『イリスのアトリエ エターナルマナ』は、2004年5月27日にガストより発売されたプレイステーション2用ソフト。本作は通常版のほか、キャラクターのフィギュアなどが同梱されている「プレミアムボックス」という初回限定版がある。また、翌2005年の8月4日には「ガストベストプライス」として廉価版が発売されている。錬金術でアイテムを調合するのが特徴のRPG「アトリエシリーズ」の6作目(外伝的作品を除く)であり、A6の通し番号を振られている。A7にあたる『エターナルマナ2』は本作の続編であるがストーリーの繋がりはない。また、A8にあたる『グランファンタズム』までを含めて「イリスシリーズ」と呼ばれる。最大の特徴はそれまでアイテム合成を軸にしたADVあるいはSLG主体の内容から、メインストーリーと戦闘が主体の完全なRPGへと変貌を遂げたこと。そのため、ストーリーは通常のRPGと同様にメインシナリオを進めていく形の一本道になり、調合のやり込み要素による自由度は薄くなっている。調合に関しては「マナ調合」と「ショップ調合」の二種類があり、マナ調合は“源素”を使用した戦闘システムに関連するマナアイテムの作成・使用、ショップ調合は今までのアトリエシリーズに近い素材アイテムの合成をメインとしたシステムとなっている。また、アトリエシリーズで初めて主人公が男性に変更された。世界観については同じ時間軸にあるこれまでのアトリエシリーズとは完全に一線を画しており、関連性は極めて薄い(一部のキャラや地名などに関連をほのめかすところはある)。錬金術士の少年クレインは旅の途中、怪物に襲われていたところを見知らぬ少女に救われる。その後カボックの街に辿り着いたクレインは、山頂の古代遺跡に興味を覚える。それはかつて錬金術で栄えた天空都市アバンベリーだった。クレインは少女リイタの勧めでガルガゼットとなり、カボックを拠点としてアバンベリーを目指すことにする。やがて彼らはマナを巡る巨大な陰謀に巻き込まれていく。本作品の舞台となるのは“レガルザイン”という名の世界である。四方を広大な海に囲まれた三つの大陸からなる世界だとされるが、全体像は明らかになっていない。ゲーム中では南エスビオール地方とその周辺部だけが描かれる(この地域は続編『エターナルマナ2』における東大陸の一部にあたる)。本作品においては、アイテムは誰でも扱える通常アイテムと、錬金術士の主人公クレインのみが扱えるマナアイテムの2種類に大別される。なお、各アイテムは最大でも9個しか所持できず、他のシリーズは基本的に99個まで所持できるアトリエシリーズの中でも最少である。本作品の戦闘システムは「コストターンバトル」という特殊なターン制である。基本的に「速度」の高い順に行動するが、行動それぞれに「ターン消費」と「行動のタイプ」が設定されており、その組み合わせによって各戦闘参加者の行動回数が大幅にずれるため、単純なターン制バトルとは異なる操作感となっている。ターン消費には、0.5ターンを消費する「ハーフターン」、1ターンを消費する「ワンターン」、2ターンを消費する「ツーターン」の3種類がある。行動のタイプとはコマンド決定から実際に行動するまでの時間差であり、即座に行動する「シングル」、時間を置く「ダブル」、時間を置いて別のキャラクターに攻撃させる「アナザー」(敵のみ)の3種類が存在する。またアクティブキャラは三人までだが仲間は最大で6人(通常プレイ中は最大5人だがエンディング後に6人となる)まで増える。戦闘可能であれば各キャラのターンで自由に入れ替えが可能であり、サブメンバーを含めた全員が戦闘不能となるとゲームオーバーとなる。クレインはマナ(自然の力を司る精霊)と契約を結ぶことで錬金術士として成長していく。本作品で契約対象となるマナは9体であるが、うち5体はアロママテリアを用いることで別種のマナに変身できるため、契約マナは実質的に全14種類となる。
出典:wikipedia
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