strcpyは、指定したアドレスに指定した文字列をコピーするはたらきをする関数である。C言語の標準Cライブラリ、(文字列操作関数群)で定義されている。ストリングコピーなどと呼ばれることが多い。strDestが指す文字列に、strSrcが指す文字列をコピーする。コピー元とコピー先が重なる場合の動作は、定義されない。strDestの値を返す。strcpyを使用して文字列をコピーし、コピー先の文字列をprintfを使って表示する例。strcpyを自前で定義する場合は、以下の様にする。strcpyはコピー先のバッファの長さを関知しない。もしコピー元の文字列の長さがコピー先のバッファの長さよりも大きい場合は、プログラムがクラッシュしたり、メモリ破壊を起こしたり、バッファオーバーランを引き起こす可能性がある。一番簡単な対策としては字数制限機能があるstrncpy関数を使用することが考えられる。他にも一部の処理系ではstrlcpyやstrcpy_sを使用することもできる。
出典:wikipedia