バイロン・リー・タネル（Byron Lee Tunnell , 1960年10月30日 - ）は、アメリカ合衆国・テキサス州タイラー出身の元プロ野球選手（投手）。日本では1991年から1993年に福岡ダイエーホークスに所属した。のMLBドラフト2巡目でピッツバーグ・パイレーツに入団。9月4日にメジャーデビュー。には、主に先発として11勝を挙げ、規定投球回数にも達する。しかし、メジャーでの数字はこの年がピークで翌年からは下降線を辿り、はメジャー登板が無かった。、セントルイス・カージナルスに移籍。同年のワールドシリーズも経験した。、1987年のワールドシリーズでカージナルスを破って世界一になったミネソタ・ツインズに移籍するが、全てリリーフで10試合登板しただけでマイナー暮らしが続いていた。、ヒューストン・アストロズに移籍。メジャー昇格出来ないまま、のシーズン途中に福岡ダイエーホークスに移籍。先発として12試合の登板ながら6勝を挙げた。しかし、以降は精彩を欠き、2年間で4勝17敗に終わった。アメリカに戻ったからの2年間は、コロラド・ロッキーズとデトロイト・タイガースのマイナーで過ごしたのち引退。引退後は、マイナーリーグ数球団のピッチングコーチやシンシナティ・レッズの巡回コーチ、福岡ソフトバンクホークスの駐米スカウトなどを務めた。7月末から前任者の解任によりミルウォーキー・ブルワーズでブルペンコーチを務めている。1992年のシーズン前に、評論家の平松政次から「低めの制球が素晴らしい。15勝はする」と絶賛されていた。ストレートの球速こそ130km/h台と大して速くはなかったが、緩急を駆使し、多彩な変化球を低めに集める投球術は特筆すべきものがあった。ダイエー時代は眼鏡をかけた、牧師風のスタイルが話題だったが、「野球選手よりも宣教師みたいな性格だ」と言われたこともある。

出典:wikipedia