総合研究所は、テレビアニメの録画率は他ジャンル番組と比べて際立って高く、特にBS放送で顕著になるという調査結果を発表している。インターネット配信が普及した現在でも「テレビ放送の実績が海外の視聴者には特別に映る」と言う理由から先行して有料配信の後、「海外戦略の為に宣伝」と位置づけてテレビ局の放送枠を購入して放送する事例もある。作品に関しては「日本のテレビアニメ作品一覧」を参照。題材は幅広く、多種多様なものが使用されている。詳細はを参照。作品によっては下記にある複数の層をターゲットとした作品も存在する。著作権は制作会社ないし製作委員会が保持し、放映権を放送局に販売する。日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』で、制作プロダクション主宰の手塚治虫が同時に原作者の立場であり、自身の作品のアニメ版著作権を放送局に売り渡すことに難色を示したことに放送局も同意し、その後も同じ方式が踏襲された。放送局が直接アニメ制作会社を子会社として設立するなどの方法で制作に関与したり、著作権を買い取ったアニメ番組も初期には存在したが、版権ビジネスが成立しないために現在では存在しない。放映権の契約が切れた後は、本放送局の系列外局でも再放送されることも多い。民放で放送する場合、制作費・放送費用・CMの広告料を「提供」するスポンサーが必要不可欠となる。スポンサーの要望が作品設定に多大な影響を与え(これは子供向け特撮番組でも同様である)、これを作品に違和感なく反映させることが担当アニメーターの力量を測るバロメーターとなっていた。商業テレビアニメの開始時から、その多くが子供向け番組であったため、主要なスポンサーは、商品単価の低い子供向けの商品(玩具、食品、生活用品、教材など)の製造・販売を手がける企業が主要スポンサーであった。また、30分の放送枠であったことから、テレビ局の営業収益面において不利であり、同時間帯で20%〜30%台の高視聴率のアニメより、視聴率10%強のクイズ番組・ドキュメンタリー番組・テレビドラマなど、商品単価が高く収益の大きい家電・自動車などの大手企業が主要なスポンサーの番組が営業収益面で有利な傾向があった。また『世界名作劇場』シリーズなど、一社提供番組もあったが、時と共に減少して行った。その一方で一般層に幅広く知名度が高く、年齢・性別を問わず人気を持つ長寿番組の『サザエさん』・『ドラえもん』・『クレヨンしんちゃん』などは、他ジャンルの番組並みに大手企業が主要スポンサーとなっている。これらは広告効果が高く、テレビ局の顔にもなりやすいことから、優遇して取り扱われる傾向にある。「関連のない商品」のCMにキャラクターが登場するタイアップ形式のCMが放送される場合も少なくない(『ミツウロコ』に『ちびまる子ちゃん』、『JAバンク』に『サザエさん』が登場するなど)。1980年代頃から出版社やレコード会社、広告代理店などがテレビ局の放送枠を買い取り、パッケージ販売を前提とした形態の作品が急増している。コストカットや人材確保難などの事情から、アニメーションの実制作の少なからぬ部分(特にセルや背景の作画)が中国や韓国など日本国外の制作会社に外注されており、日本国内のコンテンツ産業はそれを支える根底の部分で空洞化が進んでいる。また、これにより作画の過程でキャラクターや作風まで知られることになるため、別作品で盗用されたり、作画監督への指示が十分に行き届かずに意図した通りの作画にならない崩壊も懸念されている。16:9のワイド画面の登場、ハイビジョン放送に対応した液晶テレビ機種の登場・BSデジタル放送や地上波デジタル放送(地デジ)の開始によりハイビジョン環境が普及するようになると、それに合わせて16:9サイズ制作作品が増えていったが、登場当初はハイビジョン対応の制作・放送機材などが非常に高価で、NHK BS-hiでの放送作品以外はSD画質をアップコンバートするものが主流であった。2000年代後半に入ると、放送局や制作会社においてハイビジョン対応の制作・放送機材への更新が進むにつれて、民放作品でもハイビジョン制作の作品が次第に増加し(長寿番組の場合は途中でハイビジョン制作に移行して行った)、地アナ放送終了後の現在、新規に制作されるテレビアニメは全て16:9ハイビジョン制作になっている。地上波民放各局では16:9サイズで制作された作品を地上波デジタル放送では額縁放送(場合によっては画面の左右カットの4:3サイズ)放送の放送局も存在したが、地上アナログ放送廃止に向けて全てフルサイズ放送に移行した(独立局各局でもキー局およびその系列局よりは遅れたが、対応を完了させた)。なお、2009年9月期までのTBS製作作品(『探偵学園Q(後期)』・『カード学園』内ミニアニメ『ヴァイス サヴァイヴ』およびMBSオンエア分の『びんちょうタン』を除く)や、かつてのテレビ東京系列局製作作品の一部においては、16:9ハイビジョンマスターでも地上波ではデジタル放送も含めて4:3左右サイドカットとなっていた。元々「4:3の画面」で制作・放送された作品の一部においては、地デジへの完全移行との兼ね合いから映像左右にその作品専用のサイドパネルを付けた形での放送に変更したものもある(『銀魂』や『ケロロ軍曹』、『トランスフォーマー アニメイテッド』など)。全日枠作品ではキー局に関してはほぼ全ての新規作品で字幕放送に対応している(同時ネット局や遅れネットのローカル局では未対応の局が多い)。深夜アニメではTBS・MBS、フジテレビ製作作品で字幕放送が行われている。全日枠作品ではMBS土曜18:00→日曜17:00枠作品や読売テレビ製作作品が比較的早い時期から連動データ放送を実施していた。2009年頃からは完全地デジ移行の影響もあってか、「ニチアサキッズタイム」やTXN19:00枠などのように連動データ放送を実施する作品・放送枠も増加傾向にある。同時ネットによるリアルタイムの視聴を促進すべくミニクイズや視聴ポイントを設定し、これらに応じてデジタルコンテンツの配信やプレゼントの抽選などを実施するケースもあるが、データ放送の仕様上ローカル局の遅れネットや、BS・CS放送では対応できない。その一方、深夜アニメでは『ロミオ×ジュリエット』・『ラストエグザイル-銀翼のファム-』(いずれもCBC製作)、『武装神姫』以降のTBS製作作品、『革命機ヴァルヴレイヴ』シリーズ・『鬼灯の冷徹』および『悪魔のリドル』(いずれもMBS製作)程度に留まっている。UHFアニメ(キー局系列局製作参加のものを除く)では長らく存在していなかったが、2014年頃に入るとTOKYO MXが自ら製作に関与している一部のアニメなどで連動データ放送を実施する作品が登場している。オープニング/エンディングテーマは、概ねに分類できる。スタッフクレジットとは別に、深夜枠以外で放送される作品にはオープニング、エンディングには歌詞字幕が基本的に挿入されていることが多い。作品によって歌詞字幕の漢字にルビのあるもの、漢字を用いないものもある。作品全体では使用率は低下し、2000年代以降は歌詞字幕がない作品の方が多い(商業用テレビアニメ放送開始時の1960年代も少なかった)。商業用テレビアニメ放送開始時から、タイトルや歌詞に作品名・キャラクター名が挿入されているものがシリーズ通して使用され、アニメソングを専門で歌うアニメソング歌手も既に存在していた。1980年代前半に放送された『うる星やつら』のシリーズ途中で、オープニング・エンディング曲を変える試みを行った。これがレコード会社に大きなビジネスチャンスとなり、以後、長期シリーズに関しては主題歌を1〜2クールで変える作品が多くを占めるようになる。2000年代以降はソニーミュージックグループ・エイベックス・グループ・ビーイングなどの新人セールスの重要な要素の一つとなり、さらに作品に出演する声優自ら歌唱するアニメソングも増加傾向にある。作品固有名詞が含まれる曲は徐々に減少し、楽曲でアニメを語ることは困難になりつつある。2010年頃からエンディングで毎回異なる楽曲・アニメーションを用いる作品(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『THE IDOLM@STER』など)も登場したり、または(基本の曲や歌詞は同一ながらも)歌唱の出演声優を毎回変えたり、次第に声優の人数を増やすなどの演出も登場するようになった(『TARI TARI』、『ラブライブ!』など)。一つの作品シリーズに複数のレコード会社・音楽出版社・芸能プロダクションが主題歌制作に関わることもあり、JASRACおよび各社で保有する著作権との調整の結果、以下の例も見られるようになる。インターネット環境の普及と共に、番組公式サイトを製作会社もしくは放送局で開設している。公共性の高いテレビ放送で視聴するため、性的・暴力・流血などの刺激的な表現、商標(企業名・商品名・ブランド名)などについて、料金を支払い視聴、購入する映画や漫画などの書籍より厳しい基準による自主規制が行われている。なお、アニメ映画のテレビ放送には映画倫理委員会の映画のレイティングシステムが適用される。放送事業者が自主的に放送基準・番組基準(放送コード)を定めて運用することが電波法、放送法により規定されている。将来、映像コンテンツ倫理連絡会議が設置されることから、自主規制の基準が変わる可能性がある。欧米諸国や豪州ではテレビ番組に対して明確なレイティング認定を行う公的機関があるが、日本には同様の機関が存在しない。代わりに「番組を監視して罰するのではなく、放送事業者が自主的に問題を解決するために視聴者と放送局の仲介をする」NHKと民放連加盟会員各社による任意団体「放送倫理・番組向上機構」(BPO)がその役割を担っており、「放送事業者は放送倫理・番組向上機構判断に従い忠実に守るとの合意」上に番組制作が行われている。自主規制の要となる団体から、回答要請が出ることは放送事業者にとって重要な意味を持っている。上記のように日本国内の放送事業者全体で統一された表現規制基準は存在せず、製作局若しくはネット局でバラつきが見られるのが現状である。2000年代半ば以降、全般的には表現規制が緩い傾向がある深夜番組であるはずの深夜アニメでも、一部放送局を中心に表現規制が厳格化する傾向にある。基本的に、原作・脚本・構成の段階で問題になる用語や表現は削除するか、支障のない表現に変更される。また作品の演出上、あえて意図的に抵触する言葉を使い「自主規制音」や隠喩的な表現で演出をする作品も存在する。また、同様の理由でアニメ化に際し、問題のあるタイトルの語句が変更される場合もある(例:『落第忍者乱太郎』→アニメ『忍たま乱太郎』、『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』→アニメ『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』など)。しかし、制作当時に「自主規制の対象外であった言葉や表現が使用された作品」の再放送とパッケージ化がされる場合、自主規制対象と判断された部分がカットされ、会話が途切れるなどの問題が発生した。その後、著作権の一種である著作者人格権を考慮し、「原作者のオリジナリティを尊重して原版のまま放送する」「作品の時代設定を考慮する」「差別を助長する意図はない」などの諸注意の文面を入れた上で、該当語句をノーカットで放送する場合もある。上記の一件以降、特に点滅の表現が厳しく規制されており、銃撃戦のシーンなど減光や残像処理が行われている。過去の作品の再放送やパッケージ化においても同様の処理が行われることが多くなっている。年齢設定が未成年の登場人物の飲酒、喫煙シーンが描かれることはほとんどなくなっている。特にテレビ東京が規制に厳しく、成人の喫煙する描写も描かれない作品がほとんどである(例外的に『銀魂』シリーズ程度。飲酒に関しては申し訳程度に描かれることがある)。未成年者による犯罪の発生率の上昇を裏付ける明確な証拠は見当たらないにもかかわらず(少年犯罪も参照)、1997年2月に発生した神戸連続児童殺傷事件を契機に、具体的な根拠を明確に提示しないマスコミ(キー局・全国紙)による、集団ヒステリー(モラル・パニック)的社会批判(メディア効果論も参照)が全国に広がり、「性・暴力表現は犯罪を助長する」要因とされ、暴力描写規制なども含む包括的な自主規制に発展していった。過去にアメリカでも、類似した騒動が発生し、コミックス・コードの立ち上げによる厳格な自主規制が行われた例がある。大抵は登録商標(実在する企業名・商品名など)を用いないよう改変される事例がほどんどだが、一部には企業側の承認済み、もしくはタイアップの一環として実在の名前が使われる事例もある(『スーラジ ザ・ライジングスター』『TIGER & BUNNY』など)。また、既存の楽曲をテレビ放送版の劇中でそのまま使用した場合、権利者の許可が出ない場合はソフト化にあたっては別の曲への差し替えも余儀なくされることがある(「テレビ放送用」と「映像ソフト用」とでは、著作権料支払いのシステムなどが異なるため)。作品と直接的な関係はないが、事件や事故、自然災害などにより、放送局の判断で行われる。実在の宗教に触れる際、歴史上の宗教家や信者への中傷や侮辱がないよう配慮されなければならないが、特にイスラム教に関する規制が厳しく、聖典のクルアーン(コーラン)や音楽が不適切に引用されたことが判明し、テレビアニメやOVAで当該のシーンの改訂を余儀なくされたこともある。テレビ局の編成サイクルは1クール(3か月、13週)が基本単位で、3か月で計12回〜13回の放送が基本になっている。1990年代までは1年単位が最も一般的であった。その後の情勢の変化で、全日枠アニメは6か月(2クール)、深夜アニメは3か月(1クール)か6か月を放送期間とする放送権契約が主流になった。放送期間は、視聴率や関連商品の売り上げなどで(続編・シリーズ化を入れて)延長されることもあれば(『プリキュアシリーズ』など)、スポンサーの倒産や視聴率不振などの理由で打ち切りや、放送枠が早朝・深夜枠などに変更される例もある。また、原作が終了していない作品の場合、アニメオリジナルエピソードを挟んだり(『ドラゴンボール』シリーズなど)、あるいは打ち切り漫画に近い形で終結させたり、期間をおいて続編を再開させる事例もある(『銀魂』シリーズなど)。深夜アニメでは、2002年頃から地上波デジタルテレビ放送準備工事に伴う放送休止や、事件、事故、災害の発生に伴う臨時の報道特別番組やスポーツ中継の延長などで放送枠が逼迫し、その影響で最終話まで放送できない事例も多発していた。その防止策として、企画当初から本編のエピソード数を通常の1クール13話より、1〜3話程度削減する作品も増加している(フジテレビ系列深夜アニメ『ノイタミナ』枠作品など)。近年、放送局や時間帯を問わずに制作スケジュールなどの関係で1〜2クール分放送後、一定期間をおいて次クール目以降を放送する手法を取る作品も現れている。30分枠番組の構成はおおむね以下の通りである(ここでは『マシュマロ通信』の本放送版を基本にして記述する)。ただし一部の作品においては「実写パートとの混成」となるものもあり、その場合、下記のフォーマットとは大きく異なる事例が多い。基本的に本編(約24分)と、CM(約6分)の合計で30分となる。CMは15秒単位で制作されるため、各パートも15秒が基本単位で、警告(啓発)とアイキャッチの合計は15秒、テーマ曲は90秒(60秒・150秒)になる。CM放送が放送法など関連法令で禁じられている公共放送のNHKや、WOWOWやアニメ専門チャンネルなどの有料衛星放送においても、ローカル局へ放送権を販売するなどの2次利用のため、上記のフォーマットを採用している。その場合、本来のCMの時間を、視聴者から寄せられたイラストなどの紹介コーナー、ミュージッククリップ、番組などの宣伝を加えて25〜30分枠として放送している。レギュラー放送で1時間(45 - 46分)の枠は、2015年現在『野球狂の詩』(1977年)、『フィギュア17 つばさ&ヒカル』(2001年)、『Project BLUE 地球SOS』(2006年)、『Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-』(2008年)、『刀語』(2010年)の5作品が存在する。『名探偵コナン』(2007年)で番組枠(『結界師』)移動の穴埋めに期間限定で1時間枠で放送された例を含めても、レギュラー枠での本放送では6作品に限られる。再放送では、再放送枠自体が通常の30分よりやや短い場合など、放送枠の都合上によりCM放送時間を捻出するためにOP・EDや次回予告、場合によっては本編の一部がカットされる事例がある。特に通常のフォーマットより本編が長めに制作された作品でこれが顕著になる。この時間帯に本放送されるテレビアニメを当項では便宜上「全日枠アニメ」と呼ぶことにする。一般的には23:00 - 翌日5:00の間に深夜番組として本放送されるアニメ作品を指す。放送開始時はゴールデンタイムが22、23 - 24時 - 翌日5時に朝の番組が始まる直前までを深夜帯としていたことやプライムタイム・ノンプライムの区分がなかったこと、また特定の層を対象にした作品が多い(全日枠と比べてマイナーなジャンルなど)などの特徴があり、アニメのジャンルとして区別されることもある。番組編成の都合による変則的な事例で、全日枠アニメが地方局やBS局では深夜帯に、逆に深夜アニメが地方局やBS局では全日枠で放送される事例もある。また、シリーズによって全日枠と深夜枠が入れ替わった事例がいくつかある(特にテレビ東京製作アニメで顕著である)。最近では関東圏の独立局を中心に深夜アニメ放送時間帯の前倒しがすすんでいる。特にTOKYO MXでは週末を中心にプライムタイムに属する22時から関連番組を含めて放送を行っている。また選挙特番放送時などの際は放送時間をさらに前倒してゴールデンタイム帯にて深夜アニメの放送も行う場合もある。ここでは基本的に放送に関してはローカルセールス枠番組の場合で解説する。基本的にほとんどの作品が在京キー局や、首都圏の独立局(TOKYO MXなど)で先行して放送され、続いて近畿・中京圏の民放で放送される(ただし特にMBSやABCの場合、「在京キー局・TOKYO MXより先行」して放送することもあり、その他の局でも若干ながら同様の事例がある)。その他の地方局・BS/CS放送ではさらに遅れネットとなる傾向が強い。ただしフジテレビ系列深夜アニメ『ノイタミナ』枠の場合は、2015年4月現在ではサガテレビを除いて地上波レギュラーネット局で同日ネットとなっている(一部局では同時ネット。かつてはBSフジでもネットしていたが打ち切りとなった)。MBSの深夜アニメ枠『アニメイズム』も、2015年4月より地上波レギュラーネット局で同日ネットとなった。また、AT-Xなどアニメ専門チャンネル製作委員会参加作品の一部には、出資局で最速放送となる事例もある。近年ではテレビ東京とBSジャパン(『プリパラ』(シリーズ途中まで)『カードファイト!ヴァンガード』(第2期以降)など)、あるいはTOKYO MXなどの主要独立局とBS11(『アルドノア・ゼロ』『アイドルマスター シンデレラガールズ』など。アニプレックス製作作品に多い)の組み合わせによる、それぞれ「大都市圏は(独立局の)地上波、地方はBS」と言った役割分担の形で「一応の」全国同時ネットを実現させている作品も少数ながら登場している(BS11の調査では同局の視聴者の8割が地方在住者であったことからも、BS独占放送では大都市圏のBS視聴環境がない世帯の取りこぼしが少なからず生じる問題点を解決し、かつ地上波全国同時ネット放送と比べると低コストで効率よく全国をカバーする形である)。また、同じく少数派ではあるが「独立局のみでの同時ネット」は、TOKYO MX・KBS京都・サンテレビでの『有頂天家族』『ご注文はうさぎですか??』、TOKYO MXとKBS京都での『ヤマノススメ セカンドシーズン』などが挙げられる(いずれもBS11では遅れネット)。インターネット配信の場合は(地上波全国同時ネット番組であっても)基本的にテレビ放送の後になるケースがほとんどである。ただし日本テレビ製作深夜アニメ作品やMBS製作『TIGER & BUNNY』、TOKYO MX・BS11・ABC共同製作『アルドノア・ゼロ』、『ReLIFE』などのように、最速地上波局と同時あるいは(有料ながらも)最速放送局より先行して配信を行うケースもある。また、Webアニメとして配信されたものを後日テレビ放送するケースも散見される。複数の作品をまとめて、1つの放送枠として放送される例も多く、その場合は放送枠に独自の名称を付ける場合が多い。全日枠ではテレビ朝日系列の特撮枠を合わせた『ニチアサキッズタイム』、深夜枠ではフジテレビ系列の『ノイタミナ』、MBS・TBS系列の『アニメイズム』などが挙げられる。詳細は、「アニメの歴史・深夜アニメ史・UHFアニメ史」を参照。顕著な成長を遂げている時期を「アニメの成長期」もしくは「アニメブーム」と呼ぶ。以下の分類において参考にした関連書籍の略称を挙げる。以下、便宜上アニメブームを3つに分けて解説しているが、評論家によっては主に『鉄腕アトム』によって引き起こされたアニメブームを第一次としないために、第二次・第三次がそれぞれ繰りあがって、第一次・第二次と呼ばれる場合がある。1990年代後半の視聴率低下はアニメ業界に多大な影響を及ぼした。かつてフジテレビのアニメプロデューサーを務め、現在は執行役員を務める清水賢治によると、少子化の影響や塾通いの増加による子供たちの夕刻〜19時台の在宅率の低下が大きいと語り、一時はアニメ自体の放送を取り止める事も検討されたほどであり、結局は土日の朝枠に移動させる動きが主流になったと言う。更にファミコンなど家庭用ゲーム機の普及で子供の関心がゲームに移ったことで、アニメ関連の玩具売り上げ低下によって玩具メーカーがスポンサーから撤退し、夕方からゴールデンタイムにかけての放送枠確保が難しくなっていた。上記の動きはアニメ業界の衰退に発展するとの危惧を持つ関係者もおり、テレビ東京(広報・IR部長:大木努)は「アニメはもう子供たちのファーストチョイスではない」と述べている。その影響でキー局各局ではゴールデンタイム枠放送作品が激減し、現在ではテレビ朝日系列の金曜日の2枠のほか、テレビ東京系列でも2000年代前半に最大6枠あったゴールデンタイムのアニメ作品の総本数は増減を繰り返した末、現在では木曜日の2枠のみである。一方で独立局各局においては、キー局各局と比べると採算ラインが低いことから、ゴールデンタイム帯で放送するアニメもある。勢力を拡大しつつあった深夜アニメに関しても、2008年に発生したリーマン・ショックの影響などから2010年頃に本数が減少するなどの影響が出ている。1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』の商業的成功によりコアなファン対象の作品が多数制作され、放映権料の高いゴールデンタイムではなく、夕方の放送を中心に多数の制作会社が参入し、放送枠が不足すると深夜枠の開拓が始まった。大量生産に有利なデジタルアニメが普及し、テレビ東京や独立局、BS局やCSアニメ専門チャンネルなどで放送作品も増加したが、過剰な数の作品制作と負担の増加により、作画やシナリオを崩壊させる品質の低下を招き、1クールの放送枠の維持すらできない制作状況に陥った事例も頻発した。一方で小・中学校の週休2日制度導入で視聴が可能となった土・日曜日の午前枠の玩具会社・出版社がスポンサーの「子供向け」作品と、従来の主要スポンサー企業(バンダイ、タカラトミーなど)などの撤退で存続自体も厳しい状況に追いこまれたアニメ制作会社および製作会社が、アニメブームで誕生したアニオタというコンテンツ自体に消費指向を向ける層にパッケージ販売・ソフトのレンタルなどで多数の作品を供給し、収益をあげるための深夜枠(主に三大都市圏の独立局で放送される通称UHFアニメやBS/CSチャンネルで放送される作品を含む)での「アニオタ向け」の商品宣伝をする製作委員会方式作品の二極化が進行している。「テレビアニメ放送作品のメディア化」という形でパッケージ販売を行い、利益を回収することが現在の「テレビアニメの経済」の主流の一つであり、テレビアニメとして見た場合、かつての作品と比べて販売計画の企画段階から「目的」と「手段」が逆となるタイトルも少なくない。低視聴率の放送枠のターゲットはアニメの関心が強いおたく層であり、パッケージ販売のためのプロモーションの性格も強い。そのため制作会社がスポンサーとなり、番組枠を買い取って放送するケースも多い。特に深夜枠放送作品は、DVDおよびBlu-ray Discなどのパッケージ販売が主な収益であるため、付加価値を高めて購買意欲を刺激する必要があり、以下の事情により本放送とは異なる改訂・増補がなされる場合もある。また販促の一環として作品関連のグッズ類や、各種イベント参加整理券もしくは応募券(さらに近年ではチケット優先販売申込券を同梱する事例も増えている)を同梱することもある(一部店舗もしくは通信販売限定のものもある)。民放とNHKを合わせた、2局以上のチャンネルで異なるアニメ番組を同時に放送することによる競合の発生は古くから見られるが、特に大都市圏においては、チャンネル数と作品数の多さによりこれが頻発する傾向もあり、ローカル局でも同様に、土・日曜日の早朝枠にアニメ・特撮番組が集中し、競合することがある(例:日曜朝のテレビ朝日系列「ニチアサキッズタイム」枠とテレビ東京系列のアニメなど)。独立局がある東名阪地区の場合はなおさらであり、本放送のみにこだわるならば複数の録画機器か、2番組以上の同時録画が可能な録画機器を使用しないと視聴できない時間帯も多く見られる。また、BS放送同士でも競合していることがある。2015年4月期には同じ『週刊少年サンデー』連載原作アニメ同士による競合も発生している(土曜夕方5時30分枠におけるNHK Eテレ『境界のRINNE』とytv製作・日本テレビ系列『電波教師』)。民放向けテレビアニメのほとんどが「地上波での放送」を前提に企画・製作されており、「BSまたはCS放送のみ」で企画・放送された作品は極めて少ない。一方でNHKではBS放送向けに企画・製作されているものも多い。近年、4大ネットワーク(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビの各系列)の系列局における同時ネットの放送番組が減少傾向にある一方で、上記に記したコアなファン向けに急増した深夜アニメなどのローカルセールス枠放送番組の場合、大都市圏(特に東名阪地区)以外ではほとんど放送されていない(最近の例で広域的に同時期に放送された事例は『日常』『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』、フジテレビ系列『ノイタミナ』枠など)。また、地方局で放送されても遅れネットの幅が大きい作品も多く見られる(クール単位あるいは年単位=4クール以上の遅れに至る事例もある)。また、製作局の本放送時間帯が諸事情で変更、放送キー局での放送期間の延長などで編成の折り合いが付かず、一部の地方局ではシリーズ途中で打ち切られる例もまま見られる(最近の例では『結界師』『D.Gray-man』など)。余談だが、長らく作品の舞台となる実在する地域(またはモデルと目される地域)や、原作者の出身地である地元局で放送されない事例が多かった。しかし舞台となる地元側から地域おこしの一環としての要望や、ファンによる聖地巡礼(舞台探訪)文化の定着などから製作側が当初から舞台地元局での放送を念頭に入れている事例が増加し、更に青森県弘前市を舞台にした『ふらいんぐうぃっち』では舞台地元局である青森放送が製作委員会に参加している。テレビ東京の子会社BS局であるBSジャパンでの放送自体がない事例(特に深夜アニメで顕著である)もいまだ多数あり、中には『たまごっち!』シリーズ(途中からBSジャパンに移行)・『ガンダムビルドファイターズ』シリーズや、2010年代以降のAT-X製作委員会参加のUHFアニメの多くで独立系BS局のBS11で遅れて放送するなど、後述のBS11と比較すると消極的な姿勢に留まっている。「テレビ東京(系列局)・BSジャパンとの同時ネット」は『プリティーリズム・オーロラドリーム』で初めて実施されたが、現状ではこの形式のネット形態作品はごく少数に留まっている。(CSチャンネルを除いて)BSジャパンでのみ放送したのは現時点で『人造昆虫カブトボーグ V×V』と『ナノ・インベーダーズ』のみであるが、『カブトボーグ』についてはテレビ東京側が内容面で地上波放送を拒否した結果でもある。また、テレビアニメ自体の話ではないが、テレビ東京で放送される関連性のあるやなどの番組(2015年4月現在では『アニメマシテ』などを放送)も関東ローカル独占放送の事例が多く(下記の独立テレビ局においても同様の事例が多いが、こちらはBS11やBSフジなど民放BS局でネットされる場合もある)、これも地方との格差拡大の一因となっている。インターネット配信においては2010年代以降時間帯を問わず多くの作品で実施されるようにはなっているが、(最速のテレビ東京を基準に)1週間以上遅れるか、有料配信のみの作品もある。1990年代末頃から三大都市圏にある独立局での放送を念頭に置いた新作テレビアニメ、いわゆるUHFアニメの放送が始まり、2000年代半ばになると急激に増加傾向を見せた。一部の作品は関西・中京圏ではキー局系列広域局で放送されたり、一部の地方局でも放送される事例は存在するが、これも地方の格差を拡大させる一因となってしまった。長年優位に立っていた関東圏内でさえ、東京都を放送対象地域とするTOKYO MXの送信所が東京スカイツリーへ移転後、同局への一極集中が加速した結果、同局が受信できない地域では大きな格差が生じることになった(端的な例では関西圏では広域局で放送に対し、関東圏はTOKYO MXのみで放送、という作品も珍しくなくなっている)。2010年代に入り、BS11を始めとするBS各局が遅れ(もしくは同時)ネットを多くのUHFアニメで行うようになった結果、現在ではBSアンテナなどの受信環境を整えていれば、おおむね視聴可能にはなっている。また、インターネット配信も大半の作品で実施されている。上記のような現状を背景に、極力少ない時差(遅れ)で視聴するため、Winny・Shareなどのファイル共有ソフトや、日本国外の動画共有サービスを用い、作品を違法にアップロードする行為が問題になっている。動画共有サービスの場合、権利者がサイトの管理者に要請すれば削除されることが多いが、YouTubeなどに比べて知名度の低い海外サイトの場合、その対応が杜撰なことが多い。一度作品がインターネット上にアップロードされると際限なく複製され、完全に止めることはほぼ不可能になるため、パッケージ販売の収益で制作費用を回収している製作関係会社にとっては死活問題になりつつある。そのため、番組冒頭に「(権利者の許諾を得ず)インターネットにアップロードするのは違法である」旨のテロップを流して注意を促したり、放送局(ローカル局)を特定できるようウォーターマークを表示するなどの対策を採り、また2012年10月の改正著作権法施行により、ダウンロードにも罰則が課されるようになったが、効果はあまりないのが実情である。インターネットを利用した作品配信自体は以前から行われているが、草創期はその多くはテレビ放送が終了してから集中的に行うことが多かった上に、有料となることが基本だった。2005年4月に開設したGyaOやBIGLOBEストリーム(後のアニメワン。2013年にサービス終了)は、『B型H系』(UHFアニメ)や『れでぃ×ばと!』(AT-X独占放送)などで製作委員会に出資しているなど作品製作にも関与するようになり、映像画面周辺に広告を挿入し、広告収入を利用した無料配信サービスを相次いで開始したことで、地上波での放送が視聴できなくても、インターネットで視聴できる機会が大幅に増えることになった。この場合、テレビ放送に前後した一定期間(3日間程度 - 最長1週間)は無料で配信し、その後は有料で配信することが多い。また、『亡念のザムド』などのようにWebアニメとして配信された作品が後日テレビ放送されるケースもある。2007年に放送された『スカイガールズ』の場合、「エリアキャスト」と呼ばれる技術を使って「放送エリア外地域」に限ってのネット配信を行なう試みを行ったが、これは普及には至らなかった。違法アップロードに対する措置も兼ねるべく、2010年7月にドワンゴが運営する動画配信サイト「ニコニコ動画」がアニメ番組の公式配信事業へ本格参入を表明。次第に期間限定ながらも無料で配信される作品も増加し、(DVD/BDの発売後でも)1話目のみを常時無料で配信するケースが主流になった。これに呼応するように製作側がニコニコ生放送を積極的に宣伝活用するケースが増え、声優やクリエイターを出演させる企画番組も続々誕生。放送に変わるアニメ公開媒体としての存在感を高めつつあり、ブロードバンドの全国的な普及も相まって、地上波民放による地域間の格差(チャンネル数による放送の差)や最速放送局との時差は、完全とは言えないが改善されつつある。また、本放送終了後にニコニコ生放送で全話一挙生配信を行うケースも増加している。2010年代半ばに入るとdアニメストア(一部テレビアニメの製作委員会にも参加)などの主にスマートフォン向け配信サイトの増加、大手配信サイトNetflixの日本進出など、従来の映像ソフトビジネスが頭打ち状態に入る中で海外市場も視野に入れた有料インターネット配信ビジネスが活発化している。また、光ファイバーや各種無線アクセスサービスも次第にカバーエリアを拡大している。TOKYO MXは2015年7月よりスマートフォン専用アプリ『エムキャス』を利用しての全国への(一部は著作権などの都合上配信されない番組もあるが)同時配信サービスを開始している。AbemaTVは2016年7月より一部新作を最速配信(一部はテレビ最速放送と同時)する「新作TVアニメチャンネル」を開設、新作テレビアニメ配信事業に参入。一般向け国内テレビアニメ(対象年齢10歳以上)は約134億円、児童向け国内テレビアニメは40億円(各2012年度)とインターネット配信売上とほぼ同規模の売上を持つ。店舗によって品揃えが異なるため、そのまま視聴格差にはなるが、放送地域外で衛星放送、インターネット公式配信を除くもっとも容易な合法的視聴手段である。近年ではインターネット上で予約して、ディスクを郵送によるレンタル方式も普及の一途を辿っている。近年PPT (Pay Per Transaction) またはレベニュー・シェアリング (RSS - Revenue Sharing System) と呼ばれるDVD取引形態がレンタルビデオ店とソフトメーカーの間で交わされるようになった(インターネット公式動画配信でも多く採用されている)。この契約形態のメリットはDVDをメーカから店舗が賃貸する代わり、通常契約の場合頭金としてテレビアニメ/OVAは5,000 - 9,000円、劇場版映画は12,000 - 18,000円という費用を0 - 1,000円程度の低価格にする代わりにレンタル一回ごとに数百円(新作レンタル料金の50 - 70%)をメーカ側に支払うという形態となっている。※前述の通常契約の頭金の金額で支払上限となり以降は商品は店舗所有在庫に転嫁できる。また、賃貸契約の中途解除も可能で不良在庫としてメーカに返却も可能。大量の仕入費用が不要なため、1店舗で数十本という発注や知名度がない深夜アニメでも各地の系列店舗に入荷させることが可能となるメリットが存在する一方、売上が「実際にレンタルされた回数」に比例するため、知名度があっても借りられなければメーカ側が不人気作品として判断を下し、アニメ作品の続編やマーケティング戦略に影響を与えるデメリットも有る。特に深夜アニメ以外の子供向け作品や、低年齢の学生層に人気の漫画原作アニメは販売用DVDの売り上げよりレンタルDVDの収入が多いため、影響も大きくなる。ソフトメーカーのアニプレックス、東宝、松竹、ワーナー エンターテイメント ジャパン、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン、avex picturesの多くまたは一部作品がPPT契約でリリースされている。レンタルビデオにおいては、2014年以降もなおDVDのみが主流を占め、Blu-ray Discのレンタルはごく少数派に留まっている。NHKでのテレビ放送は総合テレビのローカル枠を除いて全国放送であるため、全国一律で視聴可能である。ただし、地元を舞台にした作品を総合テレビの地元ローカル枠で放送する事例も稀に見られる(広島局にて『たまゆら』シリーズ、鳥取局にて『Free!』シリーズ)。現在では教育テレビ(Eテレ)およびBSプレミアム(旧衛星第2テレビ (BS2))で多く放送している(過去には衛星ハイビジョンテレビ (BS-hi)(アナログ放送終了と共に閉局)で再放送された作品もあり)。かつては総合テレビで多く放送していた時期もあったが、次第にEテレやBS2(→BSプレミアム)での放送にシフトしていった。また、『日常』や『ラブライブ!』など、民放テレビ局で本放送されたテレビアニメを(実質)再放送するケースもある。日本テレビは、在阪準キー局の讀賣テレビ放送 (ytv) と共にテレビアニメ制作にしのぎを削っており、特に『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ・『ルパン三世』シリーズ・『名探偵コナン』などを放送していたが1990年代前半から全日枠アニメの放送本数を減らし、2009年3月、ゴールデンタイム帯から撤退した(現在はローカルセールス枠で『それいけ!アンパンマン』と、土曜夕方5時30分枠および6時枠にてytv製作全国ネットアニメ2本を放送)。深夜アニメは、日本テレビは独自の作風の作品を多く輩出している。ytvも独自の路線で製作している。また、日本テレビは近年はマッドハウスに続きタツノコプロ・hulu(日本事業)買収で、アニメ制作会社・オンデマンド映像配信事業によるコンテンツ・版権ビジネスの増強・充実化を図っている状況にある。テレビ朝日は、在京4大キー局の中では唯一『ドラえもん』・『クレヨンしんちゃん』といった幼年層も対象としたファミリー指向の自社製作アニメをゴールデンタイム帯に放送しているが、一時期と比べるとこの時間帯での放送作品は減少している(2009年10月期には約25年ぶりとなる火曜夜7時枠を復活させたが、1年半で撤退した)。在阪・在名局の朝日放送 (ABC) や名古屋テレビ放送 (メ〜テレ・NBN) も、古くからテレビアニメ制作に力を入れている。日曜の朝は、2局製作のアニメが特撮枠と合わせて放送されている。テレビ朝日も深夜アニメに力を入れつつあったが、2007年4月改編以後は断続的な放送に留まっている。逆に2012年秋から在阪準キー局のABCが積極的となり、UHFアニメの製作委員会としても参加を始めている。詳細は「水曜アニメ〈水もん〉」「アニサタ」を参照。テレビ朝日も藤子関連のアニメ化作品を中心に長らく取引関係にあるアニメ制作会社・シンエイ動画を連結子会社化、ABCも2016年7月には専門子会社・ABCアニメーションを設立している。現在ではTBSより、むしろ在阪準キー局の毎日放送 (MBS) が積極的であり、全日枠ではMBS製作の『日曜夕方5時枠(日5)』枠が主力となっている。その前身の『土曜夕方6時枠(土6)』枠は『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ・『鋼の錬金術師(第1作)』などが比較的に高視聴率となったが、TBSが土曜夕方枠に『報道特集NEXT(現・報道特集)』を開始したことに伴い、2008年4月より現在の枠へ移動となった。一方、TBSでは土曜17:30枠で放送されていた『ラブ★コン』放送終了後は、2011年に放送された関東ローカルミニ番組『Suzy's Zoo』を最後に全日枠アニメから事実上撤退状態であったが、2016年4月改編で土曜朝7時枠に『カミワザ・ワンダ』を放送。深夜アニメは2000年代以降、主にTBSやMBSが力を入れている。特にMBSはUHFアニメも多数放送していることから、準キー局としてはトップクラスの深夜アニメ放送量を誇り、作品によっては深夜アニメを中心に最速で(TBS・TOKYO MXより先行して)放送する場合もある。テレビ東京は1970年代後半からテレビアニメに力を入れている局であり、放送時間帯を問わず在京キー局の中で最も放送本数が多くその半数以上を占めているほど。重大な事件・事故が発生しても放送を休止することはほとんどない(参考記事)。しかし1990年代後半頃から表現規制の項でも取り上げたように、それを先鋭的に行ったことに対して制作側が同局での放送を敬遠する動きも出たことや、さらには独立局を中心に放送のUHFアニメの台頭と重なって以前ほどの活気は見られなくなった。深夜アニメに関しても放送枠が増減を繰り返すなど一定しない傾向がある(2015年4月期は一時的に新作の深夜アニメが放送されなかった。また、BSジャパンでもネットされる作品は全日枠以上に極めて稀である)。全ての系列局がテレビアニメ製作に関わった実績を持つ(TVQ九州放送以外は単独制作の実績があるが、テレビ北海道 (TVh) は本放送時には道内ローカル放送作品のみ)。そのうちテレビ愛知 (TVA)・テレビせとうち (TSC) は全国ネットレギュラー枠を持っている(過去にはテレビ大阪 (TVO) もレギュラー枠を持っていたが、2011年3月期をもって撤退)。特にTSCは現在東名阪地区以外で唯一の30分レギュラー枠を持ち、テレビ東京製作『ポケットモンスターシリーズ』を凌ぐ長寿シリーズを製作している(『しまじろう』アニメシリーズ)。全日枠と深夜枠とでフレキシブルに放送枠を変更する作品が他系列に比べて多く存在する(詳細記事)。フジテレビは、『鉄腕アトム(第1作)』・『Dr.スランプ アラレちゃん』・『ドラゴンボールシリーズ』など数々の人気作品や長寿番組・シリーズ作品などを多数輩出したが、1990年代後半以降から徐々にトーンダウンし、現在はゴールデンタイム帯からは撤退している(日曜朝9時台と同夕方6時台は健在)。他系列とは異なり、FNS系列局製作作品は極めて少ない(ただしフジテレビ製作深夜アニメに関しては、2014年10月期新規開始作品から関西テレビ放送(カンテレ・KTV)が共同で製作委員会に参加している)。深夜アニメは2000年代前半に放送トラブルが相次いだ教訓から生まれた『ノイタミナ』枠が深夜枠としては高視聴率作品を連発している。在阪局 : 古くから、MBSやytvではキー局並にアニメ製作がなされ、ABCも前記の2局には及ばないが製作実績がある。2015年10月現在ではカンテレおよびTVO以外の3局は単独製作レギュラー枠を持っている。『月刊ニュータイプ』の取材記事によると、ytv東京制作局東京制作部エグゼクティブプロデューサー・諏訪道彦は、「在阪局がアニメ製作に力を入れる背景としては、在阪局が持つ、プライムタイムの自局枠が在京キー局ほど多くないためにタレントのブッキング能力が落ちてしまいがちであり、その中でタレントに頼らずにキー局と伍することができる番組がテレビアニメであった」と語り、MBS東京支社テレビ編成部プロデューサー・丸山博雄もほぼ同様の趣旨の発言を行っている。在名局 : 2015年10月現在ではメ〜テレ・TVAがレギュラー製作枠を持っている(CBCテレビ(TBS系列)も断続的に製作)。2009年7月期には関西テレビとの共同製作にて東海テレビ放送(THK、フジテレビ系列)も短編アニメで参入(後に中京ローカルの短編深夜アニメ『かよえ!チュー学』も放送)。なお、中京テレビ放送(CTV、日本テレビ系列)は三大都市圏のキー局および系列局で唯一テレビアニメの製作実績が未だない。TSCは『しまじろう』シリーズ以降、同作品の版元である地元企業のベネッセとの関係を維持している。その他にもTVhやTVQがテレビ東京との共同製作の形で製作実績を持っている。RKB毎日放送・北海道放送 (HBC) や、東北放送 (TBC)・中国放送 (RCC) の主要TBS系列各局も、CBCとの共同製作の深夜アニメという形で製作参加実績を持つ。静岡放送(SBS、TBS系列局)は『秘密結社鷹の爪 カウントダウン』や短編アニメ『パンパカパンツ』シリーズで製作参加している。北海道文化放送(uhb、フジテレビ系列)はKTV・THK共同製作の『くるねこ』に第2シーズンから同系列のテレビ静岡(SUT)と共に製作参加したほか、北海道ローカル深夜アニメ『フランチェスカ』に製作参加している。短編作品では地方局が製作参加している事例がそれなりに存在する。例えば九州朝日放送(KBC・テレビ朝日系列局)の場合、『怪盗レーニャ』で深夜帯に単発的に放送した後、2015年7月期より短編深夜アニメを継続的に放送している。三大都市圏に所在する独立局での新作テレビアニメ(UHFアニメ)はキー局と比べると表現規制が緩く、かつ放送料金も安いなどの理由から2000年代半ばから放送本数が急増している。これらの多くは深夜帯かつ製作委員会方式で放送されているが、TOKYO MXなど一部作品の一部放送局で全日枠(22時台を中心としたプライムタイム枠など)で放送される事例がある。また、製作参加実績としてはTOKYO MXが群を抜いて多いほか、岐阜放送(GBS)、びわ湖放送(BBC)、奈良テレビ放送(TVN)、テレビ和歌山(WTV)を除く各局で何らかの形で参入実績がある。特に首都圏のうち南関東の各局(TOKYO MX・tvk・テレ玉・チバテレビ)で多数放送されている一方、北関東の独立局(群馬テレビ・とちぎテレビ)は南関東4局と比べると放送実績が大きく水をあけられている。茨城県に至っては今なお県域民放テレビ局自体が存在しない。一部には在阪もしくは在名局製作の深夜アニメが関東圏ではキー局ではなく独立局での放送となる事例もまま見られる。また、BS局もしくはアニメ専門チャンネルが製作委員会に加わる作品もある。現在では先述のようにBS11などの民放BS局との併用で「一応の」全国放送を行っている作品がほとんどである。また、先述のようにTOKYO MXはスマートフォンアプリ「エムキャス」を利用しての一部番組の全国配信を実施している。なお関東圏外でこれらの作品のネット形態はキー局もしくはその系列局製作のものと比べて非常に複雑なものとなっているが、ここでは詳細は割愛する。かつてWOWOWは同局独占放送、なおかつ無料のノンスクランブル枠で「WOWOWアニメ」と呼ばれるアニメ作品を多数放送していたが、2008年以降はほぼ休止状態にあった。2016年に地上波放送の作品に共同出資し、かつ最速先行放送する「アニメプレミア」枠を新設、アニメ事業に復帰している。一方、2007年に開局したBS11は、当初からアニメの放送や製作委員会としての参加にも積極的であり、2010年代に入るとアニメ枠を順次拡大している(詳細項目)が、(2015年4月時点において)「独占放送」作品は『にゅるにゅる!!KAKUSENくん2期』のみである。その他の民放BS局での独占放送となる形の放送事例は少ないが、2016年現在ではBS11のほか、BSフジ出資作品がコンスタントに放送されているのに加え、長らく消極的にあったBSジャパンも2016年4月より自社出資の深夜アニメ事業に参入している。なお、NHKのBSチャンネルや主な無料放送BS各局でも2015年4月より視聴率調査が開始されている。現在は日本のCS放送を独占的に放送しているスカパー!のアニメ専門チャンネル(AT-X、キッズステーション、アニマックスなど)でも、地上波で未放送のテレビアニメが製作・放送される事例が少数ながらある。かつてはCS放送のみであったが、2012年よりアニマックスなど一部チャンネルでBS放送も開始している(ただし、BS放送のアニメ専門チャンネルもあくまで「スカパー!のチャンネル」扱いとなっている)。地方局製作アニメが在京キー局系列で逆ネットされず、首都圏(主に南関東)の独立局各局でネットされる事例もままある。端的な例:逆に、在京キー局と系列局制作・放送作品が関西圏で独立局ネットとなる場合もある。これは在阪局(準キー局)製作のローカル番組が多数あり、深夜枠が逼迫しているという事情も影響している。端的な例:一部アニメ作品でネットワークセールス枠から外れる、ローカルセールスとなる深夜枠を中心に、放送該当地域に系列局があるにもかかわらず、独立局を除く系列外ネットとなるケースも散見される。例:当初から地域密着型番組として制作されるものも一部には存在する(短編アニメが主流である)。 例:OVAとして制作されたアニメ作品の一部には、後日特番や短期シリーズ、ないしテレビシリーズとして放送するものも存在する。中にはテレビ放送に合わせて再編集や新規カットを追加したり、テーマ曲を新調するものもある。

出典:wikipedia

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