『New Horizon』(ニュー・ホライズン)は、日本の音楽ユニットB'zのギタリストである松本孝弘の10作目のオリジナル・アルバム。日本で国内盤を先行発売した後、アメリカ合衆国でUS盤をリリースする。ベスト的な内容の作品だった前作『Strings Of My Soul』以来、約2年ぶりのリリースとなるアルバム。しかしながら近年の松本の作品が、過去の自身の楽曲が中心の作品(『House Of Strings』『Strings Of My Soul』)、他アーティストとのコラボレーション作品(『TAKE YOUR PICK』)、カバー曲がメインの作品(『THE HIT PARADE』『Theatre Of Strings』)が続いていたことを考えると、松本単独での新作を網羅したアルバムは2002年に同時リリースしたアルバム『西辺来龍 DRAGON FROM THE WEST』『華』以来、約12年ぶりとなる。本作では、リリース発表前からCMソングとして流されていたアルバムタイトル曲「New Horizon」や、2013年に敢行されたB'zのライブツアーで先行披露された「Rain」、2003年放送のアニメ主題歌として制作された楽曲のリアレンジバージョンである「BLACK JACK」等を収録。また、ジャズの名曲の再カバーや、昭和フォークソングのカバーなどにも挑戦している。購入特典として、付属の応募抽選カードを用いて応募すると、抽選で300名にアナログレコード盤がプレゼントされるというキャンペーンが行われた(2014年6月15日締切)。ジャケットでは、小笠原諸島南島扇池を模したと思しきギブソン ファイヤーバードがフィーチャーされている。アルバムタイトルである『New Horizon』には、その名の通り「インストゥルメンタルの無限の可能性や新境地に踏み込んだ」という意味が込められている。元々は楽曲「New Horizon」のタイトルとして先に決定しており、改めて収録曲を見直した際に松本が「アルバムタイトルとしてふさわしい」と感じて、アルバムタイトルに決定した。松本は、リリースの約2年前から楽曲の制作を開始した。2013年はB'z結成25周年の活動を優先したため制作を一旦中断。同年12月に、約1か月間という短期間でアルバムとしての形にまとめていった。しかし松本は制作当時について、2013年12月までの段階でアルバム制作の方向性が定まっておらず、迷い続けていたという。この時期にはすでに2014年5月から始まる松本初の単独ソロツアーのスケジュールも決定していたが、松本は「常に楽曲は作り続けていたものの、12月にスタジオに入って2週間で形が見えなければ、(アルバムリリースやライブツアーも含めて)すべてキャンセルしようと思った」と当時の思いを語った。実際は、スタジオ入りしてロサンゼルスでギター収録をしたり、ブラスセクションをダビングしていくうちに「やって良かった」と最終的に思えたという。本作リリースから約2年後、次回作『enigma』リリース時のインタビューで松本は、『New Horizon』はファイヤーバードを使うことに執着していたために、音はいいのだがどの曲も同じトーンになってしまった、という反省点があると振り返っている。オリコンチャートでは初登場3位を獲得。TOP3入りしたのは、ラリー・カールトンとの共作アルバム『TAKE YOUR PICK』(2位)以来、3年11ヶ月ぶり。単独名義のインストゥルメンタルアルバムでは、『Wanna Go Home』(3位)以来、22年ぶりとなる。また、アルバムデイリーチャートでは、2014年04月29日付に1位を獲得した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。