八千代市公共施設循環バス(やちよしこうきょうしせつじゅんかんバス)は、千葉県八千代市内を循環していたコミュニティバスである。愛称は市内をぐるっと回るということから「ぐるっと号」(ぐるっとごう)と付けられ、4コースの運転が行われた。また、この項目では、これに変わった試行運行についても述べる。千葉県八千代市は東京のベッドタウン(八千代台団地、高津団地、村上団地など)として人口が増加した。しかし、その頃に移住してきた人々の高齢化が進んでいくものと推定された。そこで、マイカー等の交通手段を持たない市民を含めた幅広い年齢層の交通の利便性を確保し、市内の公共施設を市民により多く利用してもらうために、また、地域コミュニティ活動の活性化などを目的として、1998年3月2日から公共循環バスぐるっと号の運転を行うこととした。なお、八千代市は、車両の代金および1コースにつき年間1600万円を限度とした補助を行うこととし、運行は地元のバス会社に委託した。その後、当地を走る東洋バスが規制緩和に伴う不採算路線の廃止を行ったため(米本団地 - 小室間など)、初期の目的のほかに、阿蘇地区におけるスクールバスとしての利用など既存の路線バスが廃止されるあるいは存在しない公共交通不便地域に対する公共交通として利用された。このようにして運行を行ってきたが、八千代市におけるバス路線環境の変化と八千代市の財政の再建などともあいまって、運行形態などの見直しが進められた結果、2012年8月31日で運行終了し、翌9月1日から新たなコミュニティバスとして1年間の試行運行を行った。2014年1月7日からはコースを見直し、3月31日まで3ヶ月間の試行運行を行なった結果、八千代台コースのみが継続、他コースは7月31日にて廃止となった。現在の名称は、八千代市コミュニティバス。2014年1月7日から運行開始した試行運行は9コースがあったが、2014年8月1日からは八千代台コースのみの運行となっている。運行は京成バス新都心営業所習志野出張所に委託している。2015年9月1日からPASMOが導入された。ぐるっと号は4コースがあった、A - Cは東洋バス新山営業所、Dは京成バス長沼営業所花見川車庫に委託していた。毎週月曜日から金曜日に運行され、祝日なども運転されたが、土日は運休だった。各コースとも運賃は100円で1時間20分ほどかかり、右回りと左回りが3回ずつ運行されていた。なお、車椅子での利用もできたが、安全上の問題もあって、乗降できるバス停が限られていた。なお、バス停には各コースごとに番号が1から付与されていた。多くの区間は、過去に東洋バスや京成電鉄(現在は京成バス)が路線を持っていた区間であり、それらの代替機能も有している。2012年9月1日から試行運行を開始した。7コースで運行し、南部、村上駅、平戸橋、阿蘇小学校通学支援は東洋バス新山営業所、市営霊園、八千代中央駅、睦小学校通学支援は京成バス長沼営業所(12月22日まで)/新都心営業所習志野出張所(12月23日から)に委託していた。各コースとも運賃は200円で、八千代中央駅、村上駅、米本団地で各コースとの乗り継ぎが可能で、乗り継ぎ後の運賃は100円だった。2013年8月31日で試行運行の期限を迎えたが、最終便の運行時刻を繰り上げて12月28日まで継続運行した。その後、コース、運賃制度の変更を行い2014年1月7日から3月31日まで9コースで運行し、2014年7月31日をもって以下の路線が廃止され、東洋バスは撤退した。なお、コースは高津、大和田、勝田台、村上駅、平戸・小池、阿蘇小学校通学支援は東洋バス新山営業所、八千代中央駅、睦小学校通学支援は京成バス新都心営業所習志野出張所に委託していた。2015年4月1日から八千代市マスコットキャラクターやっちをラッピングした三菱ふそうKK-MJ23HEの0301が担当している。2015年3月31日までUDトラックス(旧:日産ディーゼル)のKC-RN210CSNを用いていた。京成バスは予備車がなかったので検査時にはいすゞのP-MR112Dを使用したこともあった。バスデザインは、公募により決定されたものである。東洋バス、京成バス共に日産ディーゼル車は一般路線車で使用されていない。
出典:wikipedia
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