『ソニックアドベンチャー2』 (SONIC ADVENTURE2) は2001年6月23日、ドリームキャスト用ソフトとしてソニックチームの製作でセガ(後のセガゲームス)より発売されたアクションゲーム。前作ソニックアドベンチャーの続編であるが、今作はプロジェクトシャドウに関する謎を主軸に物語が描かれているため、前作とのストーリーの繋がりはなく、前作をプレイしていなくともゲームの趣旨は理解することが可能(前作の出来事が少々台詞で出る程度)。プレイヤーキャラクターは前作同様6名。アドベンチャーフィールドは廃止され、ミニゲーム的要素はカートレースのみとなった。発売当日の2001年6月23日と翌24日の2日間に限りソニックシリーズの10周年を記念した限定版「ソニック・ザ・ヘッジホッグ バースデイパック」が販売されていた。限定版は付録として、過去のソニックシリーズのゲーム音楽を収録したサウンドトラックCD(ゴールドディスク仕様)とシリーズの歴史を振り返る小型ブックレット、そして記念メダルが同梱されていた。シャドウとルージュはこの作品が初登場となり、以降レギュラーキャラクターとなる。本作のストーリー上の続編としては『ソニックヒーローズ』『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』が存在する。2001年12月20日に、本作のバトルモードおよびグラフィックを強化した「ソニックアドベンチャー2 バトル」がゲームキューブで発売された。略称は「2バトル」「SA2B」など。2012年にプレイステーション3用が10月4日、Xbox 360用が10月5日と、それぞれダウンロード販売が開始された。両機種版はDC版をベースにHD化されたものだが、別途ダウンロードコンテンツにてGC版「2バトル」相当に拡張することも可能。ただし2バトルにアップグレードしていなくてもDC版には存在しなかった占いの館と闇の取引所がオープンされており、チャオのステータス表記もGC版「2バトル」に準拠されている。また、ビジュアルメモリ・ゲームボーイアドバンス(ソニックアドバンス、ソニックアドバンス2との連動も含む)との連動が削除されているため、チャオガーデンにあるおでかけマシーンがたびだちマシーンに変更されている。本作は「ソニックチーム」からわずか11人がアメリカに派遣され、現地で5人増員して、その規模で開発していた。ソニックチームの面々は慣れない異国の地で開発に取り組んでいたため、飲みに行くどころか夕食も休みの日にどこかへ行くのにも皆一緒であり、まさに合宿状態であった。当時は少人数ながらもワンチームで2年に1本のペースで新作を出していくという使命のもと、アメリカで開発を続けていた。正義のヒーロー、ソニック・ザ・ヘッジホッグが突然軍施設からの逃亡者として捕獲されてしまう。なんとか軍の手を逃れ、街を抜けるソニックの前に、自らと瓜二つの黒いハリネズミが現れる。彼はシャドウと名乗り、ソニックの前から姿を消す。シャドウがエッグマンと協力していることを知ったソニックは、テイルス、ナックルズ、エミーとともにエッグマンを追い、廃墟のスペースコロニー・アークへと旅立つ。ストーリーモードでは、ヒーローサイドかダークサイドを選ぶことになる。最初からどちらでも選択可能。ヒーローサイドではソニック、テイルス、ナックルズの3人、ダークサイドではシャドウ、エッグマン、ルージュのいずれかを操作することになる。誰を操作するかは、ストーリーモードの状況で自動的に変更される(ステージ名が表示されている左側の帯の色で、誰を操作するのか判別できる。例:ソニック=青、テイルス=黄、ナックルズ=オレンジ、など)。今作では、アドベンチャーフィールドが廃止され、アクションステージとイベントのみでゲームが進行していく。また各キャラクターのレベルアップアイテムはステージ中に配置されている。ステージ終了時にはステージ中の行動で入ったステージスコアにクリアまでにかかった時間で決まるタイムボーナスが加算され、AからEまでの五段階の評価がなされる。ただし各ステージのミッション2と3、およびカートステージではタイムのみで評価が決まる他、ステージ内のリングを全て集められれば評価は必ずAランクになる。今作では、ヒーローキャラとダークキャラのVS論を導入しており、ヒーローとダークで対応し同じ能力を持ったキャラクターが一人ずつ存在する。同じ能力のキャラクターは、ストーリーモードの最中に直接戦うこともある。ヒーローサイド、ダークサイドの両方をクリアすると、ラストストーリーがプレイできるようになる。また今作では、2P対戦モードが存在し3種類の対戦形式が選べる。対戦モードでは、リングを集めることで必殺技を使うことができる。隠しキャラクターを使うことも可能。以下に、キャラクターの性能や、ゲーム上の目的、物語の背景などを示す。ナックルズ、ルージュ以外のステージにはポイントマーカーがあり、通過するとその時点でのリング数に応じてアイテム(アイテムなし・リング5枚・リング10枚・リング20枚・ハイスピード・バリア、バリア取得時は電磁バリア)を獲得し、画面右下に通過時のタイムが表示される。以降は、ステージ外落下などでミスをしてもそこからやり直しできる。ただし、スコアの点数は0になってしまうため、最高ランクのAを目指す場合は一からやり直す必要がある(ステージによっては最初のポイントマーカーからのやり直しなら挽回できることもある)。チャオが生息している場所。今作ではアドベンチャーフィールドが無いため、アクションステージでチャオキーを手に入れることでステージクリア後かステージセレクト(一度でもチャオキーを入手してステージクリアしたことがあるキャラクターのみ)からアクセス可能。前作と違うのは、普通のチャオガーデンのほかに、とある条件を満たすことで出現するヒーローガーデンとダークガーデンが存在することである。この3つのガーデンはそれぞれ時間の流れが異なっており、普通のガーデンを中間に、ヒーローガーデンは時間の流れが早く、ダークガーデンは遅くなっている。ヒーローキャラとダークキャラのどちらで育てたかで、チャオの属性も変化するようになっている。また、アイテムの入手や、チャオに習い事をさせたりできる。チャオは、ビジュアルメモリに転送することで、ミニゲームが遊べ、こちらでも育てられる。育成したチャオは、チャオレースに参加させられる。チャオレースで優勝すると、エンブレムが手に入る。前作ソニックアドベンチャーのチャオがビジュアルメモリに入っている場合、転生扱いで2に転送できる。なお、"ソニックアドベンチャー2 バトル"と配信版の追加コンテンツでは新たに、育てたチャオ同士で戦わせる、"チャオカラテ"がプレイできる。こちらも優勝すると、エンブレムを入手できる。キャラクターそのものとしてテイルス/エッグマンを操作できるのはこのエリアのみ。ソニックアドベンチャー2バトルではゲームボーイアドバンスとジョイキャリーすることでゲームボーイアドバンスおよび同ハードのソフト『ソニックアドバンス』・『ソニックアドバンス2』にチャオを連れて行くことができ、チャオのプチガーデンが遊ぶことができる(『ソニックアドバンス』がなくてもチャオのプチガーデンだけでも遊ぶことは可能)。またメモリーカード間でチャオを交換する「ひっこし」も追加されている。過去にイベントやエンジョイプラスパックに同梱されていた限定ディスクで特別なチャオが配信されており、テイルス、ナックルズ、エミーを模したチャオが入手可能。配信版ではビジュアルメモリ・ゲームボーイアドバンスおよびソニックアドバンスシリーズとの連動要素が削除されたため、おでかけマシーンがたびだちマシーンに変更された。
出典:wikipedia
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