「セカンド・ラブ」は、日本の歌手中森明菜の楽曲。この楽曲は彼女の3枚目のシングルとして、1982年11月10日にワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)よりリリースされた (EP: L-1620)。「セカンド・ラブ」は、1983年3月23日発売のスタジオ・アルバム『ファンタジー〈幻想曲〉』からの先行シングルとして、1982年11月10日にシングル・レコード (EP: L-1620)で発売された。シングル・レコードのライナーノーツには本曲の楽譜が掲載された。この楽曲は、デビュー曲「スローモーション」に続き来生えつこ・来生たかお姉弟作詞・作曲のバラード曲で、萩田光雄が編曲を手掛けた。プロデュースは前作「少女A」に続いて小田洋雄が担当した。中森は、この楽曲に深く感動し、繊細な歌詞とメロディに心を揺さぶられるあまり、自身が歌うべきなのか?、また、他の歌手が歌唱しても大ヒットする楽曲との確信から、ヒットしなかったらこの曲に対し申し訳無い気持ちであったと明かしている。本曲がベストテン番組で初の1位を獲得した際には、喜びとともに安堵感があったと中森は語っている。1983年1月13日に放送されたTBS系音楽番組『ザ・ベストテン』出演時に、風邪の影響からこの楽曲の歌唱中に声が出にくくなってしまい、歌唱終了後中森は思わず悔し涙をこぼす場面があった。このシーンは1983年の『ザ・ベストテン』の回顧録として語られている。本曲は後の作品でも新録されており、1995年12月リリースのベスト・アルバム『true album akina 95 best』と、2002年12月リリースのベスト・アルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』にそれぞれ収録された。2010年には、中森をモチーフとしたパチンコ台『CR中森明菜・歌姫伝説〜恋も二度目なら〜』に本曲が新録され、同機のCMソングとしてもオンエアされた。シングル盤「セカンド・ラブ」のB面として発表された「鏡の中のJ」は、三浦徳子が作詞を手掛け、佐藤健により作曲され、「セカンド・ラブ」に続いて萩田が編曲を務めた楽曲である。『CDジャーナル』は「セカンド・ラブ」について、1980年代初期のオーソドックスな歌謡曲で、憂いの富んだ趣は中森の個性と上手く合致しており、後年の歌唱法との相違を指摘した上で、初期の中森を語るに欠かせない楽曲と批評した。この楽曲は、オリコン週間シングルチャートでは、1982年11月22日付で2位に初登場し、翌週の1982年11月29日付で自身初となる最高順位1位を記録。以降、1982年12月13日付まで3週連続で1位を記録した。その後、1983年1月17日付(合算週: 2週分)から1983年1月24日付でも3週連続となる1位を記録し、通算6週に渡り1位を獲得した。同チャートの100位以内においては、計26週に渡ってランクインしている。また、1983年度のオリコン年間シングルチャートでは、8位を記録し、およそ77万枚を売り上げた。中森のシングル曲のうち本曲が最大の売上枚数を記録している作品で、2位は「ミ・アモーレ」、3位は「飾りじゃないのよ涙は」となっている。TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』では、1982年12月16日から翌年の1983年2月3日の放送まで8週連続1位を記録した。「セカンド・ラブ」のライナー・ノーツより「セカンド・ラブ」の作曲を手掛けた来生たかおが1983年に発表した企画アルバム『Visitor』にてこの楽曲をセルフカバー後、1990年にはセイコー「クレオ&カデット」のCMソングとなり、同年11月に発売した来生のシングル「夢より遠くへ」で新たにリメイクし直され、カップリング曲として収録された。また、2000年11月にリリースされた来生のデビュー25周年記念アルバム『Dear my company』では中森と来生による「セカンド・ラブ」のデュエット版「セカンド・ラブ」が収録され、2008年2月に発売した中森のベスト・アルバム『歌姫伝説 〜90's BEST〜』にもこのデュエット版が収録された。
出典:wikipedia
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