『桃華月憚』(とうかげったん)は、2007年5月25日にオービットのROOTブランドより発売されたアダルトゲーム。及び、それを原作として放送されたテレビアニメである。2009年10月1日には、PS2への移植版『桃華月憚 -光風の陵王-』が角川書店より発売された。※声の表記はPC版 / PS2版 / テレビアニメ版の順。仮面の継承者・阿麻氏のヤフツが第二の西王母を作り出そう古の儀式として失敗し、セイ、フウ、ジュナに女神としての力が宿って誕生した3人の女神姉妹。2004年夏に配布されたファンクラブ会誌にて『顔のない月』の続編、『桃華月憚 〜顔のない月II〜』として発表されたが、2006年秋に副題の『〜顔のない月II〜』を無くした『桃華月憚』へタイトルが変更された。その後、ファンクラブ会誌で10名近いヒロインのラフ画を公開した後に説明なくすべてが破棄され、『〜顔のない月II〜』には『ヤミと帽子と本の旅人』の東葉月を登場させるとの言及があったが、果たされていない。しかし、『顔のない月』の登場人物の1人である東衣緒が成長した姿で本作にも登場し、副題の抹消が続編であることを否定したものかは明確にされなかったため、各メディアの紹介において情報の混乱を招く結果となった。事前情報では1年間の学園生活を描くとされていたが、実際には12月程度でEDを迎える上、全ての「敵」を倒し終わることも無ければヒロインの個別EDと言えるものも無く、実質的には何も解決しない。また、フルボイスと発表していたにもかかわらず予約期間終了後にパートボイスへの仕様変更を宣言し、ゲームの序盤部分とごくわずかの部分に入るのみで、重要なシーンも含めたほとんどの場面で音声が入らない仕様となった。発売から半年以上経過後、フルボイス化DISCが送料自己負担の上で無料配付されることとなった。ストーリーには、『ヤミと帽子と本の旅人』や『顔のない月』だけでなく、オービット内で実質上凍結中の他ブランド作品、はては一部スタッフがかつて所属していた他社の作品『Re-Leaf』とも密接にリンクしている個所が存在しているため、本作品のみで全貌を理解することは困難となっている。ストーリーやボイスなどのあまりの不備に埋もれがちだが、マップ移動でA→B→C(ショートカットといえるような経路ではない)の所要時間がA→Cより短い、戦闘部分では発売前は公式サイトや雑誌に記載されていたはずの必殺技システムが全く実装されていないなど、根本的な部分での不整合や未完成が目立つ。『桃華月憚 -光風の陵王-』ではシステムや構成が大幅に修正されている。主な変更点は以下の通り。また、前述の通り関係が曖昧だった『顔のない月』を前日譚と明言し、DXパックには倉木鈴菜シナリオのみを収録したPS2版『顔のない月 〜Select Story〜』が同梱された。しかしこのPS2版もバグとは無縁ではなく、橘左近が課すミッションの2周目を請け負うとゲーム進行が停止してしまう。神話の息づく地上津未原(かみつみはら)を支配する名家の子、守東桃香は目覚めたときにすべての記憶を失っていた。彼は記憶の手がかりを求め、桃歌台学園に通うことになる。学園生活を謳歌する桃香は知らなかったが、彼の過去には単なる記憶喪失以上のものが隠されていた。その秘密をめぐり、多くの者たちが暗躍する。アダルトゲーム版と同名タイトルで、2007年4月から同年9月まで放送された。全26話。こちらは『顔のない月』との関係は不明。テレビアニメ版『ヤミと帽子と本の旅人』(『ヤミ帽』)のスタッフが主であり、avex entertainment配給のエイベックス1社の提供番組である。主人公、桃花役の早見沙織は本作がアニメ初出演作である。『ヤミ帽』に多く散見された性描写は本作でも同様であり、同性愛や近親相姦を匂わせる描写までもが盛り込まれているほか、以下の仕掛けが用意されている。なお、本作の内容は基本的にアダルトゲーム版の設定やストーリーに準拠しているが、すべてが一致しているわけではなく、テレビアニメ版独自の設定も盛り込まれている(桃花とセイの関係など)。その名の通り、この構成手法は物語の結末(エピローグ)から発端(プロローグ)へと1話ずつ遡っていく。つまり、第1話が本来の最終話となり、最終話が第1話ということになる。「コンプティーク」にて連載。作画は雲屋ゆきお、脚本はゲーム版でシナリオを担当した宙型安久里。初回限定特装版と通常版も発売。
出典:wikipedia
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