京阪バス山科営業所(けいはんバスやましなえいぎょうしょ)は、京都市山科区にある京阪バスの営業所である。京阪グループ共通バスカードで印字される略称は「ヤマ」、社用車に記してある略称は「山」である。山科、醍醐、六地蔵、京都中心部、比叡山を中心とする路線を管轄している。管轄区域は京都市山科区・伏見区・東山区などを中心とするが、一部は宇治市・滋賀県大津市にもかかる。ほとんどの路線が、三条駅、祇園四条駅、清水五条駅、京阪山科駅、六地蔵駅のいずれかで京阪電鉄線に接続している。なお、京都市営バス醍醐営業所が京都市営地下鉄東西線開業のため閉鎖されたのに伴い、醍醐地区を走る京都市営バスの一部路線の移管を受けている。そのため、当営業所の所轄路線のうち、京都比叡山・京都比叡平・大津比叡平の各線と山科急行線、山科大津線(47号経路)の藤尾奥町 - 大津京駅間を除く全線で京都市の敬老乗車証と福祉乗車証の使用が可能となっている。また、京阪中書島 - 竹田駅西口間では当営業所の管轄便のみ使用可能である。最寄りの停留所は「大宅」(おおやけ、岩屋神社前)である。京都府道35号大津淀線に面している。同道路を通って、北上して国道1号に行く場合も、南下する場合も、路線バス車両にとっては離合の困難な箇所がある。また、この界隈では名神高速道路を潜るカード出入口にきつめの段差が存在し、そのためロードクリアランスが充分に取れなかった箇所があったため、2007年に導入したノンステップバスでは、運行開始当初は京都橘大学への入線を禁止していたが、2010年代前半頃に大宅甲ノ辻/山科警察署前 - 京都橘大学間の経路を一部変更して段差の存在する区間を回避したことにより、現在はノンステップバスの京都橘大学への入線が解禁されている。2011年3月1日より、IC乗車カードPiTaPaが導入された(同日より大津営業所の路線バスにも導入)。かつては「京都営業所」と称していたが、本項では特記以外は「山科営業所」に表記を統一する。歴史京都駅および京都市中心部と比叡山頂を結ぶ路線バスである。京都バスとの共同運行路線である(京都バスは51号系統。ただし、一部経路が異なる)。なお、これらの路線は京都市内の均一区間においても京都市の各種優待乗車証や、一日・二日乗車券(京阪バス拡大版含む)での利用はできない。57号経路は、京都駅から三条京阪・京阪出町柳を経由して田の谷峠で比叡山ドライブウェイに入り比叡山頂を結ぶ路線で「比叡山ドライブバス」と呼ばれている。比叡山市内中心部で一部通過する停留所がある。当路線は、春 - 秋と冬季で大きく運行ダイヤが異なる。また、比叡山ライトアップ根本中堂が行われるときには、夜間に京都駅 - 比叡山の臨時バスが運転される(三条京阪のみ停車のほぼノンストップ運転)。一方で、2013年から57号経路(比叡山ドライブバス)は冬季は運休となっている。一方、56号経路、56A号経路は三条京阪と比叡平を結んでおり、京都中心部と新興住宅地の比叡平を結ぶ生活路線である。比叡山頂・比叡平系統の車両は高出力で座席数の多いBタイプが使用されている。京都市中心部では乗客が多いため補助席は利用できない。などを運行している。多くの路線が、山科区 - 東山区間の国道1号線(五条バイパス)を経由するため、朝夕のラッシュ時などに渋滞に巻き込まれて遅延が発生することが多い。また四条河原町 - 祇園 - 五条坂を経由する便も多く、こちらは観光シーズンを中心に発生する渋滞により同じく遅延が発生することがある。かつては、三条通経由の便も多数あったが、1997年の地下鉄東西線開通後に大幅に減便された。また、中書島、竹田地区にも一部乗り入れている。2010年11月1日より大宅/京都橘大学 - 小野駅 - 京都駅八条口間で運行開始。途中阪神高速8号京都線を走行するため運行開始当初は立席での乗車が認められていなかった。略称は「山急」。比叡山線と同様のBタイプが使用されている。なお2012年3月20日のダイヤ改定で小野駅経由を取り止め蚊ヶ瀬経由に変更され、また大宅中学校 - 大宅間を廃止し、新たに大宅中学校 - 醍醐寺間の路線免許を取得し、現在は京都駅 - 京都橘大学/醍醐寺・石田の路線となっている。また京都駅界隈の経由道路も一部変更されている。2014年9月22日ダイヤ改定で座席定員制が解除された(香里園直行便など一部は座席定員制で立席での乗車が認められていない)。なお2013年11月から2015年8月まで醍醐寺から京都駅八条口を通って大阪の京阪香里園・新香里まで結ぶ路線も存在していたが、利用客が伸びず2015年8月31日をもって、路線廃止された。京都競馬場内シャトルバスをステーションゲート - シンザンゲート - 駐車場間で運行している。2009年12月運行分より一旦男山に移管したが、2010年春より再び山科管轄便も設定された。ただし2009年11月までのように単独ではなく、男山管轄便も引き続き設定され共管となっている。
出典:wikipedia
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