『坂物語り』(さかものがたり)は、大倉らいたの小説、およびその漫画化作品。当時角川書店社長だった角川歴彦からパーティーの席上で大倉がゲームデザインを行った『センチメンタルグラフティ』ノベライズ版『センチメンタルグラフティ 〜約束』『センチメンタルグラフティ 〜再会』2作の続編要請を受けたものの実現には至らず、『センチメンタルグラフティ』のコンセプトを踏襲したオリジナルの企画として立ち上げられた作品。メディアミックスでは漫画版の他、主人公後藤ときなのフィギュアがユージン(現タカラトミーアーツ)より発売された。幼い日、初恋の少年と「10年後に再会する」約束を交わした少女は、記憶の彼方にある《誓いの場所》を友人たちの助力を得て探し始める。長崎、神戸、尾道…旅先で出会う様々な人達の「坂」に秘められた物語りに勇気を得、励まされながら各地を巡る彼女は、少年との再会を果す事が出来るのか。純愛・学園ロマンティックシリーズ、角川スニーカー文庫刊、イラスト:甲斐智久。第1巻第3章「長崎の出逢い坂」のみ、主人公である後藤ときなが一切登場しない。『坂物語り〜My Pure Memory〜』(キャラクターデザイン:甲斐智久、画:たなか友基)『少年エース』(角川書店)に1話、『エース増刊 桃組』(同)に2話 - 5話(最終話)を連載。作画担当者にとっては初連載・初単行本作品。清々しいタッチで原作に挑んだ、紀行マンガの形で綴られた友情の物語である。全1巻 2002年3月1日初版発行、ISBN 978-4047134829本作には第3巻『君と吹かれた秋色の風』の第三章「弘前のりんご坂」に「安達保奈美」という人物が登場、105ページの9行目に「青森市で酒屋を営む親戚」という記述があり、「センチメンタルグラフティ」のヒロインの1人である「安達妙子」およびその家族を示唆していると思われることから大倉の代表作である「センチメンタルグラフティ」と同一の世界観にあると思われる。当作に登場した日本各地の坂は全て実在する坂である。ただし、ときなにとって想い出の場所となる坂は実在しない架空の坂であることが原作者の大倉によって解説されている。なお、尾道篇に登場した『れんが坂』という坂は正式には「蓮華坂」と書く。ときなたちが来訪した喫茶店「れんが坂」も実在する喫茶店である。
出典:wikipedia
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