サガンウェイ号(サガンウェイごう)とは、かつて大阪府大阪市と佐賀県唐津市を結んで運行されていた夜行高速バスである。初めて佐賀県発着となる夜行高速バス路線である。昭和自動車・阪急バスの起終点2社に加えて、西日本鉄道も参入しているが、これは西鉄バスに佐賀営業所(現:西鉄バス佐賀)があるからである。路線開設時には観光キャンペーンが行なわれていたこともあり、2台で運行される日も多く、順調なスタートのように見えたが、次第に乗客は減少し、常時1台運行となり、それでも満席になることは少なくなってきた。1990年11月には、中国自動車道を走行中の昭和自動車便で車両火災事故が発生、的確な避難誘導により死傷者はなかったものの、大きく燃え上がるバスの写真が報道され、路線イメージの低下に拍車をかける形となってしまった。また、この事故が発生したのは秋の連休中である上、唐津市では「唐津くんち」が行なわれている時期であるにもかかわらず、1台運行で乗客が20名程度しかいなかったことも明らかになってしまい、バスファンの間でも「サガンウェイ号」の不調ぶりが話題に上るようになってしまった。結局、乗客が増加することはなく、1993年に運行を廃止することになった。西鉄・阪急バスはムーンライト号と同一仕様の三菱ふそうスーパーハイデッカー(西日本車体製SD型)を使用していた。西鉄は佐賀から唐津まで車両を回送していた。昭和自動車は運行開始当初はいすゞ・スーパークルーザー(富士重工車体)を使用していたが、前述の炎上事故で1両を失い、代替車として三菱エアロクィーンMを導入している。いずれの車両も、廃止後は他路線に転用された。
出典:wikipedia
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