カゼクサ(風草、学名:"Eragrostis ferruginea")は、単子葉植物イネ科スズメガヤ属の多年草で、道端や人家周辺の荒れ地にごく普通の大きな株になる雑草である。大柄な広がった穂に細かい小穂を多数つけるのが特徴である。名称は中国名の知風草から。株立ちになる草で、匍匐茎はないが、大きな集団を作りやすい。普段は立つ茎は出ない。根元から出る葉は線形で長さ30-40cm程度、斜めに立ち上がる。基部は葉鞘となっている。葉鞘は左右から偏平になっていて、背中側は少し隆起している。秋に出る穂は葉の間から立ち上がった茎の先端について、葉より抜け出し、高さは80cm程になる。花序は円錐花序で、多数の枝を出すが、それぞれの枝は大きな角度で広がり、全体としては縦長ながらも非常にまばらな姿となる。小穂はそれぞれの枝の先端に真っすぐに突き出すように着く。個々の小穂は6-10mm、狭い卵形でやや偏平、緑色だが一部が紫に染まる。本州から九州に見られる。国外では朝鮮、中国からチベット方面に分布する。ごく普通に見られる雑草である。大きな株を作り、引き抜くのは困難。しかし、畑地などに出現することは少なく、苦労して駆除するものでもない。スズメガヤ属 ("Eragrostis") は世界の熱帯から温帯に約300種があり、エチオピアで主食に利用されるテフが含まれる。日本にも10種ほどがあり、そのうちで山野にあるものはスズメガヤの名で呼ばれ、やや趣が異なる。人里周辺ではニワホコリが雑草としてはごく普通種である。この種は特徴がカゼクサによく似るが、大きさが圧倒的に異なる。カゼクサの名を持っているものは以下のようなものである。
出典:wikipedia
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