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イーピー

イーピー(ep)は、東経110度CSデジタル放送の電波を使って、チューナー内のハードディスクに番組を蓄積し、視聴者が好きな時に視聴できるようにした蓄積型放送サービスである。なお、2004年4月に蓄積型サービスを終了、2007年には放送を終了している。2000年、松下電器産業(現・パナソニック)・東芝・ソニー・日立など14社で、eプラットフォーム設立準備会を発足させた。蓄積型データ放送サービス、双方向サービスの「eサービス」の規格統一、事業検討を行った後、企画会社イー・ピー・エフ・ネット(ePF)および委託放送事業者のイー・ポート・チャンネル(現・SCサテライト放送)を設立。ePFは翌年事業会社に移行するとともにイーピー株式会社に改称した。このときソニーが株主から外れ、epサービスに関する特許も譲渡して撤退している。サービス開始は、サッカーワールドカップでの特需を見込んで2002年5月を目指していたが、epステーションの製造が間に合わないなどの遅れが祟り、結局ワールドカップが閉幕した7月からの開始になってしまった。epの最大の失敗はここにあるといえる。世界初の蓄積型放送サービス「ep蓄積サービス」(有料)を実施。しかし期待したほどの事業拡大を果たせず、2004年4月にサービスを終了、無料の2チャンネル(ep055ch,ep056ch)のみが残った。(現行の放送についてはSCサテライト放送を参照)epサービスは専用の受信端末として「epステーション」を用いる。これは、60-80GBのHDD、56kbpsモデムなどを備えた110度CS/BSデジタル放送受信用のチューナである。HDDのうち20GBをショッピング、生活・地域情報、エンタテインメントなどの蓄積コンテンツの保存用に、残り容量は映像を記録するHDDビデオレコーダとして用いる。蓄積したデータと放送番組との連動・双方向機能を使うためにはISPとの契約が必須で、情報配信や通常のメールにも使うことができた。epステーションは松下電器・東芝・シャープ・日本ビクターの4機種が用意され、加入希望者は申し込み時に希望の機種を選択した。このうち日本ビクターモデルは松下電器のOEM供給品であり、外装は異なるものの基本機能は同一であった。epステーションはサービス終了後も、HDDレコーダ付きチューナとして使用できるが、同社はアフターサービスの終了とともに購入価格の全額返金を実施した。東芝製機種はソフトウェアを変更した上でWOWOWのデジタル放送加入促進キャンペーン用チューナーとして転用された。基本的には、デジタル放送で使用されるデータ放送と同様のBMLならびに蓄積放送向けの拡張規格が採用された。そのため、データ放送のノウハウを持っているプロダクションであれば、蓄積放送のコンテンツを作成することはそれほど困難ではなかった。しかし、初期型のBSデジタル受信機をベースとして開発されたために処理速度が遅く、カーソルの移動さえ数秒かかることがあり、ある映像を見終わってから次の映像を見るために1分以上かかることも珍しくなかった。通常のBSデジタル放送を録画したものを見るためのプレイリストなどは同世代のDVDレコーダーと大差のない速度だったために、同じHDDに記録済みの映像なのにあまりの使い勝手の悪さから蓄積放送をほとんど見ないユーザーも多かった。蓄積型放送には20GBの容量が割り当てられていたものの、1番組当たりの容量は少なく、映像はいずれもSDTVでDVD-Videoよりも劣るビットレートに設定しても長時間の収録が難しいために、充実したコンテンツ作りを行うにはあまりにも制約が大きすぎた。またコンテンツも総花的でジャンル数は多いが、特定の視聴層に向けたキラーコンテンツを用意できなかったと言う問題もあった。2005年には、一般的なハードディスクレコーダーのHDD容量が平均500GBまで増加していたことを考えると、技術面の進歩に比べてサービスが取り残されて行ってしまった事実は否定できない。

出典:wikipedia

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