おしろい(白粉)とは、本来は女性が顔や首筋などに塗布して肌を色白に見せるために使用する化粧品で、その種類に応じて、粉おしろい、水おしろい、練りおしろいなどに分類される。日本でファンデーションといった油性化粧が一般化する前はベースメイクとして普及していたが、現在ではファンデーションを塗った上に仕上げとしてはたくルースパウダー、化粧直しに用いるプレストパウダーとして使用されている。また舞台俳優が舞台化粧で使用したり、芸者や舞妓が化粧に使用したりする。ファンデーションの肌に対する負担や害悪を低減させる目的で、白粉だけを使用したベースメークをする者もある。白粉に鉛白が使用されていた時代、鉛中毒により、胃腸病、脳病、神経麻痺を引き起こし死に至る事例が多く、また日常的に多量の鉛白粉を使用する役者は、特にその症状が顕著であった(五代目中村歌右衛門など)。また、使用した母親によって胎児が死亡する場合もあった。胸元や背中に至るまで、幅広く白粉を付けるのが昔の化粧法として主流であったからである。1934年(昭和9年)には、鉛を使用した白粉の製造が禁止されたが、鉛白入りのものの方が美しく見えるとされ、依然かなりの需要があったという。
出典:wikipedia
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