LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

火星のプリンセス

『火星のプリンセス』(かせいのプリンセス、) は、エドガー・ライス・バローズのSF冒険小説。初版は1917年。バローズのデビュー作であり、火星シリーズの第1作。主人公のジョン・カーターは、アメリカの元南軍大尉であるが、生まれた育った記憶がなく、年齢も不詳。幽体離脱で火星(バルスーム)に瞬間移動した後、剣で火星生物や火星人と対決し、恋と冒険に生きる。SFというよりも、ヒロイック・ファンタジーに似る。しかし、後に「剣と魔法」()と言われることになるヒロイック・ファンタジーの特徴のうち、「魔法」の部分はきわめて希薄である。火星の飛行船の飛行原理なども科学技術(SF考証)によって説明されていて、魔術や呪術の類は、シリーズを通してほとんど登場しない。惑星冒険ものの嚆矢である(後述)。「カーターの手記(遺稿)」という形式をとっており、一人称小説として書かれている。好評につき続編が書かれ、全11巻となった。第3作『火星の大元帥カーター』までは3部作として構成され、ジョン・カーターが主人公、デジャー・ソリスがヒロインを務めている。シリーズ中期では両者とも出番が激減しており、後期で主人公格に復帰している。1911年に、『デジャー・ソリス、火星のプリンセス』()というタイトルで未完の原稿をオール・ストーリーズ・マガジン社に送ったところ、編集長のトーマス・ニューウェル・メトカーフがこれを気に入り、原稿を完成させるよう依頼。1912年2月号から6月号にかけて、『オールストーリー』に『火星の月の下で』()というタイトルで連載された。原稿料は400ドルだったという。この時のペンネームはノーマン・ビーン(Norman Bean)であったが、これは誤植であり、本来はノーマル・ビーン(Normal Bean)だったという(Normal Beanに「普通のそら豆」という意味だが、「正常な頭脳」の意味もある。これは、余りに突飛な作品のため、「正気なのか?」という読者のクレームをかわす意味らしい)。日本においては、東京創元新社(現東京創元社)の編集者厚木淳の判断で、「火星シリーズ」全11巻が企画された。その第1巻として出版され、武部本一郎の美麗な挿絵が添えられた。海外でも武部の画は人気がある。なお、当初は小西宏が翻訳した(1965年)が、後に厚木淳版が刊行された(1980年)。また、全巻を厚木が訳すこととなった。なお、厚木によると、本書の出版以前は、地球外を舞台としたSF小説は月どまりだった。「地球と火星と舞台にした雄大なスケール、怪奇冒険小説のスリルとSF的興味が渾然一体となったその面白さ」がスペースオペラの典型を確立、1920年代のSF隆盛と多くの後継者を生んだという。エドガー・ライス・バローズの叔父、ジョン・カーターが突然亡くなった。遺言により、叔父の埋葬と遺産を管理することになったバローズは、次のような叔父の手記を手にした。以下、主人公以外は火星人、及び火星生物である。複数の邦題があるので、タイトル別に分類する。『火星の月のもとで』は、途中の一部を抽出して訳したもの。サム・モスコウィッツ編著の古典SFアンソロジー兼研究書"Under the MOONS of Mars"に収録された同作品と抽出箇所が一致することから、これを翻訳したものと思われる。All Story誌に掲載された作品の翻訳ではない(雑誌掲載されたのは、長編と同一作品)。『合本・火星シリーズ1 火星のプリンセス』は、『火星の女神イサス』と『火星の大元帥カーター』を併録。内容については、各項目を参照。リチャード・A・ルポフ 『バルスーム』 東京創元社、1982年5月。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。