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いすゞ・ジャーニーQ

いすゞ・ジャーニーQ(Journey Q)はかつていすゞ自動車が製造・販売していた、マイクロバスジャーニーシリーズのうち、フロントエンジン仕様の中・小型バスで、主に北村製作所で架装された。本稿ではこれを主軸に述べる。(なお、29人以上乗りのリヤエンジンバスについてはいすゞ・ジャーニーKを参照)1968年にTY型中型トラックをベースにしたキャブオーバーバスとして登場。29人乗り。架装は川崎重工業。自家用での導入がほとんどであった。このモデルは後にリヤエンジン中型バスBK32型ジャーニーKへと進化する1976年、エンジン出力増強の上DBR370になる。登場後まもなく、かなり角張った独特のスタイルにモデルチェンジされた。このスタイルはかなりインパクトが強かったようで、中型バスのCCM/CDM系にも同様のスタイルの車体が採用された。丸みを帯びていた大型バスと比較すると、同じ北村製車体とは思えないような車体であった。K-代まではこの形式で製造された。このモデルから「ジャーニーQ」という愛称がつけられた。ローカル路線バスでも採用されている。1984年、排ガス規制対応(P-代)に伴い、エンジン出力増強の上MR112Fになる。車体はDBR370とほぼ同様であったが、リアウインドウが大型化された。しかし、わずか2年でモデルチェンジされたこともあり、このモデルの販売台数は少ない。1986年にフルモデルチェンジを行った。ホイールベースを短縮した上にフロントオーバーハングを拡大、フロントエンジン車であるにも関わらず最前部へのドア設置を実現した。エンジンは6BG1型 (6,494 cc・175 ps) を採用。車体幅も拡大されているが、運転席の脇に大きなエンジンカバーがあり、客室内から運転席への出入りはやはり困難が伴うため、専用の乗務員ドアが設置されている。このモデルチェンジにより、他の路線車同様に2ドア車とすることが可能になり、事業者の仕様に合わせてトップドア(前扉のみ)・前中扉・前後扉の選択が可能となった。これに伴い、輸送量の少ない路線バスへの採用例が急増した。ローカル路線のみならず、奈良交通及び傘下のエヌシーバスなど、住宅地の路線に投入したケースも多く見られた。また、群馬中央バスのように、他にほとんどいすゞ車を導入していないにもかかわらず、少数台数ながらローカル路線用に導入したケースもあるなど、路線バス車両としてはかなり広範囲に導入された。このことから、現在でも「ジャーニーQ」といえば、このモデルのことと認識しているバスファンも多い。貸切車・自家用車ではトップドア仕様の他、中扉のみの仕様の導入例も少数ながら存在した。また、1989年(平成元年)の排ガス規制対応(U-代)と同時期には、このシャシを利用してシアターフロアの貸切車「ロイヤルデッカー」が登場した。エンジンは6HE1型 (7,127 cc・195 ps) に変更された。屋根後部が高くなる独特の外観が特徴で、西日本JRバス・東武鉄道など、大手事業者での採用もみられた。しかし、マイクロバスをリアエンジン仕様にした上でホイールベースを変更し、トップドア設置を可能にした日野・レインボーRBが登場、さらに2扉仕様も可能なリエッセが登場すると、フロントエンジンに起因する車内騒音の低減が困難ということもあり、急速に販売台数は減少した。路線車に使用される場合においては、エンジンカバーの上に運賃箱が設置されることになり、運賃箱の位置が異様に高い位置になる(このため、特注で背の低い運賃箱を採用した事業者も存在した)上、エンジンの振動から運賃箱の故障が多くなるという欠点もあった。また、「ロイヤルデッカー」は天井もガラス張りとなっていることから、夏は冷房の効きが悪く、冬には結露を生じるといった問題もあった(冬の結露については、グラスルーフやサンルーフ装備車以外でも、窓面積の大きな車両全般に当てはまる問題である)。これらのことから、1995年(平成7年)、コーチビルダーである北村製作所との提携解消と同時に、路線仕様車については生産を終了した。1991年にはミッドシップにした上で全幅はフルサイズ並みに拡大し、スーパークルーザー調ハイデッカー仕様になった「グランドロイヤル」GRも販売された。マイクロバスとは思えない居住性を売り物とし、小規模貸切バス事業者のみならず、大手バス事業者にも採用された。なお、型式における排出ガス規制識別記号以下の意味は、ミッドシップエンジンを指す"G"、GVW7.0 - 8.0トンクラスの"R"、フレーム付エアサスの"4"、6H系エンジンの"32/33"、ホイールベース2,601 - 2,900 mmを表す"F"である。1995年までは北村製作所が担当していたが、1995年以降はいすゞバス製造に引き継がれ、2001年まで生産された。ジャーニーQの最終モデル(MR112D/MR132D)は多くの台数が販売されたものの、フロントエンジンという構造を最後まで踏襲した結果、路線バス車両としては多少無理があった面は否めない。しかし、7mクラスで2扉仕様という路線バス車両のニーズが高かったことは、ジャーニーQの販売台数・導入事業者の多さのみならず、その後7mクラスの2扉車モデルが各メーカーから多く開発・販売されていることからも明らかであり、自家用中心だった小型バス市場に一石を投じた存在といえる。なお、1999年6月23日、いすゞの中型路線・観光バスジャーニーK(LR系)が15年ぶりにフルモデルチェンジを果たした。同時に、7mミディクラスのワンステップバスについても、エルガミオシリーズの一員として久方ぶりにこのサイズの路線仕様が復活した。これについては当該記事を参照されたい。2003年からは、日野自動車とのバス事業統合により、ジャーニーJ(RX系、日野・リエッセとの統合車種)が販売されていたが、2011年8月を以って生産を終了した。これによりいすゞから小型路線バスのラインナップは三度び姿を消した。

出典:wikipedia

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