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芳香族ポリエーテルケトン

芳香族ポリエーテルケトン(ほうこうぞくポリエーテルケトン)は、ベンゼン環がエーテルとケトンにより結合した直鎖状ポリマー構造を持つ、結晶性の熱可塑性樹脂に属するポリマーの総称。工業材料としてはポリエーテルエーテルケトン (PEEK) が有名である。エーテル結合とケトン結合を交互に配置した基本的な直鎖状構造を持つポリエーテルケトン (polyetherketone, PEK) と、エーテル・エーテル・ケトンの順に結合を配置したポリエーテルエーテルケトン (polyetheretherketone, PEEK) が工業的に製造され、特に後者は用途を拡大している。これらの他に、結合の配置を変更したポリエーテルケトンケトン (polyetherketoneketone, PEKK) やポリエーテルエーテルケトンケトン (polyetheretherketoneketone, PEEKK) も芳香族ポリエーテルケトンの一種である。また、現在は研究段階にあるエステル結合を加えたポリエーテルケトンエステルもこの群に加わる。5種類の製法に大別される。ただし工業化されているものは求核置換反応法と求電子置換反応法の2種類のみであり、残る3種類は特許開示がなされている。PEKは、フッ素と水酸基を置換体として各端に結合させたベンゾフェノンを求核置換反応で結合させて製造する。PEEKは、ヒドロキノンと、フッ素を置換体として両端に結合させたベンゾフェノンを求核置換反応で結合させて製造する。触媒には炭酸カリウムなどを使用する。フッ素は置換体としては高価なため、塩素などの利用も研究されている。PEKは、片方にケトン基を介して求電子剤として塩素を結合させた、すなわちアシル基 −C(=O)Cl としたベンゾフェノンをフリーデル・クラフツ反応(求電子置換反応の一種)で結合させる。触媒には塩化アルミニウムなどを使用する。PEKKは、ベンゾフェノンと、両端に求電子剤として塩素を結合させたケトン基を持つベンゼン環を、塩化アルミニウムなどを触媒として、フリーデル・クラフツ反応で結合させて製造する。この製法では分岐構造や異種結合が起こりやすく、反応のコントロールが難しい。PEEKの製造法。工業化はされていない。タイコインターナショナルが特許を所有している。出願はレイケム (Raychem Co.) だが、1999年の同社買収によって所有権が移転した。PEEKおよびPEKKの製造法。工業化はされていない。インペリアル・ケミカル・インダストリーズ(ICI)が特許を所有。工業化はされていない。ユニオンカーバイド社が特許を所有。芳香族ポリエーテルケトンの先駆けとなったPEEKは1978年にICIが開発し、2年後に工業化した。電線の絶縁被膜や自動車用オイルシールリングでの利用から、その高い耐熱性や機械的特性の良さから用途を拡大して現在に至る。電線被膜や電気・電子関連部品。エンジンなど高温部での使用を含む自動車関連部品。航空宇宙関連の材料部品。鉛フリーはんだ素材、電子回路基板など。また、耐薬品性や耐腐食性機能を生かし、薬品・溶剤・腐食性ガス製造ラインの部品にも活用される。

出典:wikipedia

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