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ベンガル語

ベンガル語(ベンガルご、、バングラ、バングラ語)はベンガル人の言語。話者数は2億人を数え、日常会話の言語人口としては、世界で7番目に多い言語。主にバングラデシュおよびインドの西ベンガル州とその周辺で話されている。バングラデシュの国語であり、またインドでも憲法の第8付則に定められた22の指定言語のひとつとして、西ベンガル州とトリプラ州の公用語になっている。アッサム州にも話者がいる。ほか西アジアなどで移民によって話される。インド・アーリア語派に属する。表記にはブラーフミー文字から発展したベンガル文字を用いる。構文は SOV型。ヒンディー語と異なり、名詞は性をもたない。基本音素45個のほか、5つの付属音素を持つ。子音は29個、母音は14個(鼻母音を含む)。文法性はない。語順はSOV型であり、前置詞でなく後置詞を用いる。指示形容詞や冠詞は名詞の後に置かれるが、一般の形容詞類は前に置かれる。格は4種類(主格・対格・所有格・処格)ある。名詞や動詞の語形変化は接尾辞で行い、膠着語的な性格が強い。名詞の数の表示は義務的でなく(定冠詞のみ区別される)、動詞にも人称変化や待遇による変化はあるが、数による変化はない。数を表すには必ず助数詞を用いる(これは東南アジア・東アジアの諸言語と共通の性質である)。コピュラは使わない。尊敬語や謙譲語に当たる敬語表現がある。日本語とベンガル語の文法は良く似ているとされる。ベンガル語を多数派言語とする唯一の国家はバングラデシュである。バングラデシュに住むベンガル人のベンガル語への愛着は深く、ウルドゥー語を主体とし公用語としようとする西パキスタンとの対立がバングラデシュの独立へとつながっていった(後述)。バングラデシュ国内のベンガル語使用人口は90%以上にのぼっている。インドにおいては西ベンガル州が主なベンガル語の使用地域であり、インド東部の中心で旧首都であるコルカタ(カルカッタ)もベンガル語圏に属する。バングラデシュと西ベンガル州はもともとベンガルとして一体化された地域であったが、ベンガル分割令によってイスラム教徒主体の東ベンガル(現バングラデシュ)とヒンドゥー教徒主体の西ベンガルに分けられたいきさつがあり、このため東西両地域のベンガル語はいくつかの語彙の差はあるもののほとんど同じものであり、出版や音楽などの交流も支障なく盛んに行われている。ベンガル語で著述した重要な作家には、ノーベル文学賞を受賞した詩人ラビンドラナート・タゴールがいる。また映画監督で小説家のサタジット・レイもベンガル語を使い、小説はインド国内向けに英訳されたが、元はベンガル語で書かれている。現在のバングラデシュは、イギリスからの独立時、パキスタン領東ベンガル(東パキスタン)として出発した。1947年から1971年のパキスタン統治下では、ウルドゥー語を唯一の公用語としようとした西パキスタンに対し、東パキスタンではベンガル語が東ベンガルの民族的アイデンティティの中心とみなされ、最終的にパキスタンからの独立へとつながった。1950年から1952年にかけて行われたベンガル語運動では、1952年2月21日ベンガル語を公用語とすることを求める言語活動家と学生のデモとパキスタン軍が武力衝突するまでに至った。現在この日は「ベンガル語公用語運動の日」としてバングラデシュの公式の祝日となっているほか、バングラデシュの提唱によって1999年に国際連合がこの日を国際母語デーに制定し、国際デーにもなっている。1961年5月19日には別の衝突があり、ベンガル語とアッサム語の軽視に抗議したデモ隊と警官隊が衝突、11人の死者を出した。これは運動を激化させた。その後も東パキスタンではベンガル語の公用語化を主張する運動が続き、やがてこれは西パキスタンからの独立運動へと進んでいき、バングラデシュ独立戦争、第三次印パ戦争へとつながっていった。その結果、1971年パキスタンは東ベンガルからの撤退を余儀なくされ、バングラデシュは独立を達成した。独立したバングラデシュにおいては国民の大半が使用するベンガル語が公用語に指定された。ベンガル語はイスラム教徒が多数派の国家の言語としては珍しく、アラビア文字で書かれることは無く、またかつて書かれたこともあまり無かった。イスラム教徒が多数派の国や民族の言語は、一度も文字で記録されたことが無かった言語を別にすれば、アラビア文字で書かれるか、かつて書かれていたものがほとんどである。現時点でアラビア文字で書かれるものとしてはペルシア語、ウルドゥー語、ウイグル語など、植民地支配などや文字改革を経て、現在はラテン文字やキリル文字に切り替えられてはいるが、それ以前はアラビア文字で書かれていたものとしてトルコ語、インドネシア語など、ラテン文字、キリル文字、インド系文字などと併用してアラビア文字でも書かれるものとしてマレーシア語、パンジャービー語などがある。しかしベンガル語は固有のインド系文字を使用し、かつアラビア文字で併用されて書かれる事もほとんど無い。ベンガル語と同じくインド系の言語のうち、ヒンドゥスターニー語(ウルドゥー語、ヒンディー語)、パンジャービー語、シンディー語、カシミール語などは、パキスタン領内・インド領内のもの、あるいはイスラム教徒・非イスラム教徒のものの違いにより、改良アラビア文字による表記とインド系文字による表記の双方が存在する。しかしベンガル語はそれらとは異なり、バングラデシュ・インド双方、イスラム教徒・非イスラム教徒のもの双方とも、インド系のベンガル文字で表記される。(ただし、使用される語彙の差異は、両国間・両宗教間によりやはり存在する。)もっとも現バングラデシュがパキスタンの領土だった時代、ベンガル語をアラビア文字で表記する動き自体は存在した。しかし、住民の反発により実現しなかった。ベンガル地方は、宗教的な意識も決して小さいわけではないが、それ以上に民族的な共通意識の方が大きいために、豊富な文学を有する自己の文字を廃してアラビア文字による表記を取り入れるまでにはいたらなかった。

出典:wikipedia

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