魔王軍(まおうぐん)は、堀井雄二(監修)・三条陸(原作)・稲田浩司(作画)による漫画、およびそれを原作とするアニメ『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場する架空の軍の名称であり、DRAGON QUEST -ダイの大冒険- の登場人物の一部である。本項目では便宜上、魔王軍と呼ばれる組織以外の、魔界の諸勢力に所属する人物についても解説する。地上を征服しようと目論んでいた魔王ハドラー率いる軍勢。物語開始の15年前、勇者アバン一行によってハドラーが倒されたことにより、魔王の魔力から解放され邪悪さを失った配下の怪物(モンスター)は南海の孤島デルムリン島に移り住む。後の大魔王バーン率いる魔王軍と区別するため「旧魔王軍」と呼称される場合もある。魔界の神と称される大魔王バーンが魔王ハドラーを復活させ組織した軍勢。ここでは魔王軍結成以前からバーンに仕えていた者についても述べる。魔王軍に所属する怪物はその性質により六つの軍団に分けられており、それぞれを軍団長が統括する。軍団長はそれぞれ何らかの点でハドラーを上回る能力を持つ。軍団長の選定は魔軍司令ハドラーもしくは大魔王バーンが行っており、百獣魔団長クロコダイン、氷炎魔団長フレイザード、妖魔士団長ザボエラはハドラーが、不死騎団長ヒュンケル、魔影軍団長ミストバーン、超竜軍団長バランはバーンが選んでいる(単行本第6巻付録より)。地上消滅という本来の目的を超え、後々まで通用する最強の軍団を構成しようという、バーンの考えから作られた軍団。クロコダインは忠誠心を、フレイザードとザボエラは智謀と出世欲を、バランとヒュンケルは人間を憎む心と覇気を買われ、それら異なる個性を揉み合わせ強い軍団を目指した。なお、ミストバーンは数千年前からのバーンの側近である。六大軍団に属する怪物のうち「ドラゴンクエストシリーズ」本編にも登場する種はすべて『ドラゴンクエスト』(第1作)から『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』までの勇者ロトの伝説シリーズに登場する怪物で構成されている。また、デルムリン島に住むモンスターについても同様で、これらのモンスターはすべて地上に住む怪物とされている。それに対し『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』から、連載期間中の最終作『ドラゴンクエストVI 幻の大地』、いわゆる「天空編」に登場した怪物は魔界に住む怪物とされている。動植物型怪物の軍団。ロモス王国の攻略を担当する。骸骨やミイラなど、アンデッド系怪物の軍団。旧魔王軍の本拠地だった地底魔城をアジトとし、パプニカ王国攻略を担当する。岩石生命体(爆弾岩など)やエネルギー生命体(フレイム、ブリザードなど)など、炎と氷に関連した怪物の軍団。オーザム王国を滅亡させ、不死騎団壊滅後はパプニカ王国攻略を担当。魔術師、悪魔の目玉、バルログなど、魔法を得意とする怪物の軍団。ベンガーナ王国の攻略を担当していたが、具体的な描写はない。また、本作での悪魔の目玉は同族同士で視聴覚情報をやりとりする能力を持ち、魔王軍の戦場監視や通信網を担っている。動く甲冑、スモーク、シャドーなど暗黒闘気生命体の軍団。カール王国の攻略を担当していたが、ハドラーの命により超竜軍団が代わりに担当することになる。ドラゴンやヒドラ、ガメゴンなど竜系怪物で構成された軍団。戦闘能力は六大軍団で最強とされ、堅固な城塞を持つリンガイア王国を1週間(フレイザードさえも攻めあぐねていた程だったようである)、多数の精鋭騎士を擁するカール王国をわずか5日で滅ぼす(これはハドラーがダイとバランを会わせないために取った策だったが、予想し得なかった早さにハドラーは驚愕を隠せなかった)。その後ダイ一行とベンガーナ王国、テラン王国周辺で戦う。陸戦騎、空戦騎、海戦騎の三人よりなるバラン直属の竜使い(ドラゴンライダー)達。バランがバーンの臣下となったことで魔王軍の一員となった。獅子が兎を倒すにも全力を尽くす心構えにより百戦全勝を保っている。バランは単独でも無類の強さを誇るため、普段は表に出ず、炎の中に封印されており必要になった時のみ呼び出される。ハドラー曰く、三人それぞれが六大団長に匹敵し、専用のドラゴンに乗って戦えば六大軍団と同等の力を発揮する、との事。バーンから授かったオリハルコン(超金属)製のチェスの駒を元にハドラーの禁呪法により生み出された、意思を持つ五体の金属生命体。ハドラーの魔王軍離反後は、その誇りとともに生きることとなる。フレイザードと同じく核を持ち、それを破壊されると死亡するほか彼らを作ったハドラー本人が死んでも死亡する。核はヒムが「お前ら人間と同じ位置」と発言して自分の胸を指し示しており、人間の心臓と同じ位置である。中盤〜終盤にかけてダイたち勇者パーティの好敵手となり、それぞれ一騎討ちを果たす宿敵へと成長する。本来は呪法生命体にほとんどない痛覚が、わずかながら生じているらしい。通常、ダメージを受けて核から離れたパーツは爆発四散して消滅するのだが、金属生命体になったヒムはそれが起こらず、分離したパーツはそのまま残っている。基本的にハドラーに対し忠実ではあるが、ブロックとシグマ以外のメンバーは感情的になりやすく 、ハドラーの意図や命令を無視して行動することも多い。
出典:wikipedia
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