蕃山丘陵(ばんざんきゅうりょう)とは、宮城県仙台市西部にある丘陵地。単に蕃山とも通称する。陸前丘陵の一部。蕃山丘陵は、奥羽山脈から青葉山丘陵まで東西に続く舌状台地の一部を成している。この丘陵地は北側の広瀬川流域の旧宮城郡(愛子盆地)と、南側の名取川流域の旧名取郡(秋保盆地)を分けており、現在は青葉区と太白区との境界ともなっている。蕃山丘陵と東側の青葉山丘陵との間には、広瀬川の支流によって深い谷が刻まれており、そこには東北自動車道と宮城県道31号仙台村田線が南北に走り、地図上ではこれが丘陵の東端の指標となる。北端は愛子盆地を流れる広瀬川の支流・斉勝川で、川沿いには国道48号(愛子バイパス)が走る。南端は秋保盆地を流れる名取川で、川沿いには国道286号と宮城県道62号仙台山寺線が走っている。蕃山丘陵自体も東西に長い尾根を持ち、東から蕃山(ばんざん、356m)、西風蕃山(ならいばんざん、373m)、蛇台蕃山(じゃだいばんざん、366m)の三峰が連なっている。電波塔が立っているのが西風蕃山である。仙台市都心部に近い丘陵地の多くでは宅地開発が進んでいるが、蕃山丘陵も例外ではなく、南側斜面に「茂庭」、北側斜面には「折立」と「錦ヶ丘」の住宅地が開発されている。しかし特別天然記念物で絶滅危惧種に指定されているオオタカの営巣地が確認されたことで、その開発にはブレーキがかかっている。
出典:wikipedia
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