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ヤマト (宇宙戦艦ヤマト)

ヤマトは、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する架空の宇宙戦艦。デザイン担当は松本零士、宮武一貴、加藤直之。本項目はシリーズ各作の劇中設定と演出に沿って記述している。劇中では、人類史上初の超光速宇宙船として登場する恒星間航行用超弩級宇宙戦艦。型式名「M-21991式第1種宇宙戦闘艦(戦艦)」。艦名は大日本帝国海軍の戦艦大和に由来する。元々は、選ばれた人類と生命種を乗せ地球を脱出するためのノアの方舟として建造されていた。しかし、イスカンダルからのメッセージ飛来、及び波動エンジン設計図の入手を機に、地球脱出からイスカンダルへの航海へと計画は変更された。国連宇宙局ヤマト計画本部兼地球防衛司令部の指揮下にあるが、地球との交信可能距離を脱した後の全指揮権は艦長1人に帰属する。ガミラス帝国による発見を避けるため、遊星爆弾によって干上がった九州坊ケ崎沖の海底に露出した、1945年に戦没した戦艦「大和」の残骸をカモフラージュにして改造、建造され2199年就役。2203年戦没。2220年再就役している。大和型戦艦をベースにしたため、水上艦艇をそのまま宇宙に浮かべたような外観を有している。この特徴は以後の地球防衛軍有人艦艇に引き継がれる。艦体上部中央には同艦の塔型艦橋を改造した、上甲板からの高さが60メートル以上に達する巨大な司令塔がそびえ、頂上部には艦長専用居室、その直下には操艦、索敵、戦闘、通信、構造維持、生命維持、調査分析、機関操作と言った艦の全機能を、艦長以下各班の責任者が集中管理するための第一艦橋、さらに下に航路策定並びに航海管制に機能特化した第二艦橋(航海艦橋)が収まる。艦長席の椅子はキャプテンシートになっており、艦長室から第一艦橋を通り第二艦橋まで着席したまま移動出来るように設置された貫通レールに乗っている。司令塔真下の位置に艦底から突き出ている第三艦橋は、メインブリッジである第一艦橋のバックアップのためのサブブリッジである。内部設備は、重力下環境で船体が転覆したような状況を想定した上下対称構造になっている。第三艦橋は、艦底との接合部が脆いためなのか、たびたび喪失している。主砲を始めとする各種兵装は、艦体上部に集中している。その代わり、兵装を備えない下部は重装甲となっている。七色星団でのドメル艦隊との決戦時にドメラーズ2世による船体下部へ接舷後の自爆攻撃、およびガミラス星での硫酸の海からの緊急浮上時に第三艦橋の喪失を受けても、艦自体の航行は可能である。大気圏内航行時の安定保持のため、左右両舷に収納式の巨大なデルタ翼型主翼(安定翼・可変翼)を装備している。これは、尾部の3つある舵(姿勢制御用の尾翼)と併用して用いられる。艦底の尾部には2枚のベントラル・フィンがある。また、着水・潜水能力を有している。主機関は、イスカンダルより送られた設計図に基づき急遽製造された波動エンジンである。波動エンジンによって、ヤマトはワープ(空間跳躍)能力を備えることになった。ワープ能力を得たヤマトは、地球の宇宙船にとって初の外宇宙における長距離の恒星間航行が可能になった。劇中でのワープの表現方法は、島大介によるレバー操作の後にエンジンが噴射加速し、その後 艦内映像に戻りワープする。当初は、1,200光年ほどのワープが精一杯であったが、『ヤマト2』の劇中では、2,000光年のワープを行った際に「ワープの新記録」と述べられている。さらに、波動エンジンから生み出されるエネルギーによって、ヤマトは従来の地球製宇宙船とは一線を画した戦闘能力を得ることが出来た。ヤマトは、主機関の他に補助エンジンを2基装備する。これら補助エンジンは副推進器であると同時に、波動エンジンの始動にも使用される。ヤマトは補助エンジンのみでも通常航行できる。ただし補助エンジンのみでのワープはできない。主要兵装は、艦隊決戦兵器である艦首波動砲、主砲・副砲三連装ショックカノン、煙突ミサイル、艦首・艦尾ミサイル、舷側ミサイル、パルスレーザー砲など。武器ではないが、艦首部の両舷に各1基装備のロケットアンカーも、敵艦体に打ち込むなど攻撃に用いることができる。波動砲は波動エンジンのエネルギーをそのまま利用するので、波動エンジンを駆動していないと使えない。また、エネルギー充填に時間がかかり、充填中は他の兵装も使えなくなり無防備になってしまうという欠点がある。波動砲発射後は波動エンジンの出力がゼロになってしまうため、波動エンジン再始動のためのエネルギーを蓄えておく必要もある。そのため、波動砲発射時には戦闘に不要とされる艦内照明や自動通路等は、全て停止させている。波動砲以外の兵装は補助エンジン稼働のみで使用できるので、波動エンジンが使用できない状況でも戦闘可能である。艦尾艦底部にエレベーターを使用し立体的に格納することのできる格納庫がある。艦尾の射出カタパルト(戦艦大和の水上機用カタパルトと同位置)からコスモ・ゼロ、艦底ハッチよりブラックタイガー(後にコスモタイガーIIに機種更新、『復活篇』ではコスモパルサー並びにコスモパルサー重爆撃機)戦闘攻撃隊を発進させることができる。艦載機の総数は『復活篇』にて初めて明らかにされたが、それ以前にも『復活篇』での総数に近い数の、50機以上を搭載していると思われる大編隊が護衛している場面がある。他に惑星探査用の中型機コスモハウンド、内火艇を兼ねた救命艇、上陸用舟艇、中型雷撃艇、修理艇、大気圏内外両用運搬船、各種探索艇、円盤型救命機(イスカンダルでのダイヤモンド大陸水没時に出動)など多数の機体を搭載する。さらにはバルーンダミーのような特殊な装備品をも常備している。もともと地球脱出用に設計されていたため、航海が長距離、長期間に及ぶことを想定し居住性は高い水準にある。艦内には人工重力が働き地上と同じく行動できる。この人工環境に乗員100余名が居住している。艦長は艦橋頂上部の専用個室、各班の班長クラスの乗組員(士官)には専用個室が与えられている(『宇宙戦艦ヤマト』第14話、第19話)。一般の乗組員は寝棚形式の共同の相部屋である(『ヤマトIII』)。直掩艦載機隊(ブラックタイガー隊)や空間騎兵隊などの戦闘員専用の居住ブロックは格納庫に隣接しており、緊急事態にも迅速に対応できるようになっている。乗員福利施設として、士官食堂や自動配膳の一般食堂(ヤマト亭)、ジムを備えた体育館、レクリエーション施設と精神医療施設を兼ねるイメージ投影ルームや冷凍睡眠装置、さらにスナック(スナックヤマト)まである。大工場直上の居住ブロックに2階ぶち抜きの映画鑑賞室や男女別の大浴場も設定されていたが本編で描かれることはなかった。艦内通路はゆるいカーブを描いており、床はオートウォークとなっている。自前の艦内工場を備え、外部から原料・資材を調達する必要はあるが、艦体維持管理部品や艦載機を含めたミサイルなどの消耗系の兵器弾薬の生産能力を持つ。食糧に関しても緑黄野菜を自給するヤマト農園で、ある程度は自給自足可能で、農園で生産する野菜や果物の他にも人造タンパク質から肉類も合成され、糖分などの栄養素も植物からとっている。閉鎖的な人工環境を作っていると言えるが、完全ではなく長期航海時には地球型惑星(ガミラスの植民地星となっており蜂型の人類が生活するビーメラ星等)で生鮮食料品になる植物の採取を行うこともあった。『宇宙戦艦ヤマト』では総乗組員数は114名となっている。対ガミラス戦役時のイスカンダル遠征における生存者は67名、戦没者は47名。この設定は1977年公開の劇場版『宇宙戦艦ヤマト』ラストシーンに出された数値である。対白色彗星帝国戦役終結時の生存者は19名、戦没者は96名。計算すると生存者+戦没者の総数が115名となるが、この戦没者の中にはテレサも含まれていて、ヤマトの総員は前戦役時と同様に114名である。『新たなる旅立ち』において新人乗組員代表たちの報告から、少なくとも総勢113名(朝日ソノラマ版では130名)の宇宙戦士訓練学校卒業生が、卒業直後の実践訓練および修復後のヤマトのテスト航海への参加という形で補充されている。これにより、2度目のイスカンダルへの航海は132名以上で行われている。『宇宙戦艦ヤマト』第10話で、複数の女性乗組員の姿が見られるが、その後姿が見られなくなり、その後、『ヤマトよ永遠に』での真田澪(サーシャ)まで、森雪以外の女性乗組員は登場しない。『ヤマトIII』では、新人隊員40名が乗り込んでいる(新人隊員の他、輸送船機関長だった赤城大六の様に他の艦船からの転属者も乗り込んでいる)。第2の地球探しという長期任務上、出航時には、京塚ミヤコ他10名程度の女性乗組員(看護婦)を乗艦させていたが、第9話のラストで、艦長の古代進は、星間戦争に巻き込まれる危険性が高まってきたという理由で、森雪以外の女性乗組員を早々に地球へと帰還させている。『復活篇』では、搭乗人員の人数は不明であるが、艦医の佐々木美晴、折原真帆以下の電算室スタッフといった女性乗組員が多数搭乗している。艦内の基本的な組織として、艦長以下、班とその配下の科により構成される。乗組員の隊員服は班ごとに6パターンの色分けがある。2199年から2203年時のユニフォームは襟の色で階級が分かるようになっており、班長クラスは襟が矢印マークと同色で、以下は襟が白である(例外として、『宇宙戦艦ヤマト』テレビシリーズ初期のユニフォームに班長、隊員に関係なく襟が矢印と同色であったことと、『ヤマトIII』では旧来の乗組員は矢印と襟が同色、新乗組員はその襟に斜めの白線が入っている)。2220年時のユニフォームは両袖に階級が解るマークが付いており、大村、徳川は長方形マークが2本に逆三角形が1個、2人以外の第一艦橋スタッフ及び佐々木、天馬兄弟は長方形マークが1本に逆三角形1個、一般隊員は逆三角形1個である。艦長が指揮不能、もしくは不在の場合は艦長代理が艦の指揮を執っている。その後、移住星探しに際しては、副長(副艦長)職が新設され、『ヤマトIII』では真田志郎、 島大介がそれぞれの職務と兼務し、『復活篇』では大村耕作が就任している。これらの基本設定が確定したのは『さらば』以降である。上記のデータは、『宇宙戦艦ヤマト』放送当時の製作会社オフィスアカデミーが1978年に公式資料集・豪華本『宇宙戦艦ヤマト全記録集』を出版した際に固定されたもので、それ以前はヤマトの大きさに関しては、おおむね300メートル以上といった取り決めしかされていなかった。そのため、『宇宙戦艦ヤマト』放送当時の設定資料を見ると、全長が263メートル、300メートル、330メートルなどとかなり曖昧である。なお、ベースとなった戦艦「大和」は、全長263メートルであった。特に司令塔をはじめとする上構は旧「大和」の残骸が“脱皮”するという描写で劇中登場するため、実物の「大和」よりも大きくはなりえず、ケイブンシャ『宇宙戦艦ヤマト大百科』等に掲載された「大和」「ヤマト」新旧比較図も、両者の全長、全幅は同寸として描かれている。松本零士は講演会でのファンからの全長に関する質問に対し、「戦艦大和よりも30メートル程度長い、ロケットノズルが付いている分長くなっている、主砲と艦橋の位置は大和と同じ場所にある」と答えている。大和とヤマトを同じ大きさの絵で並べてみると、艦橋は大和よりも後方に位置しており、艦橋の位置が変わっていないとすると、前部分が延びていることになる。もっとも、現実世界の海底に眠る大和の艦橋は本来の位置から外れて艦首に踏まれており、劇中のように立っている形ではない(艦体も内部爆発によって前後に分断しており、後部は転覆している)。さらに上記の諸元は現実的にシミュレーションした場合に矛盾が生じる。特に、以下の3点は制作者側も矛盾を承知の上での演出であり、設定書に矛盾点として明記されている。以上の点を無理なく収めるサイズに設定すると、ヤマトの全長は500メートルから700メートルぐらいが妥当となる(劇中では40機以上の艦載機を搭載していたため)。艦内の広さの描写に関しては一定の法則があり、実際の寸法に対して2倍の広さで描くという「倍寸法」での表現でされている。しかし、舷側展望室などの一部の区画は、担当したデザイナーの違い等の原因により、倍寸法以上に広く描写されてしまっている。また、艦橋構造物両舷に装備されたレーダー(旧21号電探、コスモレーダー)は、「大和」では計2枚、「ヤマト」では4枚である。故に艦体や艦橋構造物の寸法設定を拡大しても「大和」残骸に「ヤマト」は収まりえない。なおリメイク作品である「2199」においては大和の改造ではなく新造とし、また偽装も大和の残骸を「模した」ものとなったため残骸に収める必要性は無くなった。『宇宙戦艦ヤマト2』での改修。西暦2201年の最新鋭戦艦アンドロメダの登場により、ヤマトの性能はアンドロメダと比較して大きく見劣りする物となる。そのため立てられた改修計画ではアンドロメダ同様、自動制御方式が導入されることになっていたが、無断出撃したために導入されずに終わる。その他の改良は、真田志郎や徳川彦左衛門の尽力により、計画通りに行われている。これらが描写されているのは『ヤマト2』のみであり、『さらば宇宙戦艦ヤマト』では廃艦して記念艦にする予定だった(松本零士の漫画版では、ヤマトはスクラップの上、その資材はアンドロメダの強化に使われるという台詞がある)こともあり、改良の描写も性能向上を思わせる描写も無い。出港後に真田により波動砲の収束率向上のための応急改造が行われている。『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』では、白色彗星帝国との戦闘の被害が短期間で修復されているが、特に改修はされておらず、『ヤマト2』終了時点のままである。新たな人員を迎え、練習戦艦(訓練艦)としての任務を与えられている。『ヤマトよ永遠に』では、西暦2202年時点で旧式化していたヤマトは近代化のために大改装され、性能上は第一線級の戦力となっている。同時期に地球防衛艦隊は先の戦いで壊滅して再建途上なので、大改装は戦力不足の穴埋めの他、各種機材・装備の事前実験艦としての意味もあったと考えられる。新生ヤマトを象徴化するように、艦首上部と艦体側面、第二砲塔上面に錨マークと、各主砲の砲身に参戦章のペイントが施されている。『宇宙戦艦ヤマトIII』での改修。第2の地球を求めて出発した際、その任務に見合った改装が施されているが、画面を見る限り変更点は見受けられない。『宇宙戦艦ヤマト 完結編』での改修。西暦2203年、新たに射撃管制システムが装備された。それに伴い、第一艦橋上部に射撃管制用レーダーが追加され、第二艦橋側面にも指向性アンテナが設置されている。第二艦橋や第三艦橋の内部、主砲発射室や格納庫なども、再度内装がリニューアルされた。『完結編』では艦首上部と艦体側面の錨マークは消去され、主砲への参戦章(帯の数は3本から変更なし)のみのペイントとなっている。『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』での改修。西暦2220年、対ディンギル帝国戦役時のアクエリアスの水柱を断ち切るために自沈した後に修復と大改装が行なわれ、第3次移民船団護衛艦隊旗艦として再就役。対暗黒星団帝国戦時と同様に艦首上部と艦体側面に錨マークのペイントが施されているが、第二砲塔上面には無い。また、主砲の3本帯の参戦章はなくなっているほか、艦内設備も大幅に改変された。全長は280mに延長され、全幅も大幅に広げられた。同型艦として『復活篇・ディレクターズカット版』に「波動実験艦ムサシ」が登場している。詳細は宇宙戦艦ヤマト 復活篇#地球防衛軍・艦艇を参照。シリーズ第1作(以降、「旧作」)のリメイクに伴い、上記のような矛盾点(#本艦のサイズデータについて及び#こぼれ話)を解消するため、ヤマトの設定も再構築されている。具体的には艦体サイズが大きくなり、乗員も大幅に増加している。設定制作では、第一艦橋が旧作に近い形で見せられるサイズから逆算して全長を決め、実寸に合うよう内部構造などを決めていった。また、建造工程も戦艦大和の残骸からの直接改造から、戦艦大和の残骸を模した偽装を施したうえでの新造に変更されている。これらにより、“「ヤマト」=超近代化改装により200年ぶりに再就役し甦った「大和」”という艦歴認識やそれに基づく「日本の男のフネ」「夕日を浴びて死んだように眠っているヤマト」「ヤマトよ、200年の眠りから覚めて甦れ!」といったくだりは脚本から一切消滅した。メカニカルデザインは玉盛順一朗が担当。恒星間航行用超弩級宇宙戦艦。識別番号は「BBY-01」、計画名は「A201F5-E」。2199年進宙。元は「イズモ計画」用の移民船として建造されていたが、物語開始の1年前にイスカンダルから「次元波動エンジン」の技術供与を受け、地球人類史上初の恒星間航行用宇宙船として建造された。ガミラスによる発見を避けるため、遊星爆弾によって干上がった九州坊ノ岬沖の戦艦大和の残骸に偽装して建造が進められた。なお、偽装解除前に攻撃してきたガミラスのポルメリア級強襲航宙母艦を主砲(三式融合弾)で撃墜し、出航前に初戦果を上げている。艦体の基本的アウトライン、一般配置は旧作とほとんど同じである。ただ、旧設定画や『2199』以前では最新となるバンダイのプラモデル製品『1/350宇宙戦艦ヤマト』の寸法に比べ、艦体平面型がより細長いものに変更されている。特に艦首から2番主砲塔にかけては極めて細く華奢な形状であり、アサガオ型フレア構造が弱められ、ブルワークを備えた艦首先端平面型は半円型ではなく尖りを帯びた形状になった。艦体中央には高さは約40mの司令塔がそびえ立っている。司令塔は旧作に比べると若干艦体に対する相対的なサイズが大きくなり、旧作における外観のサイズに比して艦橋内部スペースが広すぎるという矛盾が解消された。旧作同様、頂上部には艦長専用居室、その直下にはヤマトの中枢を担う指揮所となる第一艦橋がある。さらにその下には第二艦橋があり、艦体下部には第三艦橋がある。なお、第一艦橋上部(アンテナの基部)には測距儀が搭載され、波動砲の照準に使用されている。アンテナの下には通信・観測ヤードが備わっている。艦底部は兵装が少ない分重装甲になっており、水上等では艦を上下逆さまにした「潜水艦行動」と呼ばれる状態がある。艦内は露天甲板を第1甲板として、上層は第012甲板(艦長室)まで、下層は第12甲板(第三艦橋)までの全24階層となっている。旧作同様、両舷には格納式の安定翼が備わっている。旧作と異なり複数の折りたたみ構造になっているほか、喫水線を境に上面が艦体上半分と同じ濃い灰色に、下面が艦底部と同じ赤で塗り分けられている。また、安定翼は展開後に約2度の下半角がつく。複合放熱装置の役割も持っている。煙突状構造物の後部にはマストが備わっているが、これも複合アンテナとしての機能を有している。所属及び艦名・識別番号(UNCF やまと BBY-01)は、甲板最後部(メインノズル直上)に記されている。イスカンダルへの到着後には波動砲制御室にコスモリバースシステムが設置され、ヤマト自身がコスモリバースシステムそのものへ改造された。これによって波動砲は封印された。詳細は#兵装 (2199)を参照。主機関には、イスカンダルの技術供与により製造された「ロ号艦本イ400式次元波動缶」(次元波動エンジン、通称:波動エンジン)を1基装備している。波動エンジンによって、ワープ(時空跳躍)能力を備えることになり、長距離の恒星間航行が可能になった。なお、次元波動エンジンの最後の部品として「波動コア」が別途イスカンダルから送られており、それを波動エンジン内に装備することによって初めて起動が可能となった。また、副機関として「艦本式コスモタービン改」を8基・2軸装備する。旧作とは異なり、主機である波動エンジンの始動には使用されず、波動エンジンの始動には莫大な外部電力を必要とした。なお、第3話で徳川機関長が読んでいるマニュアルには、主機関起動用の第1補助機関としてヘリウム3燃料ペレットを使用するレーザー核融合炉について記載されており、波動エンジン起動後、通常時は主サービス電力供給用に常時運転状態とされている。艦後部の第1隔壁と第2隔壁の間に位置する。円筒状の形状をした区画で、旧作に比べると若干狭い。波動エンジンは前後の隔壁に支えられて宙に浮いた状態となっており、周囲を取り囲むように3本のエネルギーコンデンサーが設置されている。機関科員は床を移動するのではなく、機関室左右に設置された計4つの通路を移動する。また、艦首側の高所にはモニタールームがあり、機関室全体を見下ろせるようになっている。なお、機関室内にあるのは波動エンジンのごく一部であり、エンジンの全体はもっと長大である(エンジンの先端から主推進ノズルまでのうち、機関室は全体の5分の1程度)。搭載している兵装の種類・数に旧作との大きな違いはないが、設定の変更や追加が複数ある。旧シリーズでは実質1つしか存在しなかった格納庫が、本作では複数存在している。航空機は、戦闘機38機、偵察機2機、輸送機2機を搭載している。また、地上用車両も搭載している。艦首ドーム部に存在する、イスカンダルへの航路情報を有する施設。最重要施設であるため、基本的に乗員の立ち入りは禁じられている。物語当初はユリーシャ・イスカンダルから伝えられた航路図のデータがインプットされていると言われていたが、実際には航路図は存在せず、事故ないしテロによって意識を失ってしまったユリーシャ本人を自動航法室の中核とし、その記憶をトレースすることで航路図を得ていた。この事実は当初、沖田と真田しか知らなかったが、後に沖田の一存で乗員全員へ発表された。乗員の間では「開かずの間」と呼ばれ、綺麗な女性の幽霊が出ると噂されていたが、その正体はユリーシャの精神体である。科員居住区は、一番主砲塔のやや前から艦橋下にかけての区画に存在する。通路は旧作と異なり直線状で、床はオートウォークではない。旧作同様、居住性は高い。艦内は重力・慣性制御によって1Gを保たれており、長期航海における乗組員の負担を減らすための福利施設が多数存在する。責任者クラスの乗組員には個室が与えられており、下士官クラスでも二段ベッドの2人部屋である。小説版ではシミュレーションルームの存在が語られており、あらゆる軍務のコンピュータシミュレーションが行えるようになっている。次元波動理論を応用した防御システム「波動防壁」(次元波動振幅防御壁)を装備。煙突状の構造物内部に大元の発振システムが存在し、そこを介して艦体を貫くようにエネルギー伝道管が配置され、艦体各所に設置された「99式波動コイル」から非物質の防壁が発振される。また、第三艦橋にコンバーターが設置されており、防壁の制御を担っている。短時間(約20分)ではあるが、攻撃から艦体を防御することが可能になっている。陽電子ビームは元より実弾兵器も防ぐことができるほか、防熱効果もある模様。出力80%程度では艦体に薄くまとうように展開され、被弾時以外は目視できないが、一定方向に最大展開すると楕円体状の青いシールドがヤマトを覆うように展開され、明確に目視できるようになる。部分的な展開も可能。耐圧限界点があり、反射衛星砲の攻撃には耐えられず貫通されてしまった。通常のビーム攻撃に関しても、直撃弾を連続で受けると被弾経始圧が低下していき、やがて貫通される。その一方、シールドで覆った状態では自艦の火器の射線を塞いでしまうので、発砲時には射線上の部分のみシールドに穴を開けている。波動エンジンのコアコンジットベイ内部へ組み込まれている波動コアを取り出す際には、安全のために波動防壁が展開される。なお、ガミラス側は波動防壁を「ゲシュ=タム・フィールド」と呼称している。その他の装備として、ロケットアンカー(艦首両舷)、特殊探照灯(煙突両脇に片舷4基、計8基)、超空間通信装置、VLBI望遠鏡及び艦橋両脇の左舷に赤ランプ、右舷に緑ランプを装備する。また、艦首バルバス・バウにはメインレーダーアンテナ等が装備されており、空間ソナーに亜空間トランスデューサーとして転用したワープ機関のサブシステムを接続することで、亜空間ソナー(次元アクティブソナー)も使用できるようになる。艦体の姿勢制御や波動砲の照準微調整などにも使われる、艦首部のバウ・スラスターと艦尾部のスタン・スラスターによって、水上ではタグボートの支援無しに左右水平移動や旋回運動を行い、単独での接離岸が可能である。劇中ではイスカンダルの港にて使用された。乗員は999名(男女比は約7:3)、3交代制が導入されており、古代の交代要員は南部と北野、島の交代要員は太田と林、雪の交代要員は岬と西条、真田の交代要員は新見と桐生、徳川の交代要員は山崎、南部の交代要員は北野、太田の交代要員は林、相原の交代要員は市川がそれぞれ務めている。旧作の組織をベースに、海上自衛隊の護衛艦の組織構造を踏まえた設定となっている。これとは別に内務による分隊編制があり、が、技術科と保安部の所属分隊は不明である。小説版によると、人員の補充が利かない都合上、欠員が出た場合は他の余裕のある科の人物が訓練して配置転換することになっている模様。

出典:wikipedia

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