徳島バス株式会社(とくしまバス、英称: "TOKUSHIMA BUS Co., Ltd." )は、徳島県最大の路線バス・高速バス・貸切バス事業者である。徳島市に本社がある。1961年3月25日に南海電気鉄道と資本提携してからは、同社の関連会社となり、同社の持分法適用会社を経て、2009年4月より正式に子会社となった。通称は「徳バス」。本社は徳島県徳島市出来島本町一丁目25番地。日中戦争の最中に施行された陸運統制令により、存在した県内の9つのバス事業者が統合して発足した「徳島バス統合株式会社」に端を発する。1942年に「徳島統合バス株式会社」に改称されたのち、1948年に現在の社名となり、今日に至る。一般路線バス部門は、最盛期は県内にくまなく路線を展開し、近隣の県へ向かう路線や、徳島駅前から県南の牟岐町まで60km以上を走破する路線なども存在した。しかしモータリゼーション化の影響で利用客が減少し、慢性的な赤字経営が続いている。2010年2月の段階で、一般路線バス部門全体での赤字額は年間約2億円となっている。赤字の発生・拡大に伴って、会社全体の経営にも影響が出るようになってきたことから、しばしば路線の縮小・廃止を伴った路線再編を行っている。また、旧貞光営業所については、グループ会社(1963年に全額出資)である四国交通(四交)に車両ごと売却され、四交の貞光営業所となった(現在は営業所ごと廃止され一部路線はつるぎ町コミュニティバスに移管)。これらの再編の結果、現在徳バス本体の一般路線バスの運行エリアは、北は香川県東かがわ市(翼山温泉)まで、西は上板町(鍛冶屋原)・吉野川市(川島)まで、南は勝浦町(黄檗上)・阿南市(橘西)・那賀町(川口)までとなっている。また近年では、一般路線バス部門の低迷とは対照的に、高速バス部門などでは比較的堅調な事業成績を上げていることから、「高速バス部門等で上げた利益で一般路線バス部門の赤字を補填し、事業を維持する」という経営手法を採っている。このように一般路線バス部門では、基本的に他の地方ローカルバス会社と同様に苦しい経営・事業規模の先細り傾向が続いている一方、積極的な動きも見られる。例えば、2008年10月1日に実施されたダイヤ改正において、佐那河内線の一部が隣接する神山町内まで乗り入れるよう改められ、全国的な傾向からみても珍しい路線延長が行われた。また、赤字・経営難に喘ぐ公営バスの一部路線の引継ぎ・受託運行も行うようになっている。鳴門市エリアで競合関係にあった鳴門市営バス鳴門公園線・高島線の徳島バスへの一本化(鳴門市からの補助により鳴門駅前発区間便を運行)や、のちに鳴門市営バス撤退による引田線・北泊線・大麻線の運行、徳島市で競合関係にある徳島市交通局(徳島市営バス)の運行受託、小松島市営バス事業廃止による立江線・小松島立江線・和田島線・目佐和田島線・田浦線の委譲運行はその一環である。また、2016年4月1日より、徳島市交通局の210円均一路線の市原・島田石橋線を新たに委託運行を開始した。一般路線バスでは、他に徳島空港発着の定期航空便ダイヤにあわせた徳島空港連絡バス(空港リムジンバス)を運行している。車両は、元々路線車としての装備を備えた日野・セレガ(下「ギャラリー」掲載写真左より3枚目)のほかに、元々は高速バス(関西空港行きリムジンバス)として使用していた三菱ふそう・エアロバス(高速車であったためトイレ付)や、貸切車だったセレガを転用したものを充てている。一部の車両には、徳島空港に乗り入れている航空会社2社(JAL・ANA)のラッピングが施されている(詳細は後述)。四国圏内を中心に運行する観光バス(貸切バス)部門は、現在は大型車を中心に38台の車両を保有・運用し、徳島県内の事業者の中でも随一の規模を誇る。なお、2台のエアロバス(移籍後も徳バス色)と、日野レインボーRR(観光色に変更)を四国交通に売却している。高速バスは大鳴門橋開通後の1989年、東京行きの夜行バスが「エディ号」として運行されたのが最初である。当時は明石海峡大橋は未開通であり、また神戸淡路鳴門自動車道も鳴門インターチェンジ - 津名一宮インターチェンジ間しか開通していなかったことから、当時のエディ号は「津名一宮インターチェンジまで高速道路を走行→大磯港まで一般道路を走行→須磨港まで淡路フェリーボート(現在は廃止)にバスごと乗り込んで明石海峡を横断→若宮出入口より再び高速道路に入る」という全国的にも珍しいルートをとる高速バスであった(当時は淡路島は素通り)。また、徳島 - 東京線と同時に、津名港(当時は津名町、現在の淡路市)行きの淡路 - 徳島線も、津名港発着の共同汽船へのアクセスとして開設された(現在は津名港発着の高速船が無く同区間の利用客が激減したため、徳バスは撤退している)。また、三宮・大阪行きの高速バスも当初は淡路フェリーを利用するルートを通っていた。その後は高速道路整備の進捗(明石海峡大橋の開通や高松自動車道の延伸など)に伴って爆発的に運行本数が増え、主要各都市へと路線網を拡大していった。現在では、最盛期に比べると学園都市線や奈良・天理線など一部路線が廃止されているものの、東京、名古屋(特定日運行)、京都、梅田・難波・USJ、関西空港、三宮、高知、松山、高松、岡山、広島の各都市へ高速バスを運行している。これらの高速バスは原則として徳島県外へ出た後は目的地まで無停車で運行するが、東京線、名古屋線、関西空港線、かつての枚方・寝屋川線については淡路島内にも停車し、乗客扱いを行う。なかでも京阪神方面行きと東京行きの高速バスは好調で、徳バスのドル箱路線となっており、休日などは増車便(続行便)が出る場合がある。2台で運行する場合、2号車は1号車が定刻通り発車した後に乗り場に入るため、1号車に比べて若干遅れての運行となる。また、行先によって乗り場が違う場合もある。現在では徳島 - 東京線だけでなく、徳島バスが運行する高速バスの総称が「エディ号」となっており、高速車にはすべて「エディ(Eddy)」の名の由来にもなっている鳴門の渦潮をモチーフにした絵が描かれている。一部の路線には「学割制度」がある。東京行きは特に「ムーンライトエディ」とも呼ばれている。過去にETC大幅割引の影響で、学園都市線が廃止、また奈良線は短期間で廃止、枚方・寝屋川線も2016年3月限りで廃止されたが、それ以外の路線は各路線の運行開始後、本数等大きな変化なく現在に至っている。京阪神方面において、難波での乗降は大阪シティエアターミナル(OCAT)では扱わず、全便南海なんば駅で行う(難波経由の 京阪神 - 四国 の高速バスでは唯一)。徳島バスのホームページによれば、一般路線バスの路線は行き先・経由地などによって分類されている。2016年4月に路線再編が行われた。鳴門市方面へ向かう路線であり、徳島駅前のバスターミナルのうち1番乗り場から出発する。徳島駅発便については最終目的地は小鳴門橋(小鳴門橋バスストップ)、鳴門公園、鳴門ウチノ海総合公園の3カ所が設定されている。徳島市内の「大学前」停留所(徳島大学常三島キャンパス前)を境に、県道39号線(旧国道11号線)に入り吉野川橋を渡って進むルートと、吉野川大橋を渡りバイパス(現・国道11号)を進むルートの2つに大別される。2016年4月の路線再編で、岡崎海岸系統・広島→木津経由が廃止された。鳴門線、特に広島経由ルートと同様に北島町を経由して鳴門市(小鳴門橋BS)へ向かう路線であるが、松茂町を通らないなど多くの違いがある。そのため、主要な経由地の1つである「立道」停留所(たつみち、JR四国鳴門線立道駅前)の名前をとり、「鳴門・立道線」あるいは「立道線」と案内される。徳島駅前のバスのりばでは、鳴門線と同じく1番乗り場から出発する。徳島駅前のターミナルを出発すると、鳴門線のバスはターミナルすぐの交差点を全て左折するのに対し、立道線はここを右へ出て元町を経由する。吉野本町交差点(吉野橋東詰)からは吉野川橋、さらに鯛浜橋までは鳴門線老門経由便と同ルートを通り、その後フジグラン北島を経由する。主要な経由地として案内されている北村団地などを経由しながら鳴門市大麻町へと入り、路線名にも採り入れられている立道停留所へと向かい、以後はJR鳴門線とほぼ並行するように進む。鳴門線の「中喜来バイパス経由ルート」とは「教会前」停留所の次の「木津元村南」停留所で合流する。なお、かつては岡崎海岸発着の系統や上りのみ元町を経由せず新町(東新町、西新町)を経由する便も存在した。路線名の通り、徳島市の川内町(かわうちちょう)を経由して松茂町方面へと向かう路線である。徳島駅前のバスのりばでは、2番のりばから出発する。下り便は、徳島駅前のターミナルを出発すると、上述の立道線と同様のルートで、四国大学そばの「四国大学前」停留所までは立道線と同じルートを進むが、徳島自動車道の高架をくぐり、側道との交差点を越えた次の「榎瀬」(えのきせ)交差点で本路線は右折し、その後可動橋(跳開橋)として知られる加賀須野橋を渡り、松茂町内に入る。松茂町に入った後は、広島バス停を越え、主要な経由地として案内されている「航空隊」前停留所(海上自衛隊徳島教育航空群)を経由、終点である「長原南」停留所へと至る。かつては「広島ランプ」まで吉野川バイパスを経由する系統、広島バス停から左折して北西に位置する丸須団地へ向かう系統、航空隊止め便、広島バス停からそのまま北上し中喜来へ向かう系統も存在したがいずれも廃止されている。また、現在の川内循環線の米津団地を経由して広島まで向かう系統もあった。徳島駅前から北島町を経由して鳴門市大麻町方面へと向かう路線である。徳島駅前のバスのりばでは、先述の川内・松茂線と同じ2番乗り場から出発する。路線の末端である大麻町板東には、四国八十八箇所霊場の第一番札所として知られる霊山寺(りょうぜんじ)や、終点停留所の名前にもなっている大麻比古神社(徳島県の総鎮守であり、正月には初詣客で賑わう)があり、寺社参詣路線・観光路線のような性格も持ち合わせている。そのルートは北島町の「西鯛の浜」停留所までは、先述の鳴門・立道線と全く同じルートをたどる(フジグラン経由に変更されたのは大麻線→鳴門・立道線→鍛冶屋原線の順)。その後は、北島町役場最寄りの「北島役場前」停留所を経由、途中北島町内の住宅団地の1つである「北島グリーンタウン」を経由するルートがとられている。なお、かつてはグリーンタウン止めの便も存在した。その後、JR高徳線の踏切を越えて県道12号線と交わる。徳島駅方面から本路線に乗車して鳴門市ドイツ館へ向かうためには、「板東駅東」か「霊山寺前」のどちらかで接続する鳴門大麻線(板野駅南行き)に乗り換える必要がある。「霊山寺前」停留所は、停留所名にもあるように、四国八十八箇所霊場の第一番札所として知られる霊山寺の最寄り停留所である。この「霊山寺前」停留所を過ぎると、バスは一路大麻比古神社に向かって進む。徳島駅前2番乗り場から出発。四国大学前までは大麻線や鳴門・立道線と同じルートを取るその後は生光学園や徳島市応神町・藍住町内の昔ながらの農村集落を経由する。途中ゆめタウン徳島を経由する。藍住町役場、藍住インターチェンジの入口を通り、直道(ちょくどう)交差点で終点となる。人口が増加する藍住町、かつ藍住町役場を経由する路線だが近年本数が大きく減便されている。かつては藍住町役場で別れて北方の乙瀬(おとせ)地区へ向かう系統も存在した。徳島駅前3番乗り場から出発する。途中の藍住町・直道交差点(藍住線の終点と同じ)までは「不動経由」と「フジグラン・住吉経由(旧老門経由)」でルートが大きく異なる。フジグラン経由は四国大学前までは鳴門線広島経由と同じルートを取り、その後は北島町役場付近から県道14号線を北島町・藍住町を通り直道交差点へ向かう。不動経由は元町から国道192号を西進し徳島大学薬学部前から県道1号線・不動地区を通り、途中ゆめタウン徳島を経由して直道交差点へ向かう。直道で合流し、板野駅南から県道12号線を進む。ここからは旧国鉄鍛冶屋原線の実質的な代替路線となり鍛冶屋原へ向かうが、不動経由便の一部はあすたむらんど徳島へ乗り入れる。なお、かつては旧老門経由便の一部に吉野川バイパスを経由するルートや直道止め便があったほか、板野駅南を通らず直道からさらに県道14号線を西進して板野町下庄地区を通り鍛冶屋原へ向かう下庄経由便も存在した。徳島駅前3番乗り場から出発。後述する他の鴨島方面便とは異なり、ほぼ吉野川の北岸を進む点に特徴がある。四国大学前までは鳴門線広島経由便と同様のルートを取り、その後は生光学園前までは藍住線と同じルートを取る。ゆめタウン徳島を経由し、名田橋と交差する付近で吉野川北岸堤防道路を上板町高瀬付近まで進む。阿波市吉野町に入り県道15号線を阿波市役所吉野支所を通り国道318号との交差点を南進し阿波中央橋を通過して鴨島駅へ向かう。かつては鴨島駅からさらに徳島バス鴨島営業所(西麻植)まで運行されていたほか、国道318号交差点までは同じルートを取りその後県道12号線に合流して市場町へ向かう「市場線」も運行されていた。徳島駅前3番乗り場より出発。長年、系統の終点、覚円(かくえん)から「覚円線」と呼ばれていたが、2016年4月の路線再編で、日開経由の高畑東 - 覚円が廃止され、代わりに平島東行きが新設され、「竜王団地線」に変更された。鍛冶屋原線不動経由便と同じルートを不動地区まで取り、その後別れて徳島市北井上地区を通る「不動経由」と、同じく鍛冶屋原線不動経由便の南島田バス停から分岐して徳島市南井上地区を通る「日開(ひがい)経由」に分かれる。途中徳島市・石井町との境に広がる竜王団地で両ルートは合流するが、不動経由は竜王団地が終点で、日開経由の一部便が平島東まで向かう。かつては不動経由便も竜王団地から日開経由とは異なるルートで覚円まで直通する便があったほか、日開まで日開経由ルートを取り、北井上方面へ別ルートを北上しその後は不動経由便と同じルートを通る特殊な系統(過去に存在した府中経由系統の名残)も存在した。徳島駅前4番乗り場から出発。石井(経由名の「浦庄」は石井町内)・鴨島方面行きのメインルートである。途中鴨島駅を経由する以外は終始国道192号を西進する。多くは徳島バス鴨島営業所(西麻植)が終点となり、残りが吉野川市川島庁舎前まで向かう。2016年4月の路線再編で、川島行きの減便と川島行きのみ曽我団地経由となる(2014年10月1日に廃止された曽我団地線の事実上の復活)。かつては鴨島駅までこのルートでそこから阿波中央橋を通過し市場町へ向かう便、鴨島町の南側にある呉郷団地へ向かう系統、川島からさらに西進して穴吹町を通り貞光町まで向かう長距離運行のバスも存在した。貞光では貞光営業所担当(四国交通への移管を経て廃止)の阿波池田駅行きに乗り継ぐことも可能だった。徳島駅前4番乗り場から出発。石井駅付近までは鴨島線浦庄経由と同ルートを取る。その後別れてフジグラン石井を通過し、石井町高原地区を経由、平島東(へいしまひがし)バス停が終点となる。また鳴門線と並んで平日ダイヤと土日祝ダイヤが明確に分かれている路線の一つでもある。2016年4月の路線再編で、平島東 - 西麻植間が廃止され、浦庄経由便に合流して鴨島中心部に向かう便が全廃された。徳島駅前4番乗り場から出発。石井駅付近までは鴨島線と同ルートを取る。その後別れてフジグラン石井を通過し、天神の交差点を高原経由とは逆に右折。すぐに新設された天神東バス停を過ぎると、覚円線 ⇒ 竜王団地線の高畑東バス停にいたる。その後は覚円線→竜王団地線(日開経由)の既存ルートで徳島駅前まで運行。徳島駅前4番乗り場から出発。2012年6月時点で大別すると徳島駅前から見た場合、以下の系統に分けられる。3ルート合流後神山町中心部の寄井中(よりいなか)を経由し神山高校前(徳島県立城西高等学校神山分校)まで運行。なお佐那河内経由は神山直通便も「佐那河内線」扱いとなる。過去には府中から旧道、同じ国府町内の矢野を経由して、入田・北行者野・広野方面へと向かう系統も存在した。また、寄井中を経由し、川又や勘場、焼山寺など神山町西部の各地区へ向かう系統、石井経由ルートの中途の阿川バス停から二ノ宮へと向かう系統も運行されていたが、現在これらの便はは神山町営バスに引き継がれ、寄井中または阿川で乗り換えとなる。徳島駅前4番乗り場から出発。徳島駅前を出てすぐに両国橋へ向かう。(下り)両国橋→大道。(上り)紺屋町→両国橋→八百屋町。国道498号に合流し、眉山登山口、市原を通過して、園瀬橋を渡ると、亀井病院のロータリーに入る。その後、徳島市委託路線(18号線)と分かれて、バスは一路佐那河内へ。高樋峠のバス停を過ぎる嵯峨経由と根郷経由に分かれる。徳島駅前5番乗り場から出発。55号バイパス経由と分かれ県道120号に入りすぐに県庁前を通過して、昭和町→津田→新浜へと向かう。勝浦浜橋を渡り、論田を通り、大原を過ぎると小松島市に入る。中田郵便局前のバス停からは県道17号に入り、中田新開の交差点を右折し、県道33号に入る。日赤病院前を通過し、千歳橋を渡り、四国銀行小松島支店前の交差点を左折し、再び県道120号に入る。(小松島)市役所前を過ぎ、金磯、赤石を通り、大林北の交差点で国道55号を横切って県道130号に入る。大林南と宮倉の間で阿南市に入る。羽ノ浦新道を通過して古庄へと向かう。その後、那賀川橋(通称古庄の橋)を渡り、阿南高専前、富岡西高校前を通過し、富岡へと向かう。中西のバス停を過ぎて、阿波橘駅前のバス停の間は、JR牟岐線と平行して走る。国道55号を再び横切り、舳崎を通過、徳島バス橘営業所に到着する。バスは一路橘西まで向かう。橘の港を横に見ながらバスは進むと終点の橘西に至る。2016年4月の路線再編で、55号バイパス経由は廃止。以前は橘線とほぼ同様のルートを取り、羽ノ浦町内の春日野団地へ向かう「春日野団地線」も運行されていたが、橘線の春日野団地経由便に統合された後、全廃された。2016年4月より新設された路線。橘線・勝浦線のバイパス経由便を統合する。橘線の旧バイパス経由便のルートを基本とし、新たに日赤病院玄関前から南小松島駅を経由(南小松島駅は下りのみ)、終点を小松島市立江町の「あいさい広場」に新設し運行される。旧小松島市営バスのバイパス経由便の事実上の復活となる。また委譲路線以外での日赤病院玄関前への乗り入れは当路線が初めてである。徳島駅前から日赤病院前を経て那賀町川口営業所に至る路線。川口営業所からは徳島バス南部へ乗継いで日和佐駅・那賀町各地区へと向かうことができる。長生経由便と内原経由便があったが、2014年10月のダイヤ改正で内原経由が廃止され、橘営業所経由に変更された。2016年4月のダイヤ改正で橘営業所経由は川口 - 橘営業所 - 共栄病院の路線になり、徳島駅前へは橘営業所で橘線への乗り換えとなる。これに伴い、徳島駅前乗り入れは長生経由のみとなる。徳島駅から勝浦町内を進み横瀬西、または黄檗上(きわだかみうえ)に至る路線。生比奈 - 横瀬間は四国中央鉄道の計画線に沿う形となっている。かつては更に上勝町を進み田野々・八重地まで運行していたが、これらは上勝町営バスに移管され、黄檗上または横瀬西で乗り換えとなる。徳島市内・松茂町内から徳島空港を結ぶ路線であり、航空機の発着に合わせて運行される、そのため月ごとにダイヤが変更される。航空機連絡のない徳島駅前行きの早朝便を除いてクローズドドアシステムを採用している、徳島空港行きは徳島空港まで下車できず、徳島駅前行きでは途中の停留所では乗車できない。徳島駅前バスターミナルの2番乗り場から出発後、公園前から吉野川バイパスに入り徳大前、吉野川大橋を渡って川内町内の若宮(徳島自動車道・徳島インターチェンジ付近)・工業団地前、そして松茂町内に入り中喜来東・松茂体育館前を経て徳島空港に至る。なお、徳島駅前行きは上記以外に松茂(徳島とくとくターミナル)・市民病院にも停車する、さらに徳島駅前行きの初発便は広島ランプにも停車する。標準の所要時間は28分である。上述のとおり、徳島バスと各社が共同運行する徳島発着の高速バスは「エディ号」の総称で呼ばれる。「エディ(Eddy)」とは「渦」の意味であり、鳴門の渦潮にちなむ。2011年10月1日に、従来の徳島市バスの7系統・14系統を再編して新設された「川内循環線」の受託運行を開始したのを皮切りに、順次受託を受け運行している。2011年10月1日に実施された徳島市営のダイヤ改正にあわせて運行開始。徳島市交通局より委託された最初の路線である。川内循環線は、従来徳島市営が運行していた7系統(宮島線、吉野川大橋経由富吉団地線)と14系統(川内線、前川町経由川内支所線)を再編する形で新設された路線で、運行業務は全線・全便通じて徳バスに全面的に委託されている。本路線の開設にあたっては、同一箇所に設置されていながら徳島市営と徳バスで名称が異なっていた停留所の名称統一が実施されたほか、10個の停留所が新設されるなどコミュニティバス路線としての性格・色彩も与えられている。また、車両については徳バス・徳島市営両者にとって初めてとなる小型ノンステップバス(日野・ポンチョ)が3台、従来の徳バス・徳島市営の車体塗装とは異なる特別塗装をまとった本路線専用・専属のバスとして導入されている。徳島駅前と徳島市川内町の小松海水浴場を結ぶ路線で、小松海水浴場が営業している夏季のみ期間限定で運行されている路線である。独自の系統番号は有しておらず、徳島市営が運行していた折には宮島線(富吉団地線)と一部ルートが重複することから、7系統の番号が与えられていた。本路線については、「徳島市営が運行主体・徳バスが運行業務受託」というスタイルをとるのではなく、徳バスが事実上の運行主体となっており、停留所標等についても徳バス側が全て準備・提供した。17号線は、従来徳島市交通局が運行していた路線のうち、徳島駅前を経由して名東町の地蔵院(「地蔵院前回転場」停留所)と城東町の徳島商業高校(正確には最寄りの「商業高校前」停留所)を結んでいた旧「5系統」と、同じく名東町の「僧都」停留所と徳島駅前を結んでいた旧「17系統」の一部を統合して新設された路線である。地蔵院線・僧都線ともに、下り(地蔵院行き・僧都行き)は元町交差点を南下、国道438号(新町橋通り)に入り「新町」停留所を経由して佐古方面に向かうのに対し、上り(商業高校前行き・徳島駅前行き)は同一のルートをとらず、佐古大橋を渡り、南出来島町から徳島そごう南側の「元町」停留所を経由して徳島駅前へと至る。地蔵院線は、上下とも7時台から17時台まで概ね1時間に1本ペースでの運行となっているが、上りの12時台・14時台のように、時間帯によってはこのペースに当てはまらない部分もある。また、地蔵院線は地蔵院-徳島駅前-商業高校前というのが正式な路線形態であるが、地蔵院から商業高校前まで、あるいは商業高校前から地蔵院までを走り通す便は少なく、半数近くが徳島駅前止めとなっている。僧都線も、地蔵院線と同様に概ね1時間に1本ペースでの運行となっているが、上りの10時台・11時台のように、時間帯によってはこのペースに当てはまらない部分もある。天の原西線は、従来の徳島市交通局の路線のうち、徳島駅前-僧都線とともに旧「17系統」を構成していた徳島駅前-徳島刑務所前線は、を分割・再編したものである。便数は、平日でも上下6便(午前3便・午後3便)、土日祝日には4便(午前2便・午後2便)と少ない。本路線も、17号線に振り分けられた徳島駅前-僧都線と同様に、下り(天の原西・刑務所前行き)は新町停留所を経由して佐古方面へと向かうのに対し、上り(徳島駅前行き)は元町停留所を経由する。徳バスが2012年に受託した他の路線と重複する区間が多く、徳島駅前から「鮎喰町1丁目」停留所までは地蔵院線と、「上鮎喰」停留所までは僧都線と並走するほか、末端の「一の宮」停留所から終点の「刑務所前」停留所までは一宮線(後述)と並走する。2016年4月より受託開始。新たに市原発着便に国道55号バイパス経由便が新設され、初めて文化の森駅から徳島県立文化の森総合公園へ接続するバス路線が設定された。移譲時に一部系統を再編している。車両については、かつてはいすゞ製車両を導入していた時期(下掲「ギャラリー」写真のうち左端)もあったが、現在では一般路線車・貸切車・高速路線車とも、長年にわたり日野自動車・三菱ふそうトラック・バスの2社から導入し続けている。車両更新については、他社局でしばしば見られるような中古車の導入による置き換えは行っておらず、全て新製での導入を続けている。一方で、四国交通をはじめとするグループ子会社各社との間では、徳バス本社の車両を移籍させる等の措置が行われている。近年三菱中型車の中古車両の導入や、鳴門市・徳島市・小松島市の路線移譲に伴い近年導入されていなかったいすゞ・日産ディーゼル(現UDトラックス)の転入が発生している。上記の法則により、「H-154」は「日野製の(徳島ナンバーの)154号車」ということになる。一般路線車については、大型車両(日野・ブルーリボンおよび三菱ふそう・エアロスター)も少数を保有・運用しているものの、路線の需要・規模等の関係から中型車が多数を占める。総説の項で前述したように、近年は日野・三菱ふそうの2社から新車を購入している関係で、中型車も日野(レインボー・レインボーII)とふそう(エアロミディ)の車両で占められている。元々中型車が多いこともあるが、近年は専ら中型車の導入が続いている。小型車については、グループ子会社の徳島バス南部や徳島バス阿南などでは導入実績があるものの、徳バス本社では徳島市バスより運行を受託している川内循環線専用の日野・ポンチョ、大神子線の一部で使用されている日野・リエッセを除き、導入・運用実績がない。乗降方式は当初、中乗り前降り方式だった。途中、後乗り前降り方式を経て、1989年から、高齢者の車内移動負担を軽減させる目的で中乗り前降り方式を復活させている。バリアフリー対策にも取り組んでおり、ワンステップバスを導入し始めたのを皮切りに、2001年からはノンステップバス(当初は日野・レインボーHRおよび三菱ふそう・エアロノーステップミディ)を継続的に導入しており、ノンステップ車の導入開始後は、一般路線車の新車は基本的に全てノンステップ車となっている。ここ数年は、三菱ふそうからの新車導入が同社での中型モデル生産中止(現在は再開)などによって途絶えており、2灯ライトの日野レインボーIIが連続して導入されている。塗装・カラーリングについては、かつては黄色(どちらかというと黄土色に近い)をベースに、車体上部(主に前部行先表示器の付近など)に緑色(鮮やかな緑ではなく灰緑に近い)を配し、さらに青色のラインを入れた塗装が採用されていた(下掲「ギャラリー」写真のうち左端参照)。また車体左側面には、ハンドルを型どり、その中に英語社名“"Tokushima Bus Co., Ltd." ”の頭文字である「TBC」の3文字を配した社章が付けられていた。その後、塗装が変更され、現在では白色をベースに、青と赤のラインを入れた塗装が採用されている(下掲「ギャラリー」写真左より2枚目)。また、旧塗装時代には付けられていた社章も見られなくなり、現在では車体前面や側面などに斜体で"TOKUSHIMA BUS"という英語社名表記がなされている。また、徳島市交通局から運行を受託している17号線・天の原西線・一宮線の運用に入る車両については、従来の徳バスの車両との区別を容易にするため、徳バスの現行塗装と同様に白色をベースにしつつも、現行塗装では青と赤のラインが入っていた箇所に代わりに黄緑色のカラーを配した塗装が施されている。また、徳島市交通局の車両とも塗装が異なることから、バスの前面などに、従来より徳島市営バスで利用できていた乗車証(高齢者や障害者向けの無料乗車証、定期券など)が利用できる旨が掲示されており、利用者への周知が図られている。2015年4月現在、一般路線でのカラーリングは以下の通り。貸切車では、日野・セレガ系(セレガ、セレガR)、三菱車などを所有している。日野車(セレガ、セレガR、新型セレガ)、三菱車ともに多数所有している。徳島バスの高速バス車両は担当制としており、各運転手には決められた1台がそれぞれ割り当てられている。エメラルドグリーン・ブルーを基調として渦潮がデザインされたカラーリングは、同社初の夜行路線(東京線)に京浜急行電鉄(当時)と共通で採用されたものである。その後、同社の高速路線専用カラーリングとして定着した。和田由貴夫 「バス事業者訪問 No.52 徳島バス」『バスラマ・インターナショナル』 No.55、ぽると出版、1999年。
出典:wikipedia
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