『キャメルトライ』(Cameltry)は1989年にタイトーから発売されたアーケードゲーム。制限時間内に迷路の奥にあるゴールまでボールを導く不思議感覚アクションゲーム。キャメルとは英語でラクダの事で、ラクダのコブの上をボールが転がっている様がタイトルロゴにデザインされている。画面中央に表示されるボールを制限時間内にゴールへ誘導することがこのゲームの目的である。このゲームを際立った特徴は、ボール自体を操作するのではなく、背景の迷路部分を回す操作により常に画面中央に位置するボールを移動させるという手段である。迷路には重力が存在し、常に画面の上から下へとボールは移動しようとし、画面はボールを中心に保つようにスクロールする。迷路を回転させると画面の下方向へ常に重力が働くため画面を180度回転させると重力の方向も逆となる。操作方法やゲームの内容は単純であるが、実際にプレイするとボールではなく背景を操作するという逆転した感覚に慣れるまでに時間がかかるために、のめり込むプレイヤーとそうでないプレイヤーの差がはっきりと出た。アルカノイドなどで使われた物と同様のパドルコントローラと1ボタンで操作する。コントローラで迷路を自由に回転させることが出来、落下方向を制御する。ボタンは迷路のシェイクボタンで、ボールが迷路の壁に接地している場合はボールが壁の反対方向へジャンプするように飛び出す(ピンボールで言うナッジ)。また、押している間はボールの速度が増し、壁にぶつかった時大きく跳ねるようになる。ボールは何も無い場所では常に画面下方向へと進む性質があり、自然に落下させるよりも外壁等を使用して転がした方がスピードが速い。壁などにぶつかるとボールは弾き飛ばされてしまうが、一部の壁はボールが勢い良くぶつかると壊れる事で道を新たに作ったり、アイテムを取得できたりする。ボールが転がっている状態の場合にシェイクボタンを押すと進行方向に勢い良くジャンプし、遠くまで勢い良く飛ぶ事ができる。ジャンプを使いこなす事がこのゲームの肝とも言える。スタート後、トレーニングコース、ビギナーコース、エキスパートコース、スペシャルコースの4種類のコースから1つを選択してゲームを開始する。各コースの全ステージをクリアすることでエンディングとなる。迷路内には色々な仕掛けがあり、それらを乗り越えてゴールへと向かう。2人プレイの時、早くゴールを競うラップマッチとなる。早くゴールすればプレイヤーの勝利となり、TIMEが5秒加算する。ドローだと10秒(スペシャルコースは除く)。迷路の仕掛けにはピンボールを模した仕掛けがあるが、ボーナスもピンボールでよく使われているシステムを模している。ゲーム開始時にスタートボタンを押しながらステージ選択をすると、プレイヤーキャラクターを選ぶことができる。通常の玉よりも重く落ちるスピードが速い(実際には重力の法則に反している)ハイスコアを狙える鉄球や、雑君保プの漫画キャラクターなどが選択出来た。
出典:wikipedia
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