


トヨタ・JZエンジンは、トヨタ自動車が製造する直列6気筒DOHCエンジン。M型エンジンの後継として1990年に登場した。現在はV6のGRエンジンが後継となっており、補給用エンジンのみの製造となっている。排気量の拡大や、過給による燃焼エネルギーの増大に対する余裕が大きく、競技車両やチューニングカーのベースエンジンとしての需要も大きい。シャシダイナモにおける測定では、補正済み後輪出力1,000PS以上を記録している。共通事項JZシリーズの中で唯一ヤマハ発動機による設計が施されたエンジン。1JZ-GEをベースにしてはいるがシリンダーヘッドからコンロッドに至るまで共通部品は非常に少ない。生産も加工部品をトヨタ自動車で生産し、アッセンブリをヤマハ発動機が担当するという他のJZエンジンとは異なる体制をとっていた。詳細はトヨタ・1JZ-GTEを参照。共通事項JZ系のエンジンで最も高出力のエンジンである。チューニングベースとして使われることが多く、前述の通り、1000psを超えるような改造も行われるほどの耐久性を持っている。また、ライバルとされる日産・RB26DETTエンジンに比べ低速部でのトルクが勝るため、チューニングを施しても日常の足としてより使えるとされる。鉄製鋳造ブロックを採用する直列6気筒エンジンながら、補機類を装着した状態でRB26と比較して30kg軽量かつ全長が短いコンパクトな設計で、1JZ-GTEと共にメタル製ヘッドガスケットや、クーリングチャンネル付き鍛造ピストンや太径のクランクジャーナルを持つフルカウンタークランクを採用するなど純正状態でもハイパワーに耐える設計である事なども特徴といえる。同形式の1JZが搭載されている車種に換装されるケースが多く(1JZ-GTE搭載車両の場合は2JZの腰下のみを流用し1JZのシリンダーヘッドと組み合わせた(基本的にほぼ無加工(VVT-i仕様のヘッドにVVT-iなしのブロックを組み込む場合はブロックの小加工が必要)で流用でき、ヘッド側が1JZ-GTEのままの為車両のエンジンハーネスも無加工で搭載可能である)、通称1.5JZと呼ばれる仕様も多数存在する)、他の形式のエンジンを積む車種に大改造を施して搭載するパターンも多々確認されている。2008年1月、トヨタ自動車は同社公式HP上のリコール情報として「1JZ-FSEおよび2JZ-FSEエンジンにおいて、長時間のアイドリング等特定のエンジン回転域を多用されるような運転により、インテーク側にカーボンが徐々に堆積し吸入空気の流れが変化し、アイドル不調が発生することがあります。保証期間を通常の5年から9年(走行距離無制限)に変更します。」と発表した。トヨタ車に限らずガソリン直噴エンジンにおいては、使用状況や経年変化によって燃費の悪化、アイドリング不安定、エンストなどのエンジン不調・不具合が発生するケースも多い。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。