アーニー・ロス（Ernie Roth、1929年6月7日 - 1983年10月12日）はアメリカ合衆国のプロレスリング・マネージャー。フロリダ州フォートローダーデール出身。ザ・グランド・ウィザード（The Grand Wizard）などのリングネームで知られる（日本では、グラン・ウィザードと表記された）。フレッド・ブラッシー、キャプテン・ルー・アルバーノと共に、ビンス・マクマホン・シニア体制下のWWWF / WWFを代表するヒール・マネージャーとして活躍した。もともとはラジオ放送のアナウンサーであったという。ここで鍛えたトーク術を武器に、1950年代からプロレス界に入りマネージャーとなる。J・ウェリントン・ラドクリフ（"J. Wellington Radcliffe"）、ミスター・クリーン（"Mr. Clean"）など何度かリングネームを変更し、デトロイト時代にはアブドーラ・ファルーク（"Abdullah Farouk"）の名でザ・シークのマネージャーも務めた。この時のキャラクターを元に、ニューヨークのWWWFで「偉大なるレスリングの魔術師」ザ・グランド・ウィザード・オブ・レスリング（"The Grand Wizard of Wrestling"）に変身。キラー・コワルスキー、アーニー・ラッド、ブラックジャック・マリガン、ボビー・ダンカン、プロフェッサー・タナカ、ミスター・フジ、パット・パターソン、グレッグ・バレンタイン、サージェント・スローター、カウボーイ・ボブ・オートン、マスクド・スーパースターなどをマネージメントする。特にスーパースター・ビリー・グラハムのマネージャーとして有名であり、1977年4月30日にはブルーノ・サンマルチノを下してWWWF世界ヘビー級王座の奪取にも成功させた。NWAから移籍してきたポール・オーンドーフのマネージャーを務めることが決まっていたが、ビンス・マクマホン・ジュニアによるWWF全米進出計画が始まる直前の1983年10月12日、心臓発作により死去。。1995年、WWF殿堂に迎えられた（インダクターはサージェント・スローター）。

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