国立駅(くにたちえき)は、東京都国立市北一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。中央本線と、当駅から分岐し新小平駅へ通じる武蔵野線支線(国立支線)が乗り入れる。この支線は中央本線と武蔵野線とを直通する貨物列車や「むさしの号」、臨時旅客列車などが使用する。中央本線は当駅を含む区間は、運行系統上は「中央線」と案内される。運転形態の詳細については該当記事を参照のこと。相対式ホームを使用した2面3線を持つ高架駅である。当駅東方から単線の国立支線が分岐している。改札は、2013年1月13日をもって高架下の1ヶ所に統合されたが、2016年4月24日に西側にnonowa口が新設され、2ヶ所となった。なお、コンコースとホームの間にはエスカレーター、階段とエレベーターが設置されている。三角屋根の旧南口駅舎は、中央線三鷹 - 立川間の連続立体交差事業で取り壊される事となり、2006年10月10日から12月にかけて解体作業が行われた。主要部材は、現在も立体化事業完了時に再建が可能なように国立市で保存されている。連続立体交差事業前は島式と単式の2面3線で、下りが単式、他に鉄道総合技術研究所用の授受線、通称「総研線」が2004年まであった。そのうち3番線は主に国立支線方向に向かう列車の待避に使用され、上り方の一部を除いて柵が設けられていた。3番線と総研線を横断する警報器のない構内踏切が北口改札横につながっており、朝ラッシュ時のみ使用された。なお、事業完了後は事業前の2面3線に戻り、外側が本線、内側が副本線となるが、総研線は設置されず、その跡地を国立市が緑道として整備する計画である。2009年1月11日に下り線(1番線)が、2010年11月7日に上り線が高架へ切り替えられ、2012年12月16日に上り本線(3番線)が新設された。2012年12月16日の線路切り替え以前は、暫定的に2番線を上り本線として使用していた。線路切り替え後は3番線が上り本線となり、2番線は上下共用の待避線となった。そのため、2番線の案内標には方面表記が未記入になった。線路切り替え時点では2番線は一部の上り列車のみ入線しており、下り列車の発着は設定されていない。(ダイヤ乱れ時は2番線を使って折り返し列車が設定される場合がある)2013年3月16日ダイヤ改正より、朝ラッシュ時の上り列車が2番線・3番線を交互に利用する相互発着が開始された。なお配線の関係上、上り本線の3番線から国立支線に入線が出来ない為、国立支線に向かう旅客列車(むさしの号や臨時列車等)や貨物列車は2番線に入線する。新宿方面は、早朝と深夜には東京発着の中央線各駅停車や総武線直通の各駅停車も運転される。それ以外の時間帯はすべて快速電車である。JR中央線は、2020年度を目途に2階建グリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため当駅は、今後12両編成の列車が停車できるようにホームを延長したり、構内配線の変更や信号設備改良工事などが実施される。高架化工事に伴う駅構内改良工事に伴い、店舗はすべて閉店となった。その後、2014年4月22日にNEWDAYS国立・マンスリースイーツ国立店がオープンしているこれらの2店舗も含め、2015年4月18日に「nonowa国立」が第1期開業し、後にこれを「nonowa国立EAST」とした。2016年4月24日に「nonowa国立WEST」が開業した。旧南口駅舎は現存当時、原宿駅に次いで東京都内で2番目に古い木造建築駅舎であり、その美しさは、当駅が「関東の駅百選」に選出された理由ともなった。解体後も選出は取り消されていない。当駅が中央線の連続立体交差化事業に伴い工事範囲に入るため、その駅舎を移転又は撤去する必要が発生した。国立市はJR東日本による鉄道遺産としての保存を希望したが、同社が拒否した事で、国立市による保存か撤去の選択を求めた。また、同事業の一環としてその費用で保存する要望も事業主体である東京都に拒否されている。これに対して国立市は、独自費用で駅舎を曳き家により工事範囲から移転して仮保存を行い、立体化工事終了後に再度曳き家により元の場所で保存する計画を立てた。しかし、費用負担の問題で議会と対立し、予算案が正式に否決されるに至った。国立市はなおも保存の方法を探っていたが、工事のタイムリミットに近付いたため、妥協案として解体・保存し、立体化工事終了後に復元する事となった。なお、駅舎の防火などの法的問題のため、一度解体すると現地での復元ができなくなるため、2006年10月26日に文化財の指定を行い、法がかからないようにしている。同月8日に旧駅舎の使用を終了し、10日からJR東日本により復元可能な状態に解体され、現在も市の費用で保存されている。高架化工事終了後、国立市では元の場所或いはその付近に復元する事を計画している。しかし、南北通過道路と駅前広場の関係で通過道路整備の状況によっては南北通過車両を現状通り駅前広場に流さざるを得ず、また、市が保存用地を取得或いは借用する必要があり、詳細はまとまっていなかったが、2014年2月3日から国立市のふるさと納税制度の寄付金の使いみちに「旧駅舎再築のために」が加わり、再築費用の寄付を募っている。2015年度の1日平均乗車人員は53,274人であった。近年の推移は下表の通り。駅前ロータリーを起点に、大学通りが南に、富士見通りが西南に、旭通りが東南に、それぞれまっすぐ放射状に伸びている。それぞれの通りの直線区間の長さはおよそ1.8km、1.3km、0.7kmである。これらの道路は、上空から見ると正面から見た旧駅舎の輪郭となぞらえた形状になっている。これらのうち、大学通りが東京都道146号国立停車場谷保線に、富士見通り駅寄り約370mと旭通りが東京都道145号立川国分寺線に指定されている。いずれの通りも若者向けなどの商店が多く立ち並び、また路線バスが頻繁に通っている。特に大学通りのこの部分は幅員が全体で40m以上あり、車道、歩道、自転車道、緑地帯が画然と分けられている。緑地帯はサクラとイチョウが交互に植わった並木道である。それ以外の街路はほぼ東西、南北の格子状であり、一方通行が多い。大学通りを南に進むと、南武線の谷保駅に出る。大学通りの両脇に一橋大学のキャンパスがあるなど、教育施設は多い。駅周辺は南口と同様に格子状の街路になっているが、範囲はそれ程広くない。駅を出て約100m歩くと国分寺市域に入る。国分寺崖線による坂道が多くある。南口からは京王電鉄バス、京王バス中央、立川バス及び国立市コミュニティバス「くにっこ」(立川バス)によって運行されている。このうち、大学通りを南に向うバスは各系統合わせて昼間5分毎の頻発となっている。北口からは立川バス及び「くにっこ」によって運行されている。2008年3月29日から国分寺市コミュニティバス「ぶんバス」(立川バス)の西町ルートが運行開始され、乗り入れている。「くにっこ」以外の全路線でPASMO・Suicaが使用できる。また、「ぶんバス」以外の全路線で東京都シルバーパスが使用できる。ロータリーの南西側に主に富士見通り方面に向かう系統が発車する1番乗り場が、同じく東側に主に大学通りと旭通り方面の系統が発車する3 - 6番乗り場がある。西側の2番乗り場は降車専用である。現行の南口出口から見て、ロータリー右側が2番、その先の道路向こうが1番、ロータリー左側が3 - 6番である。現行の北口から見て、左側の線路沿いに1番乗り場、左側横断歩道を渡った先のバスベイに2 - 5番乗り場、正面道路の右側にぶんバスの乗り場(0番)がある。すべて立川バスにより運行されている。国分寺駅と立川駅の中間に位置することから。後に市名にも採用された。
出典:wikipedia
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