シンは、漫画『北斗の拳』に登場する、架空の人物。身長183cm、体重98kg、バスト130cm、ウエスト92cm、ヒップ105cm、首周り43cm。背中まで達するブロンドのストレートヘアー(初期のカラーページ(例: 単行本第2巻表紙など)では白髪もしくは銀髪である)と碧眼を持つ美男子だが、戦闘シーンでは極悪面に豹変する。TVアニメ版および劇場版の衣装の色は基本的に紫を基調としているが、ケンシロウとの再戦時には白を基調とした衣装となっている。格闘ゲームでは白を基調としたカラーリングだが、紫を基調としたカラーリングも存在する。南斗六聖拳の一人で愛に全てを懸ける宿命を背負う「殉星」の男。故リュウケンからの戒めを破って「北斗」と争い、北斗神拳を伝承した直後のケンシロウを一蹴した実力の持ち主。ケンシロウの胸に刻まれた七つの傷は彼によるものである。ケンシロウが許婚のユリアと共に旅立とうとする日に、執念と欲望から力を引き出したことで、ケンシロウに深手を負わせてユリアを連れ去り、彼女ひとりの愛を得んがために与えうる全てを与えようとした。そのために凶悪非道の暴力組織「KING」を統率して関東一円を支配、自らも「KING」と名乗る。略奪と殺戮の限りを尽くし、ユリアのためだけの街"サザンクロス"を築き上げたが、それでも彼女の心がケンシロウから離れないことを悟ると、復讐心と執念を身に着けたケンシロウとの再戦に敗れた後、自ら居城より身を投じ命を絶った。シンのユリア強奪は、ジャギの口車に乗せられ、甘いケンシロウではユリアを守れないと唆されたためである。それまではケンシロウの良き友人であり、悪人ではなかった。KINGとなった後も、TVアニメ版のサザンクロス編の終盤には、部下に無差別な略奪や女性への乱暴を禁止する、ユリアの脱走に協力した侍女・サキを罰せずに故郷に送り返すだけですませるといった様子も描かれた。ケンシロウも彼の死後に至って、「友であったシンを唆し悪事を犯させて苦しめた」張本人であるジャギに対しては激しい怒りを見せている。ユリアには嫌われていたが、シンは「殉星」の宿命から純粋にユリアへの愛のためだけに生きた。権力の頂点に立ったシンであったが、拳王ことラオウの手がKINGの本拠地・サザンクロスにも及ぶと知ると、まともに闘っても勝ち目がないと判断し、ユリアを守るため南斗五車星の戦士達に彼女を託して、ラオウが追わないように敢えてユリア殺しの悪名を被ってケンシロウとの再戦に臨んだ。ユリアの生存に関して何ら語ることなく、あえてケンシロウにも「ユリアは身を投げて死んだ」という虚偽を告げて散っていったが、ケンシロウにとっては最初の強敵(とも)でもある。最後にケンシロウは彼の遺体を自らの手で埋葬したが、悪人である彼にそこまでの施しをしたことをバットに問われ、「同じ女を愛した男だから」と答えた。シンの使う拳法には、1983年の原作連載初期からTVアニメ版までも、作中において流派名は一切付けられておらず、ただ「南斗聖拳」あるいは「南斗聖拳(の使い手)シン」とだけ表記・呼称されていた。しかし、南斗六聖の登場で連載途中に「愛に殉じる宿命を背負う南斗六聖拳“殉星”の男」であることが、継承した流派名「南斗孤鷲拳」は、連載から3年後の1986年9月に刊行(原作では天帝編を連載中)された、特別編集の解説書『北斗の拳 SPECIAL』で新たに設定された。以後、関連書籍、『真救世主伝説』シリーズでも、「南斗孤鷲拳」の伝承者の位置づけが踏襲されているが、シンが自身の拳を「南斗孤鷲拳」と名乗ったのは、2005年の格闘ゲーム版が最初である。主にシンは、「南斗獄屠拳」(アニメ・旧劇場版では南斗獄殺拳)、「南斗千首龍撃」など、切断より貫通をメインにしている突き刺し型の奥義を使う。「外部から突き入れ破壊する」という南斗聖拳の定義が合致する正統派の拳法であり、「孤鷲拳」だけでなく南斗一〇八派の複数の流派も習得しており、そのバリエーションから「南斗聖拳のシン」と呼ばれている(『北斗の拳 SPECIAL』コラムおよび『北斗無双』公式サイト)。アニメ版では、飛び蹴り系の技である「南斗飛燕斬」や、拳の連続打撃で敵を砕く「南斗飛竜拳」も披露している。『北斗無双』ではそのスタイル故のリーチの短さを補うため、突きを飛ばす技や、闘気で形成した剣で攻撃する技なども使用する。なお、原作ではシンには南斗聖拳の配下の者がいないが、アニメのKING軍には「南斗」を名乗る部下が多数登場する。しかしその多くは、自己の闘術、自分の使用する武器・武装・兵器などに「南斗」の名を冠しているだけである。火炎を吐く闘術、死者が蘇る呪術、ダイナマイト、鞭、双頭の旋回斧での攻撃、果ては刀剣を持った兵士を大砲で打ち出すものや列車砲の砲術指揮官などが「南斗」と名乗っているが、これらは拳法の類とは言いがたく、拳法家と呼べるのは、三身一体攻撃の体術に「南斗」を冠した「翔天拳」の副官・ジョーカーぐらいである。原哲夫が『北斗の拳』以前に連載していた『鉄のドンキホーテ』に登場する五十嵐俊一だとする説が有力。主人公のライバルでシンと似ている部分も多い。
出典:wikipedia
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