『栞と紙魚子』(しおりとしみこ)は、諸星大二郎による日本の漫画。少女向けホラー雑誌である『ネムキ』に不定期連載中。2008年、第12回文化庁メディア芸術祭においてマンガ部門優秀賞を受賞した。「栞と紙魚子の怪奇事件簿」として連続ドラマ化され、栞役を南沢奈央、紙魚子役を前田敦子(当時AKB48)が演じた。諸星大二郎の初めての少女向け作品。基本的に一話完結の短編である。胃の頭町(いのあたまちょう)に住む主人公の二人が、周囲で起こる怪奇現象に巻き込まれる、少女向けホラーコメディ作品。作中に登場する脇役達はクトゥルフ神話を元ネタとする奇妙な生き物など、奇々怪々な面構えとなっているが、主人公たちが非日常に溶け込み、独特の不条理めいてユーモラスな世界観を作り出している。なお、伝承などある程度の事実に基づく妖怪ハンターシリーズと異なり、劇中の出来事の大半は事実無根のフィクション。劇中に登場する書籍なども全く架空のものである。胃の頭町のモデルは東京都三鷹市の井の頭。ただ単に名前のモデルとなっているだけでそうした伝承があるとかいう話はなくほぼ無関係。胃の頭町に住む美少女だが若干猟奇趣味があり、友人たちから「神経が何本か抜けている」と称される栞と古本屋の娘で稀少本のためなら身の危険をも冒す眼鏡っ子の紙魚子。親友である二人は好奇心や諸事情から様々な出来事に巻き込まれていく。売れっ子ホラー作家ながら奇妙な奥さんと奇矯な娘クトルーちゃんと仲良く暮らしている段一知先生。その段先生に一方的に惚れ込み彼のストーカーとなって公園暮らしをしている新進気鋭の猟奇詩人菱田きとら、栞の飼い猫だがなぜか人間のおっさんに化けるボリスなど一風変わった人々が織りなすホラーコメディ。主人公であり、「生首事件」から登場。『栞と紙魚子の怪奇事件簿』(しおりとしみこのかいきじけんぼ)は、2008年1月5日から3月29日まで、日本テレビのサタデーTVラボ枠内で放映されたテレビドラマ。各話テレビ放送終了後に日本テレビのウェブサイトで動画配信も行なわれた。また、2010年4月3日より6月26日までサンテレビにて、2010年7月13日から10月5日まで札幌テレビ放送(火曜日24:49〜25:19)でも放送されていた。なお、CS放送のファミリー劇場でも過去に放送されたことが有り、2010年11月現在は日テレプラスで放送されている。
出典:wikipedia
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