地球の歩き方(ちきゅうのあるきかた)は、ダイヤモンド社が刊行している海外旅行用の旅行ガイドブック。1979年(昭和54年)の創刊以来、世界各地を紹介する旅行ガイドブックが計100タイトル以上も発売されている。1979年に「ヨーロッパ」編と「アメリカ」編の2冊により創刊された。それまでの旅行ガイドブックは現地の観光スポットの紹介を中心に構成されていたのに対して、個人旅行者の利用を念頭に、現地での移動や滞在など「手段」のガイドを中心に据えた構成であった。1981年に「インド」編を刊行、以降、主に若年の個人旅行者(特にバックパッカー)をターゲットとし、バックパッカーを中心とした読者からの生の声をそのまま掲載するコーナーなどに特徴があった。一方で真偽不明の怪情報も少なからず記載されていたことから、かつては「地球の迷い方」と揶揄されていたという。1980年代から個人の海外旅行者にとっての有力な情報源の一つとして利用されてきたが、2000年代以降、交通手段や現地の宿泊施設・レストランなどに関する情報が、インターネットやスマートフォンを通じて随時入手できるようになったことから、情報量の面での利点は薄れている。また、若年者の海外旅行離れやバックパッカーの減少を受け、富裕層の中高年を意識した内容へと変化し、宿泊施設の紹介においては、高級ホテルから中級ホテルをメインに記載されるようになっている。旅行目的の多様化を受けて、通常のガイドブックに加えて、「ポケット」「リゾート」「地球の暮らし方」などの派生シリーズが展開されている。元来海外旅行用のシリーズであったことから、通常のガイドブックでは「日本」編は発刊されていないが、派生シリーズでは日本の観光地も取り上げられている。読者からの投稿を募ったうえで最新の情報を反映した更新版を随時発刊している。毎年更新版が発刊される地域と、数年の間隔が置かれる地域(日本人旅行者の比較的少ない地域など)があり、更新間隔は地域によって差がある。日本語の旅行ガイドブックであることから、多言語に訳されている旅行ガイドブックであるロンリープラネットに比べて、日本人旅行者の多い地域が刊行の中心となっている。なお、風俗街に関係する地域や場所に関する記述は、意図的に掲載を退けられており、記述さえ載っていない。地図は日本国外務省の見解に沿った内容となっており、台湾と中華人民共和国は別の色で塗り分けられているが、これが原因で中国国内に本書を持ち込み入国審査時に見つかった場合、別室に連れて行かれたり本書を没収されることがあるといい、中国国内を扱った本ガイドブックにはこのことが注意事項として記載されている。ガイドブック一覧の詳細はこちら。最新版は2015年-2016年版だが、最新版が発刊されていないものも含む。帯には地域ごとに(A:ヨーロッパ、B:南北アメリカ、C:太平洋/インド洋の島々&オセアニア、D:アジア、E:中近東/アフリカ)と、「A06 - フランス」のようにタイトル番号が割り振られている。主なものを挙げる。当ガイドブックの協力を得て制作された主な番組を挙げる。
出典:wikipedia
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