尾獣(びじゅう)は漫画『NARUTO -ナルト-』およびテレビアニメの『NARUTO -ナルト-』『NARUTO -ナルト- 疾風伝』に登場する架空の生物。作中において、その定義は「尾をもつ巨大な魔獣」のことで、うちはオビトによると十尾を起源とする。尾獣はそれぞれ尾の数が違っていて「一尾」は尾が1本、「二尾」は尾が2本ある魔獣の事を指し、「九尾」までの9体が存在する。また、六道仙人が十尾を分けた際、それぞれの尾獣に名前を授けているが、その真の名を知るものは少ない。また、四尾・孫悟空など一部を除いては、基本的に尾獣同士でも「○尾」と呼び合う。それぞれが莫大なチャクラの塊であるため、その昔、各国隠れ里が軍事力拡大のため競って手に入れようとした。しかし、その人智を超えた力は如何なる者も制御することができず、生きた人間の体内に封印することにより処理した。これが「人柱力(じんちゅうりき)」である。暁はこの力を手に入れるために、尾獣を持つ人柱力または尾獣を襲っている。第一回五影会談の少し前、マダラが瞳術で従えて襲ってきた九尾を千手一族の長であった千手柱間(初代火影)が打ち倒した際に柱間の妻・ミトが自ら人柱力となって封印したのをきっかけに、七尾を除く7体の尾獣を捕獲。時の大戦の終了後に開かれた五影会談において、各国の力の均衡と平定を保つという理念のため、尾獣が各国に分配された(風の国は既に一尾を封印していたため別の条件を要求した)。三尾、五尾、六尾、七尾の人柱力は『週刊少年ジャンプ』掲載時の第420話の扉絵の『人柱力大集合ポスター』で初登場した。なお、『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆』では、「零尾」が登場し、零尾も尾獣と称しているが、尾獣の定義は「六道仙人によって十尾のチャクラから分けられた存在」であるため厳密には異なる。基本的にかなり巨大な体をしているが、当初からこうだったわけではないらしく、九尾の回想における六道仙人との別れにおいては「子供」を思わせる小さな姿で登場している(それでも人間の数倍はある)。作者の岸本は、忍者を軍隊、尾獣を核兵器というニュアンスで描いてるとしている。尾獣を封印術により体内に封じられた人間を指す。体内の尾獣と共鳴することにより強力な力を引き出すことができるが、殆どの場合不安定で暴走の危険性をも孕んでおり、その力を完全に制御下に置くことができた者は少ない。しかし完全に制御できなくてもある程度は尾獣の力を利用することは可能な模様で、四尾の人柱力の老柴は四尾の力を利用して血継限界の熔遁を開発しており、疾風伝では六尾の人柱力のウタカタは土蜘蛛一族の禁術を止める時に六尾の力を使用した他、七尾の人柱力のフウは七尾の力を利用して飛行している。里によって人柱力の管理方針は多様であり、幽閉・放任・監視・戦力化といった措置が取られる。人柱力は殆どの場合、五影の近親者の中から選ばれる傾向にある。しかし、体内に秘められた圧倒的な戦闘力を怖れられ、周囲から畏怖・疎外されがちであり、心に深い傷を持つ者や人間不信になることもある。デイダラの話では一尾以前に狩られた人柱力は里の人々から疎外されており、むしろ狩ってくれた暁に感謝する者もいたという。ただし、ナルト・我愛羅・ユギト・キラービーの様に自ら努力して社会に受け入れられるようになった者も存在する。人柱力の情報はその強大な力を他国・里に奪われるのを防ぐために国家レベルの機密情報とされており、人柱力の情報を外部に洩らさないためにキラービー(八尾)や疾風伝でのフウ(七尾)のように里内に軟禁状態に置かれる場合が多い。中には分福(一尾の元人柱力)のように監視付きで幽閉される事もある。雲隠れの里の人柱力である二位ユギト(二尾)とキラービー(八尾)の二名は、本人の意思で尾獣化とコントロールが可能。それ故、里の戦力としてだけでなく、一忍者としても評価されており、里の者から尊敬の念を集めている。特にビーの方は、現職の雷影の弟であるのもさることながら、八尾を相棒と呼び気軽にコミュニケーションを取り、掛けられた幻術を解除してもらうなど良好なコンビネーションを見せている。雲隠れの里の場合は人柱力本人達の努力も然ることながら管理体制の充実ぶりも制御の成功を助けている。尾獣化することで初めて「尾獣玉」が使用可能になる。なお、術や何らかの要因で尾獣が人柱力から離れた場合、その人柱力は衰弱して死亡する(劇場版ではナルトが体内から九尾を口寄せし、戦わせている)。また、人柱力が尾獣を宿したまま死亡すると尾獣が復活するまでインターバルが生じ国家間の尾獣バランスに影響が出る恐れがあるため、人柱力の死亡前に尾獣を引き剥がし次の器に封印する(別の物体に保存、または新たな人柱力に移す)ことが通例となっている。また、人柱力が女性の場合、妊娠している間はチャクラが胎児に流れて封印が弱まる為、出産中は尾獣に封印を破られぬよう監視が必要である。特殊な例として、尾獣そのものを封印するのではなく、その肉体の一部を体に取り込んで己を強化する方法が存在する。大抵の場合はその力に耐え切れず死亡するが、特別な素養を持つ者(六道仙人の力を濃く受け継ぐ者、「穢土転生」された前任の人柱力など)は適応し、ある程度力を使用することができる。疾風伝においては、尾獣のチャクラの残痕を体内に封印された者が、力を発揮していたケースがある。また、カブトが作り出したナルトのクローンは九尾のチャクラを取り込み尾獣化している。またカブトは大蛇丸が培養していた八尾の角を利用して「穢土転生」させた八尾の前任の人柱力であるブルービーを尾獣化させることに成功している。元は茶釜に封印された砂隠れの老僧の生霊だと言われているが定かではない。唯一、名前の方が先に明かされた尾獣である。一人称は「オレ」もしくは「オレ様」。性格はガマ吉曰く「ファンキー」で、好戦的である。八尾曰く「九尾は勝手に尾の数で尾獣の力を決めるため、一尾と九尾は犬猿の仲」らしく、九尾とは「バカ狐」「クソ狸」と呼び合うほど互いに忌み嫌っている。自らを道具として扱う人間を心底嫌悪しているが、他人に蔑まれながらも自分を友として扱った分福のことは六道仙人に似ているとして認めており、大戦でマダラとの戦いで自分を友として扱うようになった我愛羅を「分福に似ている」と認め、気遣うようになる。オビトによって引き千切られたチャクラの一部がナルトに移され、そのチャクラ体が精神世界にて六道仙人・ハゴロモと再会した際には、自分の行いを甘いと自嘲するハゴロモに間違っていないとするナルトの言葉に賛同した。風遁や磁遁のチャクラ性質を持っており、得意技は体内で練り込んだチャクラを暴風の砲弾に変え口から噴射する「風遁・練空弾」。体の文様は呪印の役目を果たし、磁遁と組み合わせる事で巨大なピラミッド状の封印術「砂漠層大葬封印」を可能とする。守鶴を体に封印された者が寝てしまうと、肉体を守鶴に乗っ取られてしまうため、人柱力は必然的に不眠症となる。その一方で守鶴の意識を表に出さないと全能力を発揮できないため、必要な場合は「狸寝入りの術」で術者が眠らなければならない。開始当初は砂の相談役、チヨによって四代目風影の次男・我愛羅に封印されていた。彼の前にも分福を含め2人の人柱力がいたが、いずれも寿命を迎える前に守鶴を抜かれ死亡している。暁のデイダラによる砂隠れ襲撃の際、里を救うために力を使い果たした我愛羅は捕獲され、「封印術・幻龍九封尽」により守鶴も彼から引き剥がされ外道魔像に封印された(我愛羅もその際に一度死亡したが、チヨの転生忍術によって蘇生している)。十尾のチャクラがオビトから引き剥がされた際に他の尾獣同様解放される。その後、完全復活を果たしたマダラに我愛羅との連携技「風遁・砂散弾」を皮切りに応戦するが、再び外道魔像の鎖を付けられ封印されてしまった。死を司り、怨霊を常に纏っている死神のペットとされる。生霊と呼ばれ、口からチャクラを練りこんだ強力な炎を噴射することができる。一人称は「私」。その外見と能力の割に、お淑やかな口調をしているが、性格は肉食獣らしく獰猛。二位ユギトに封印されていたが、暁の飛段と角都によって襲撃を受け捕獲、外道魔像に封印された。その後、ナルトと九喇嘛が協力して操られた尾獣たちと戦い、尾獣達の杭を抜く際に尾獣達の深層心理に入ることで出会えた。その際、四尾が残した言葉よりナルトにチャクラを分け与えた。十尾チャクラがオビトから引き抜かれた際に解放されたが、直後に襲来したマダラによって他の尾獣ともども外道魔像に引きずり込まれる。カグヤ封印後は森へ帰った模様。巨大な体躯を持つが、高速で泳ぐことや巨体にも関わらず水面高く跳び跳ねることが可能。アニメにおいて、「別の次元から現れた」との設定がなされている。一人称は「僕」で、内向的で大人しい性格をしている。原作では確認されてはいないが、多くの術を操る。人間に幻覚を見させる効力のある霧を発生させることもできる他、高周波を帯びた咆哮は堅い水晶体ですら超振動で粉砕する。高圧のチャクラを周囲に展開させることで津波を発生させたり、他の尾獣同様チャクラを顔前に球状に圧縮、発射したり水を吐いたりすることも可能。三本の尾には多数のトゲがあり、これを束ねることで敵を貫く攻撃法もある。体内には特殊な空間が広がっており、大きさにいくつかの差がある無数の三尾の分身体がうごめいている。体表を覆う甲羅は、紅蓮の忍術である晶遁系の術も通用しないばかりかかすり傷一つ負わせることも敵わない程の防御力をもつ。第三次忍界大戦時から霧隠れが有していたが、敵である木ノ葉を潰すため、戦場で拉致した木ノ葉隠れの忍・のはらリンに強制的に封印される。直後にリンは自殺したため目論見は失敗し、その後は四代目水影・やぐらに封印された。やぐらの死後は封印から解放され野に放たれていたが、暁のデイダラとの戦闘に敗れて(デイダラ曰く人柱力でなかったため知能があまり高くはなく、力の抑制が下手だったため)捕獲され、外道魔像に封印された。疾風伝では、二尾と同時期に捕獲されておらず、アニメオリジナルストーリー「三尾出現の章」に登場している。三尾捕獲を目論む大蛇丸は、三尾をコントロールする能力を持つ少年・幽鬼丸を使い捕獲を試みるも失敗。木ノ葉と音との争奪戦の後、デイダラとトビが現れ原作通りに捕獲された。後にナルトと再会した際、前述の事件に根を持っているらしく拗ねていた。一人称は「俺(オレ)」。他の尾獣の中でも自己主張が強く、派手な自己紹介をしたり、四尾と呼ばれることを嫌い自分を名前で呼ぶことを求めたりしている。名の口上は「水簾洞の美猿王、六道仙人より孫の法号を与えられし仙猿の王、孫悟空斉天大聖」。また、「ウキキィー」と猿らしい鳴き声を上げる癖がある。トビのペイン六道となり操られた老紫(尾獣化)にナルトが飲み込まれた際、精神世界の中で彼と出会う。そこで自分や九尾の名前を教え、同時にナルトが自分たち尾獣と本気で友達になりたいと望んでいることを知る。彼に協力し現実空間の自分を止めるための方法を教え、それが成された後は外道魔像に再度吸い込まれた。また、吸い込まれる直前にはナルトに自らのチャクラを僅かながら与えると共に、魔像に縛られていた他の尾獣・人柱力達に彼のことを伝え、最後の最後で老紫とも心を通わせた。ナルトの中に封印されたチャクラ分身はその後、六道マダラやカグヤとの戦いで彼に力を貸した。本体は解放後、ねぐらの水簾洞に帰った模様。なお、老紫やナルトからは「孫」と略して呼ばれる(当人は嫌がっているが、ナルトに関しては彼が口上を覚えられなかったため諦めている)。一人称は「私(わたくし)」。獰猛であるが、根は礼儀正しい性格をしている。沸遁のチャクラ性質を有しており、それを生かした突撃攻撃を得意とする。また、本人は女性的で礼儀正しく穏やかな物言いだが、ナルトに渡されたチャクラ分身は男性的でテンションが高い。一人称は「俺」。くだけた性格と口調をしており、語尾に「~やよ」と付ける。洞窟内に棲む模様。あらゆるものをボロボロに腐敗させるガスを吐く。疾風伝では、サスケがキラービーと戦う前後ではまだ捕獲されておらず、人柱力のウタカタと共にオリジナルストーリーにて「六尾発動の章」にて登場。人柱力のウタカタが禁術の発動を止める際にわずかに姿を見せる。自身をラッキーセブンと称し、一尾のようにファンキーでノリノリの性格である。七本の尾のうち六本は成長の過程で翅になっており、尾獣の中で唯一単独で飛行できる。幼少期は芋虫の姿をしていた。知能は高く、獰猛そうな外見に反して思慮深い。人柱力であるキラービーとは初めこそチャクラの奪い合いをしていたが、今ではビーが幻術を掛けられた際には八尾がそれを解くなど戦闘においても協力している。人柱力のビーを宥めることがしばしばあり、その自由翻弄な性格にさすがに呆れつつも、相棒兼保護者に近い役割で彼を支えていた。そのため、両者の仲は良好で、ナルトは自分と九喇嘛がこのような関係になりたいと憧れている。かつては四代目雷影・エーの従兄弟や叔父等が人柱力だった。ナルトとビーには「八っつぁん」の愛称で呼ばれる。蛸足を本体から切り離し、「変わり身の術」として敵を撹乱する事もできる(タコ足分身の術)。サスケとの戦いの後、新たなる忍界大戦を予感する。第四次忍界大戦ではナルトとビーと協力し、トビや人柱力六人との戦い、さらに十尾との戦いに挑む。その際十尾の尾獣玉を防ぐために自ら十尾の口の中で十尾の尾獣玉を自分の尾獣玉で押し返し、その爆発でもう一方の角も折れてしまった。最終的に完全復活したマダラにキラービーから引きずり出され十尾に飲み込まれてしまう。その後にオビトによってマダラからチャクラの一部がナルトに移された。雲隠れでは封印に琥珀の浄瓶を使用していた。外道魔像を口寄せしたマダラによってビーが八尾を抜かれた後も、タコ足の切れ端が触れていたことでビーは一命を取り留めた。第四次忍界大戦終結後は「下手くそなラップも癖になった」という理由から自らの意思でビーに再度封印され、彼と共生している。タコの触手を8本の尾に見立てるアイディアは単行本43巻170ページ「NARUTOオリキャラ優秀作発表その2」の読者の投稿したデザインを岸本が採用したもの。尾獣の中で最強とされる狐の魔獣。八尾・牛鬼と並んでもっともチャクラが強い。かつては雲隠れの里が手に入れようとして金銀兄弟が対決したが、失敗。やがて木ノ葉でのうちは一族に対する処遇に対して、不満を持ったうちはマダラが木ノ葉を抜けた際に野放しになっていた九尾を写輪眼で操り、木の葉への襲撃の際に九尾を使い初代火影・柱間と終末の谷で激突した。しかし、柱間がマダラに勝利した際に「火影式耳順術」でマダラのコントロール下から離れ、妻・うずまきミトに封印される。後にミトは初めて九尾をコントロールし、九尾のチャクラにより他者の悪意を感じ取れる境地に達した。その後、死ぬ直前まで人柱力としての使命を全うし、その後後任として自らの出身地である渦の国から連れてこられたクシナが二代目人柱力となる。しかし、今度はナルト出産の際、封印が弱まっていた隙を突いたトビによってクシナから引き剥がされ、写輪眼で支配下に置かれた状態で木ノ葉隠れの里を襲うが、クシナの夫となった四代目火影・ミナトが「契約封印」で瞳力から解放し、「屍鬼封尽」によって九尾の陰のチャクラを道連れにして封印。残り半分にあたる陽のチャクラを、自分とクシナの残り少ないチャクラと共に息子であるナルトに八卦封印によって封印した。これにより九尾の意識も分かたれ、それぞれ別の経緯を辿ることになる。ペインは九尾について「最後に封印しなければ力のバランスが崩れ尾獣の封印像が崩れ落ちる」と他の暁のメンバーに説明しており、九尾は最後に狩られる事になっている。また、六道仙人の血を引く雲隠れの金角と銀角は、九尾の体内のチャクラ肉を食べたことにより、そのチャクラを得て肉体を強化、さらに不完全ながら尾獣化も可能になっている。チャクラだけや尾獣の一部を食べることで力を得た者とは違い、半分ずつとはいえ本物の同じ尾獣を宿している人柱力が同時に2人存在していたという珍しい存在である。最強のチャクラを持つ全尾獣の集合体(九喇嘛曰く「国造りの神で、チャクラの始まり」)。土や水、空気に感じるものと同じこの世界を循環している自然エネルギーそのもの。オビト、ひいてはマダラの目的である「月の眼計画」に不可欠な存在で、尾獣狩りや第四次忍界大戦は全て十尾復活のために引き起こされたものであるが、復活には当然ながら九体の尾獣の力が必要になり、器として輪廻眼の口寄せである外道魔像(十尾の抜け殻)が不可欠である。その力で人々を苦しめていたが、六道仙人の身体に封印された(しかし、そのチャクラはあまりに強大で、邪悪なために人柱力となった六道仙人は人外の存在となっていた)。その後、六道仙人の死の際にはチャクラは九つに分けられて陰陽遁により各尾獣となり、チャクラを抜かれた肉体(外道魔像)は封印されて月になった。第四次忍界大戦において尾獣を封印した外道魔像をトビが口寄せし、一尾から七尾までの尾獣までしか封印できていなかったが、八尾は「鷹」が掴まされたタコ足分身や九尾は金角銀角兄弟の持っていた九尾のチャクラを使用したことで不完全ながら復活する(これは不完全であっても「無限月読」は発動できるためとトビはナルト達に語っている)。その後、大量の分裂体を放つなどの圧倒的な力でナルト達忍連合軍を追い詰めるが、大蛇丸に「穢土転生」されて戦場に到着した先代火影達が張り巡らせた結界「四赤陽陣」に閉じ込められ、更には初代火影の「仙法・明神門」によって動きを封じられる。その後はマダラに身体を乗っ取られそうになったオビトによって吸収され、当初は力を制御しきれていなかったために圧倒的な力で飲み込もうとしたが、必死に抵抗された末に彼の身体に封印された。その後、オビトが敗北した際に尾獣達のチャクラを引き抜かれ、一尾から七尾までが復活し、再び抜け殻となる。しかし、完全復活したマダラの手により再び外道魔像に尾獣達が捕獲され、復活後はマダラに吸収された。十尾の本来の姿である最終形態。蕾の中に輪廻写輪眼がある花が頭頂部についた途方もなく巨大な大樹。遥か昔から神柱として崇められ、千年に一度神樹のつけた禁断の実がチャクラの源であったとされるが、決してその実に手を付けてはならないというのが伝承であった。チャクラの実を大筒木カグヤが口にしてチャクラを得たことで取り返そうと動き暴れだしたのが十尾で、十尾を止めて己に封印したのがカグヤの息子である大筒木ハゴロモ(六道仙人)である。しかし、これはハゴロモが残したうちは一族の石碑を黒ゼツが書き換えたものからくるもので、十尾の本当の正体は神樹と一体化したカグヤ自身。黒ゼツ曰く「チャクラの実を取り返そうとした神樹の化身ではなく、二人の息子(ハゴロモとハムラ)に分散したチャクラを取り戻そうとした母の意思」でもあるが、この事は黒ゼツが裏で暗躍していたことも含めてハゴロモも知らなかった事実だったらしく、十尾の正体に関する記述には手は加えられていなかった模様。つまり神樹や十尾が人々に害意を持って動き出したわけではない。最終的には黒ゼツによってマダラがカグヤ復活のための触媒にされたことでそのままカグヤに取り込まれるが、カグヤが再び封印される際に全ての尾獣やマダラが排出され、抜け殻(外道魔像)はカグヤと共に月に封印された。十尾が自身の身体から生み出した生命体。サイズは人間より少し大きい程度から巨大なものまで様々である。
出典:wikipedia
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