角野 栄子(かどの えいこ、1935年1月1日 - )は童話作家、絵本作家、ノンフィクション作家、エッセイスト。日本福祉大学客員教授。東京出身。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。早大時代は龍口直太郎ゼミに所属した。大学卒業後、出版社に勤務し一年ほどで結婚。1960年、25歳の時にブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、龍口の勧めにより、70年にブラジル体験をもとに描いたノンフィクション「ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて」で作家としてデビュー(35歳)する。1982年「おおどろぼうブラブラ氏」でサンケイ児童出版文化賞、84年「ズボン船長さんの話」「わたしのママはしずかさん」で路傍の石文学賞、「ズボン船長さんの話」で旺文社児童文学賞、「おはいんなさい えりまきに」でサンケイ児童出版文化賞、85―86年「魔女の宅急便」で第23回野間児童文芸賞、第34回小学館文学賞、IBBYオーナリスト文学賞など多数受賞。2016年、『トンネルの森1945』で第63回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。『魔女の宅急便』(1985年)は、娘が中学生時に描いた魔女のイラストに着想を得て執筆され、宮崎駿によりアニメ映画化された。この作品を書いたときは魔女について特に詳しかったわけではなかったが、映画の公開に伴い魔女についての質問が多くよせられたのをきっかけに魔女について調べ始めた。魔女についてのエッセイも執筆している。ただ、このタイトルが「ヤマト運輸の商標権に触れて問題になった」と一部で話題になった。その原因は角野が第1作刊行時に宅急便はヤマト運輸の登録商標である事を知らなかったためである。映画化に至って、このアニメをそのままヤマト運輸のCMにした物も作られている。なお同映画をもとにした登録商標をスタジオジブリが取得している。角野は『魔女の宅急便』の映画化に際し、当初は唯一の注文として「キキが旅立つ時にキキの故郷の木に付けられていた鈴を鳴らすこと」のみを求めていた。その後制作が進むに連れ内容が大きく変わることに否定的になったが、宮崎駿監督と数回対談し解決した。2000年紫綬褒章、2014年旭日小綬章を受章。その「魔女の宅急便」はジブリ版の公開から約25年を経た2014年3月1日に実写版が制作・公開され、原作者である角野栄子が自らナレーションを担当した。
出典:wikipedia
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