『封仙娘娘追宝録』(ふうせんにゃんにゃんついほうろく)とは、富士見ファンタジア文庫から出版されていたライトノベル。作者はろくごまるに。宝貝(ぱおぺい)と呼ばれる、神秘の道具を追い求めて旅をする和穂と殷雷を主人公にした中華風ファンタジーである。仙人の世界に住む道士の和穂は、仙人になるための昇格試験を受け、見事合格した。しかし、仙人になったのもつかの間、和穂は不注意から爆発を伴う大事故を起こし、師匠である龍華がかつて生み出した欠陥宝貝の封印を解いてしまう。封印されていた欠陥宝貝には、単に欠陥を持つだけではなく、危険性のある物も含まれていた。封印されていた数は、七百二十七にものぼる。欠陥宝貝たちは再び封印されることを恐れ、仙人の手の届かない場所、すなわち人間の世界に逃走を図り成功した。もはや、対処しようがないという事で和穂はお咎め無しとなったが、責任感の強い和穂はその処分に納得いかなかった。「私が人間界に行って、全ての宝貝を回収します」和穂の懇願を聞き入れた仙人達は、人間界にさらなる混乱を招きかねない和穂の仙術を全て封じた上で、回収に必要な最低限の宝貝を持たせて人間界へと送ることとした。しかし、欠陥宝貝の中には、新米仙人の失敗に付け込んで逃亡を図ることを良しとしない者がいた。刀の宝貝、殷雷刀である。殷雷は和穂を心配する龍華達に頼まれ、和穂の護衛として共に人間界へと渡る事となる。本編の他、一話完結型の短編集が存在する。本編と短編は、基本的に独立した別個の話とされており、作者のろくごまるにも主要人物・宝貝(和穂や殷雷、断縁獄や索具輪)以外は短編に登場した宝貝が本編に登場したりといった事はしないとあとがきで述べている。しかし、本編「刃を砕く復讐者(下)」では短編で既に遭遇・回収した深霜刀や導果筆が登場している。以下、特に記載のないものは龍華の作。
出典:wikipedia
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