『LA-MULANA』(ら・むらーな)は、GR3 PROJECTによって製作されたフリーソフトのアクションゲーム。後に、同メンバーのNIGOROによってアレンジ版が販売された。MSX用ゲームであるガリウスの迷宮を目指して製作された。タイトルの由来はディレクター「ならむら」の逆さ読みである。PC版は公開元サイトの閉鎖に伴って、現在は配布を停止している。PC版は公開されたもので3つのバージョンがあり、初期に作られたもの、最終ボスまでの部分が体験可能な未完成版、未完成版に多少の改変やお楽しみ要素などを加えた完成版、がある。GR3 PROJECTの活動終了に伴い、サヨナラ企画第1弾としてLA-MULANA製作時に使われたツール群をまとめた「LA-MULANAエディタ」が公開された。これによりLA-MULANAの改造、及び新規作成が可能となった。後に同制作メンバーのNIGOROが、グラフィックやBGM、システムを2000年代向けに作り直したWiiウェア版が北米・欧州・日本で配信される事が発表され、初めに日本版が2011年6月21日に配信された。北米・欧州版は販売が難航したが、販売元の変更など紆余曲折を経て、2012年9月20日に配信された。Wiiウェア日本版の販売はNIGOROの所属会社であるアスタリズムが担当し、欧米版はEnjoyUp Gamesが担当している。また、Wiiウェア版をWindowsに移植したリメイクPC版が2012年7月13日からダウンロード販売サイトのPLAYISMで配信開始され、2013年4月16日にSteamでも配信開始された。Steam版は日本語以外に英語、ロシア語、スペイン語にも対応しており、2016年5月12日にはSteam版がMac OS XとLinux(SteamOS)にも対応開始した。2014年12月17日には『LA-MULANA EX』がダウンロード専用ソフトとしてPlayStation Vitaで発売された。(開発・販売 ピグミースタジオ) 今作にてモンスター図鑑の追加、トロフィーやリーダーボードにも対応。その他、新たなファンの獲得の為に、ピグミースタジオとNIGOROが共同で様々な部分を再チューニング。名実共に「LA-MULANA」の最終調整版となっている。またイメージイラストは寺田克也氏の描き下ろしイラストに一新。PlayStation Storeで販売している。続編となるLA-MULANA2がKickstarterによる制作資金の募集が行われ、現在制作されている。主人公ルエミーザ=コスギを操作して、巨大遺跡LA-MULANAを探索し、遺跡に存在する敵や罠をかいくぐり、仕掛けられた謎を解いてLA-MULANAの真実を探る2Dアクションゲームである。ステージ構成や設定などに関しては、神話や伝承などがモチーフであり、敵キャラクターについても神話上での伝承に基づいている。冒頭でも記述された通り「ガリウスの迷宮」と遺跡冒険作品で知られる「インディ・ジョーンズ シリーズ」が本作のモチーフとなっている。本作はMSX風ゲームであり、MSXのゲームである事が重視された。そのため、ゲーム中に使われているグラフィックはTMS9918規格に準じて固定パレット全15色で描写され、ゲーム起動時及びセーブ・ロード時の表示は、MSXのそれを模している。なお、ゲーム会社のロゴは本作のモチーフ「ガリウスの迷宮」の製作元であるコナミをもじった「株式会社コバミ」という架空の会社となっている。BGMについては、コナミのSCCを意識したSSCC(三匹SCC)とローランド社のSC-88を再現したものを選択することが可能。多くのレトロゲームに見られるように、謎解きにおいて容易に解けるゲームではない。レトロゲーム独特の歯ごたえを楽しめる一方、操作性が悪く、その悪さ自体が難易度とストレスになることもある(アイテム入手によってある程度向上する)。謎解きはヒントが少なくやや難解で、行動範囲は広大に見えて実質選択肢は殆ど無く、良い意味でも悪い意味でも昔のゲームそのままである。そのやり応えの良さやゲーム構成が、世界で評価されている。その後、NIGOROが開発を進めたWiiウェア版は、プレイヤー層に合わせてグラフィックがアレンジされて豪華になり、システム面でもプレイがしやすいようにいくつか変更されている。その分、謎解きの位置や、オリジナル版とは違うアイテム配置がされていたり、ボスの挙動を変化させたりと所々で難易度を上げているところもある。Wiiウェアでの説明書以外にも、簡単な攻略を兼ねた電子書籍のガイドブックの配布も前後編で行う(オリジナル版では説明書でいくつかヒントが書かれていた)。それに際し、雑誌ムーの協力でクイズが執筆されている。大学の講義を終え、長期休暇の準備で心躍る主人公の元に、差出人不明の封筒が届く。それは今まで見た事のない紋様が刻印された金貨と「あの男」の文字で書かれていたメッセージであった。その短い文面から敗北を感じつつも、闘争心と好奇心を燃やした主人公「ルエミーザ=コスギ」は、全ての文明の起源となった未知の古代文明の存在を確かめるべく「La・Mulana」の地へと向かう。基本はキーボードでの操作だが、設定を行うことでゲームパッドに対応する。しかし、設定した場合も一部の操作はキーボードで行わなければならない。Alt+Enterでウィンドウモードにすることができる。F7で画面サイズの変更も可能。基本操作は、アローキーによる移動やジャンプ、メインウェポンを使った攻撃ボタン、遺跡進行を手助けするサブ道具使用ボタン、システム画面関係のF1-F5を使用する。リメイク版では独立した手持ちアイテム使用ボタンが設定され、飛び道具以外の任意使用アイテムはこれで使用する。ジャンプは移動中に行うと逆方向に戻れず減速する仕様で、垂直にジャンプすれば左右に落下することができる。ダメージを食らうとノックバックする。体力は、オリジナル版ではデータをロードすれば全回復、リメイク版では地上にある温泉につかることで回復できるほか、遺跡探査中だと体力最大値上昇アイテムを入手した時や敵を倒して増やすEXPを満タンにすることで全快することができる。探索を進めていくことで得られるアイテムで、主人公の動きを拡張することが可能。主人公が愛用するノートパソコンはMSXであり、ゲームを進めるためのアイテムとしてMSXのROMを使用するほか、各ステージに隠されたMSXゲーム(オリジナルではほぼコナミ製、リメイク版ではNIGORO制作のゲーム)ROMの収集要素もある。ROMは、MSXに装備することでラムラーナ文字の解読が可能になったり、地図を入手していれば地図を表示するものがあったり、一見何にも使えなさそうなソフトでも特定の組み合わせにより様々な効果が現れる物も存在する。リメイク版においては、ROMはインストールするソフトという形に設定され、メモリに空きがある限り3つ以上使用することができる。STEAM版においては実績が実装され、プレイによって獲得することができる。
出典:wikipedia
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