ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター (Van Der Graaf Generator)はイギリスのプログレッシブ・ロックバンド。VDGGと略して呼ばれることも多い。1967年に結成。ピーター・ハミル(vo)による内省的且つ哲学的な歌詞を前面に出しつつ、演劇的で抑揚に富むヴォーカルとそれに呼応する複雑でエキセントリックな展開を持たせた音楽性がイタリア等で人気を得る。72年解散、74年再結成、77年バンド名をヴァン・ダー・グラーフに変更、78年解散を経て2004年に再び復活した。2008年には初来日公演を行った。ピーター・ハミル(vo)による内省的且つ哲学的な歌詞を前面的に出したサウンド。多彩なヴォーカルをストーリー性のために奉仕させる歌詞偏重的なスタンスはハミルのソロ・ワークにおいても踏襲されている。結成時~1stまでは、サイケデリック・ロック要素が強く、クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンの影響も見られる。バントンのオルガン/ピアノ、エリスのゴリゴリしたベースが特徴的。1969年~1972年までは、バントンの教会音楽風のオルガンとジャクソンのサックス/フルート(特にテナーとアルト二本のサックスを同時に吹き鳴らすダブル・ホーンが特徴的)を核としたサウンドである。1974年~1976年では、バントンのオルガンとジャクソンのサックス/フルートに加えてハミルのエレクトリック・ギターの比重が増えてきた。(技巧的ではないが独自性は高く、バンドサウンドに合致したアトモスフェアを演出している)1977年~1978年のヴァン・ダー・グラーフ時代には、バントンとジャクソンが脱退してしまったため、グレアム・スミスのヴァイオリンをフィーチャーしたサウンドに変化した。この時期のライヴではハミルのギター、ポッターのベースともにかなりアグレッシヴな演奏となっており(パンクムーヴメントの最中に早くもポストパンク的なアプローチをとっていたことは注目に値する)、このサウンドは後にハミルが結成するKグループに引き継がれている。2007年以降はジャクソンが脱退したため、ハミル、バントン、エヴァンスのトリオと言う今までにない編成になった。そのため演奏面ではバントンのオルガンとハミルのギター/ピアノを核としたサウンドになった。ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター(ヴァン・デ・グラフ起電機)と言う奇妙なバンド名の名付けの親は、創設メンバーのクリス・ジャッジ・スミスである。ピーター・ハミルは、1972年までのVDGGではエレクトリック・ギターを弾かないと決めていた様で、アコースティック・ギターのみを弾いており、この時期一部で聞かれるエレクトリック・ギターはニック・ポッター、ロバート・フリップが弾いている。(1968年のシングルのみハミルがエレクトリック・ギターを弾いていると思われる。)VDGGで本格的にエレクトリック・ギターを弾き始めたのは1974年以降である。再結成前にVDGGのメンバーと録音したソロ・アルバム「ネディアーズ・ビッグ・チャンス」が影響していると言われている。ロバート・フリップが初めてゲスト参加した作品が3rd『H To He Who Am The Only One』である。4th『Pawn Hearts』は当初LP2枚組で構想されており、内容は以下の様であった。2005年盤再発CD『H To He Who Am The Only One』には“Squid 1/Squid 2/Octopus“のスタジオ・ライヴ、『Pawn Hearts』にはエヴァンス、ジャクソン、バントンのソロ曲“Angle Of Incidents”、“Ponker's Theme”、“Diminutions“がボーナス曲として収録されており、これらを合わせると幻の2枚組『Pawn Hearts』がどの様なものであったかが想像出来る。通常、第1期~第5期を初期、第6期~第7期を前期、第8期を後期、第9期~第10期を末期、第11期以降を再結成後と呼んでいる。67年末にハミル、スミス、パーンの3人で“Firebrand”、“Sunshine”を含むデモ・レコーディングを行った。68年春にデモ・レコーディングを行った。68年夏にハミル、スミスの2人で、68年秋にハミル、スミス、バントンの3人でデモ・レコーディングを行った。5人でデビュー・シングル「People You Were Going To / Firebrand」録音。スミス脱退後の4人で“Afterwards”、“Necromancer”の2曲録音、後に1stに加えた。1st『The Aerosol Grey Machine』録音。1stは元々ピーター・ハミルのソロ・アルバム制作のために第4期のメンバーを集めたもので、後にVDGG名義になった。2nd『The Least We Can Do Is Wave To Each Other』録音。3rd『H To He Who Am The Only One』の3曲録音後、ポッター脱退。3rd『H To He Who Am The Only One』の2曲録音、bass guitarはバントンが弾いている。 4th『Pawn Hearts』録音、これ以降バントンがベース・パートをbass pedals/bass guitarで兼任している。ライブ『Maida Vale』2曲録音。5th『Godbluff』、6th『Still Life』、7th『World Record』録音。ライブ『Maida Vale』6曲録音。8th『The Quiet Zone/The Pleasure Dome』録音。ライブ『Vital』録音。9th『Present』、ライブ『Real Time』録音。2008年に初来日公演を行った。 10th『Trisector』、11th『A Grounding in Numbers』、12th『ALT』録音。ライブ『Live At The Paradiso』、13th『Do Not Disturb』録音。2012年に再来日公演を行った。
出典:wikipedia
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