主筆(しゅひつ)とは出版社においては編集責任者、編集長を指す。また新聞社においては、編集、論説の総責任者を指す。出版社、新聞社で用いられる役職。一般的には「編集長」と同じ意味合いだが、編集、論説の双方を統括する責任者としての意味合いも強い。その出版社、新聞社の社長や上級役員などの幹部が就任する場合が多い。読売新聞主筆の渡辺恒雄は著書の中で「社長は経営の最高責任者、主筆は筆政(編集部門や論説部門を合わせたものを指すものと見られる)の最高責任者である。」と述べており、同新聞における主筆の役割が垣間見える。また、2007年6月朝日新聞社においても長年空席だった主筆に船橋洋一が就任した。なお、朝日新聞においても主筆は読売新聞同様、4本社編集・報道局長(編集部門)と論説主幹(論説部門)の上に立つポストとされているが、船橋洋一が主筆に就任する際、主筆規定が「主筆は社論を定め、筆政を掌る」から「主筆は記事、論説を総覧し紙面の声価を高める」と変更されて、権限は大幅に弱められた。船橋洋一と後任の若宮啓文は、緒方竹虎と広岡知男のように代表取締役ではないどころか上席役員待遇で、役員待遇の論説主幹よりは上なものの、取締役でさえない。現在の毎日新聞社の場合、1977年7月に労使双方の生産協議会で定められた「毎日新聞社編集綱領」で、「主筆は、編集の独立、責任体制、民主的な運営の責任者として編集を統括し、筆政のすべてをつかさどる」とされている。
出典:wikipedia
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